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2024年は中古マンションを買うぞ!

2023年はコロナ自粛が解禁され、仕事でもプライベートでも海外に行く機会が増えた年でした。ふだん見られない場所に行ったり、ふだん会えない人と直接会えたり、ふだん経験できないことをできるのはやはり良いものです。家族ともども良い思い出が増えました。

2024年のテーマは引っ越し。自宅の戦略を大きく変えようと思っています。これまで新築にこだわっていたのを大きく転換して、”買える家”を買おうと。つまり中古のマンションにしようと。

もともと新築にこだわっていたのは妻の方で、新婚以来10年住み続けた賃貸マンションも新築でした。私は当初は新築にこだわっていなかったのですが、しかしいざ買おうとするとむしろ中古価格の方が新築に追いついてしまっており、これに売買手数料が加わると普通に新築の方が安いという現象が見られるため、私もやがて価格面で新築派になっていきました。

よく新築マンションは株のIPOに例えられたりしますが、なるほどIPOと考えると中古(流通市場)よりもディスカウントが効くのはごく自然です。長らく「新築は買った瞬間に3割損をする」説に惑わされてきた身としては、なぜもっと早くこのIPO説に触れることができなかったのかと悔やむばかり。

がしかし、多くの人が「新築の方が安い」と気づき始めてからは全く別の問題が出てきました。とにかく抽選に当たらない。買えない。

確かに人気のIPOは抽選になることを考えればこれはごく自然な成り行きでした。

SKY DUOの100倍が当たらないのはしょうがないとしても、パークタワー勝どきにエントリーした過去5回ほどの抽選はどれも2~4倍だったのにこれも当たらない。

スタイルアクトの沖さんが「抽選とは名ばかりで実際は買ってくれそうな人に抽選を当てている」という発言をされていましたが、あのお祭りで使う透明なガラガラによる抽選方式を目の前で見せられてもなお結果が操作されているのだとしたら私は世の中への信頼度が大きく揺らいでしまいそうです(同時に、操作方法を知りたいという気持ちも強い。ミステリの謎解きみたい)。

そこで一周回って考えを改めるようになりました。

中古の良さとは、価格が安いことではなく、「買える」ということなのだと。新築よりも高いのはそのプレミアム(いわばコールオプション)なのだと。

抽選に落ち続けたことで夫婦ともに「中古でもしゃーないね」という方向に気持ちが傾いていき、「間取りと場所だけこだわって、あとのスペックはリフォームで何とかしよう」ということになりました。

リフォーム代もかさんでしまいますがこれも中古プレミアムとして呑むしかありません。

というわけで、もともとはエントリーするはずだった今月のパークタワー勝どき並びにグランドシティータワー月島の抽選はどちらも断念することにしました。

さようなら三井不動産。さようなら住友不動産。

自動的に次期SKY DUOも諦めざるをえません。さようなら超望。

もともと、子供部屋(少なくとも子供用スペース)を確保するだけの広さが欲しいというところが出発点だったので、必然的に今よりも郊外側で探すことになります。

木場、東陽町、辰巳、東雲、有明あたりが有力で、あとは晴海フラッグの板マンという選択肢も残ってはいます。

新築で4桁万円で売られていた部屋を2億円で買わされるのかというグギギ感は否めませんが。

あとは子供の小学校問題も大きいのですけれども、懸念の一つだった「今のお友達と離れてしまう」は、全く違う形であまり問題にならなさそうだとわかりました。

というのも、我々がここを動かなくともクラスメートがすごい勢いで入れ替わるからです。

弟や妹が増えたりして部屋が手狭になったり、あるいは小学校も半ばになってくると子供部屋を求めて郊外に行く人が多いので、お友達になった子のうち既に何人かは昨年中に引っ越してしまい、その傾向は今年も続きそうです。どうなってるの東京。

それなら我が家が移ったところであんまり変わらないかなと。

校区の学校の情報を集めるのは本当に大変ですし、PTA含めた保護者としての方針まで含めるとそれこそもう何を信じていいのかわからなくなりますが、最後はエイヤーで決めるしかありません。

田舎なんてそもそも小学校を選ぶことなどできなかったので、そういうものだと割り切ります。

そんなこんなで今年は昨年にも増して慌ただしくなりそうです。

妻からは「あなたの荷物、半分くらいに減らしてね。ここに来たとき200箱くらいあったけどこのままじゃ次は200じゃ済まないから」と発破をかけられておりぐうの音も出ません。

私が断捨離されないようにがんばります。

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