読書感想文(39)中河与一『天の夕顔』新潮文庫
はじめにこの本を初めて読んだのは多分大学一年生の頃、買ったきっかけはネットで和泉式部の歌を調べている時に見つけたことです。内題と第一章の間のページに「つれづれと空ぞ見らるる思ふ人天くだり来むものならなくに」という和泉式部の歌が書かれています。これによってヒットしたのです。当時和泉式部に関連する書籍を可能な限り集めていたのでこれも買いました。
しかし内容は全く和泉式部と関係ありませんでした。ただこの本を読んで良かったなーと思ったのは覚えています。具体的に何を思ったのかはあまり