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一晩でTOEICスコアを50点アップさせる方法

そんなもんねーよ、というネタ投稿ではありません。真面目に書いています。

結論から言えば、「十分な睡眠時間を取った上で眠眠打破を飲んでテストに臨む」です。

そうですドーピングです。もちろん合法ですし試験規定にも抵触していません。

これはTOEICテストにおける最も難しい特性、すなわち「聞き返せない」「時間制限がある」という部分を少しでも克服するために有効な方法です。

TOEICに限りませんが、人生で出会う各種の問題に比べて、ペーパーテストは「必ず正解がある」という点で極めて簡単であり、同時に「時間制限がキツい」という点が最も難しい部分です。

私が小学生の時に読んだ野口悠紀雄先生のベストセラー『超・勉強法』に書かれていたことでもあり、おかげでその後の各種試験の難易度をかなり下げてくれました。

曰く「試験勉強なんて簡単だ、仕事や人生の問題と違って必ず正解があるのだから。しかし時間制限があるというところは難しい。仕事や人生の問題をわずか2時間で解かなければいけないなどということはない。この時間制限という特性を踏まえると「暗記」は有効だ。試験当日にじっくり考える時間がないからだ」

ありがとう野口先生。

TOEICも問題文自体は実はさほど難しいものではありません。しかし時間制限があるということが高得点へのハードルを上げています。

リスニングであれば、「聞き返せない」「聞き流せない」という特性は日常会話と大きく異なります。ぶっちゃけ我々はふだんの会話で相手の話を1秒たりとも聞き逃すまいなどとは思っていません。聞き取れていないのにそのまま流すことも頻繁にあります。TOEICはそれが許されません。TOEICのリスニング問題では奢り奢られのシチュエーションもしばしば出てきますが、そんな時にSNSの奢り奢られ論争が連想されて気が散ってしまったらもうアウトです。その1秒を聞き逃したことで解答できなくなってしまいます。求めらる集中力は日常会話の比ではありません。

リーディングの方は読み返しが可能とはいえ、あの分量をすべて読み解くには時間が足りないという人も多いでしょう。私は高校生の時に初めてTOEICを受けましたが、最後まで解ききれなかったことにショックを受けました。それまで英語の試験なんぞで時間が足りないなんてことはなかったので、普通に満点近く取れるやろと思って高をくくっていたのですが撃沈しました。

更に加えれば、実はリスニング問題もリーディングの集中力が求められます。正しく聞き取れていても、選択肢の問題を短時間で読み込めなければすぐに次の問題に移行してしまうからです。本当に1秒の猶予もありません。

というわけで、実はTOEICは集中力の持続テストでもあるのです。眠い頭で臨んでもろくな結果にはなりません。すっきりした頭で臨み、それを持続させるために「睡眠を十分とった後に眠眠打破」なのです。

別の言い方をするならば、「時間制限なしにあなたが得点できるスコアまではドーピングで引き上げることが可能」とも言えます。集中力とはすなわち持ち時間を延長させる能力でもあるのです。時間の延長によって上がるスコアが50点なのかどうかは私の目算ですが、しかし同じ英語力でも眠ければ50点くらいすぐ落ちますから、これくらいは集中力の差で上下すると思ってよいでしょう。もちろん950点の人が1,000点になることはありませんが、900点の人が950点になるくらいの効果はあると思っています。

もっと細かい話をすれば、午前一択だった昔の運用とは異なり今は午前の回と午後の回を選ぶことができるため、自分の生活サイクルに鑑みて集中できる方を選ぶことも有効です。多くの人は午後イチでは眠気が勝ってしまうと思いますが、起床時間が遅い人などは午後イチの方がむしろ集中できたりするかもしれません。

なお、カフェインを飲むとハイになるのではなくて逆に気持ち悪くなる人もいます。このあたりは事前に試して自分の体の相性を確かめておきましょう。

最後に、カフェインには利尿作用があるため、事前にトイレに行っておくことも重要です。試験中に尿意を催すとそれこそ試験の集中力は顕著に下がります。これじゃTOEICじゃなくて尿イック!みたいな雑念まで浮かびそうです。

皆さまの試験の健闘を祈ります。

かく言う私も最近は集中力も英語力も落ちてしまっている気がするので久しぶりにTOEICを受けてみようかと思ったことを契機としたメモでした。

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