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ティルト

どーもこんにちは パッケージです。

今回は「ザ・メンタル・ゲーム」のティルトの章についてざっくりまとめます。

↑ポーカーの専門家がメンタルの諸々について滅茶苦茶詳しく書いた本。すごい。


ちなみにティルトとは

プレイヤーが合理的な判断ができなくなり、感情にかられた行動をとるようになってしまった状態

の事を指します。



ティルトには以下の7種類がある。自分に当てはまりそうな所から見てみよう。無ければブラウザバックをお勧めする。

悪い流れティルト

他のタイプのティルトが重なって精神のリセットが間に合わなくなる事。

例:「俺はなんてダメな奴だ!」

アドバイス

・流れの良し悪しはコントロール出来ないのに、なぜそこに注意を払う必要がある?

・自分は予言者じゃないのだから、何が起こるのかなんて予想できない。やれる事は良いプレイを続ける事だけだ。

・全てはスキルである。まだその見返りを得ることが出来ていないだけだ。

・長期的には全てがスキルで決まるのであれば、短期的にもスキルに焦点を当てていかなくてはならない。

・君がコントロールできるのは、出されたカードにどう反応するかであって、どのカードが出るかではない。


不公正ティルト

自分が呪われている、ポーカーは不公平なゲームだという感覚。

例:「運が悪い!こんなの不公平だ!」

アドバイス

・君が何を公平だと考えようが、ポーカーにはそんな事お構いなしだ。

・運をコントロールする事は出来ないが、運をより深く理解する事は出来る。

・カードそのものをコントロールする事は出来ない。自分が出来るのはそれをどうプレイするかだけだ。

・不平不満を漏らすのは辞めよ。いつだって学ぶべき事はある物なのだ。


負けず嫌いティルト

負ける事を忌み嫌う余り、負けるとイライラする。

例:「なんでまたこんな負け方しなきゃいけないんだよ!クソ!」

アドバイス

・運のせいでプレイの質を落としてはならない。それは運に負ける事を意味する。

・もし良いプレイで金を失っても、君が上手いプレイを続ける限りにおいては、その負けは一時的な物に過ぎない。

・自分は常に完璧なプレイが出来る訳では無い。出来るのは自分にとってベストのプレイだけだ。

・今はそう思えなくても、自分はこのゲームに勝っているのである。だがティルトしていれば話は別だ。

・毎試合勝つのは不可能である。毎試合良いプレイを続ける事に専念する事。


ミステイクティルト

ミスを犯すとイライラする。しかしその理由は学習に対する誤った考え方によるものである。

例:「こうなるのは分かってたんだよ!クソ!なんで俺ってこんなに下手糞なんだ!」

アドバイス

・ミスは必ず起きる。より大きなミスとは、犯したミスをさらなるミスの呼び水にする事である。

・ただゲームに負けたというだけでは、直ちにそれが君のプレイが下手だった事にはならない。


権利ティルト

X・Y・Zの理由で自分は当然ここで勝ってしかるべきと信じ、勝利を失った時不当に勝利を奪われたように感じる。

例:「俺はこんな目に合うほど弱くないぞ。なんでこの雑魚相手にここまで負け続けなきゃいけないんだ?」

アドバイス

・君はうまくプレイ出来ている。運は君にさらなる金をもたらすはずだ。ただしそれは君が全部の金を持っていく資格があるという事にはならない。


復讐ティルト

相手のプレイにイライラし、なんとしても仕返ししてやりたいと考える。

例:「この馬鹿野郎にまともに付き合ってられるか!自分を何様だと思っているんだ?ファッ○!オールインだ!」

アドバイス

・怒りは今まで以上に上手くプレイできる様になる為の燃料とせよ。

・相手が君のプレイを読んでいる様に思えるのは単なる思い過ごしだ。自分のコントロールを失わない事。君に出来る事はそれしかないのだから。

・君がコントロールを失えば、それで得するのは宿敵の方である。


死に物狂いティルト

失った金を原点まで取り戻してやるという切迫した思いがあまりに強い場合、無謀な行動を起こす。

例:「勝てるまで何百回でもプレイしてやる!ファッ○!」

アドバイス

・死に物狂いの感情は、起きている事を認識しにくい感情である。

・それを見つけ出すには自分の乱れた行動の裏にある「今すぐ勝ちたい」「イーブンに戻したい」「負けで終わりたくない」という意図・衝動を自覚する必要がある。



最後に

ここに書いてある事は本文のほんの一部です。本文では100ページ以上使ってこの部分を説明しています。

本文は具体例も多くて結構面白いのでこの記事の内容に興味を持った方はぜひ読んでみて下さい(ガチマ)。



おしまい