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知らないという恐怖に勝った男の話【4/16(土) 神奈川県:セブンS川崎】

・エウレカ3&アネモネの2機種が全台系!!
・北斗宿命から7000枚OVERの大量出玉!!
・特定のサミー機種にも1台以上高設定があった!?

人は「恐怖」という感情を抱いてしまう生き物だ。ただ、恐怖を感じる対象は人それぞれ。そんなものは存在しないのかもしれないけれど、幽霊やお化け、はたまた宇宙人という未知の存在に恐怖心を抱く人は少なくないだろう(パチスロ界の宇宙人は大歓迎なんだけど)。もう少しリアルな話をするなら、突然街で知らない人から話掛けられたりしたらドキっとするだろう。それが街灯ひとつない真っ暗な夜道での出来事だったりしたら尚更だ。声を掛けてきた相手に危害を加える気がなかったとしても、つい構えてしまうシチュエーションってあるよな。もっと規模の大きな話であれば、人のチカラでは抗うことのできない自然災害や、事故。今、世界的に流行っている疫病だって恐怖を感じる対象になるだろう。

では、何故、人はそれらを恐れるのか。答えは明白。知らないからだ。その対象をよく理解していないからつい身構えてしまうし、いざ自分の身に降りかかったらどう対処して良いのか分からないから恐怖を感じるんだと思う。まぁ、たとえ理解していても怖いものは怖いし、恐怖という感情が欠落していたら人間はここまで繁栄してないとは思うけどね。
 
さて、この流れでもう分かるかもしれないけれど、知らないからこそ感じる恐怖というものはパチスロにも存在すると思うんだ。知識がないからこそ打てない。知らない台だから怖いと感じてしまう。そんな経験、あんたにだって1度や2度はあるんじゃないか。たしかに知識は大事だ。知識がなければ高設定を手放すことになるかもしれないし、低設定をダラダラと粘ってしまうことに繋がりかねない。勝つためにはホールのクセや状況を把握することと、台の知識が必須。でも、知識にこだわりすぎるのもある意味悪手。ゲーム性や設定差がある要素を熟知している台があったとしても、そこに高設定がなければ勝てる可能性は当然下がる。逆に高設定が使われる可能性があるのであれば、無知という恐怖に立ち向かうことも必要だと思うんだ。
 
ということで今回のネタは桜の花が儚げに散り始めた4月16日。神奈川県川崎市にある「セブンS」で知識のない機種で立ち回ろうとした男の話だ。まぁ、例によって俺の話なんだけどな。
 
前回(3/19)はサミー機種が賑わっていたから、当然今回も狙いはサミー。その法則を知ってか知らずか、他のお客もサミー機種が固まっている一角に足を運んでいた。なるほど、皆狙いは一緒ってことね。俺が朝イチに選んだのは前回同様



北斗宿命。
 
前回は全台系じゃなかったから、今回こそはと挑んでみたものの、どうやら今回も違ったみたい。知らない機種に挑んだとか言ってるけど、初手は北斗宿命かい!!ってなった人もいると思う。それに関しては許してほしい。俺、この台好きなんだよ。
 


それにしても俺が打つ北斗はどうしてこんなにも連チャンしないんだろう。
 


 
そして、同じシマって戦っていたお兄さんは何故こんなに連チャンさせられるんだろう。普段何を食べているのか聞いておくべきだったのかもしれない。
 
北斗宿命をスカった時点で早くも俺の立ち回りは暗礁に乗り上げていた。


 

 


出ている台はそこそこある。今回もサミー機種狙いは正解だったと思うんだけど、高設定の可能性が高い台は空きそうにない。となると、空き台のなかから次の一手を探さないといけないんだけど、この時点で空いているのは…
 
朝から手つかずのアネモネと、ほとんど回っていないAngel Beats!ぐらい。どっちも詳しいとは言えない機種だ。でも、まだ全台系っぽい機種は見えてきていない。もし、全台系があるのであればこの2機種のどちらかかもしれない。ほとんど知らない台だから、怖くはあるけれど、ここで攻めないのであればサミー機種が強いセブンSに足を運んだ意味がない。そう思い、ほとんど知識のない台の前に座った。
 


 


俺が選んだのはカタカナのカチトレでお馴染みのアネモネ。スマホで台の情報を簡単に調べられる時代とはいえ、パチスロの押し引きは体感的な部分も大事。それが全くない状況で勝負に出るのは怖かったけれど、恐怖を感じる前に
 

 


銅トロフィーが出現。セブンSは全体的なベースが高めだから油断はできないけれど、もしかしたらもしかするかも。それになんだか妙に初当たり軽い。ここまでの最大ハマリは346G。知識がなくても実戦データが続行を決断させてくれた。
 
その後もとにかく初当たりが軽い。ニルヴァーシュが強すぎてATは伸び悩んだけど、設定的な意味で手応えアリ。そんなことを感じ始めた矢先に
 

 金トロフィーが出現。

手応えが確信に変わった瞬間だった。さあ、舞台は整った。あとは粘るだけ。そう意気込むと今度はATが応えてくれた。
 

 



BURSTをたんまりストックして、イケイケ感満載の無敵状態を堪能していると
 

 
見事、エンディングに到達。知らない恐怖に打ち勝った瞬間だった。
ちなみに、途中、隣で打っている青年が「キリン柄のトロフィーが出ました」と声を掛けてくれた。もう1台も危なげない展開で出玉を伸ばしていたので、アネモネは全台系で間違いなかったんだと思う。
 
パチスロにはいつだって勝ち負けが付きまとう。負けるリスクを少しでも減らすために知識や情報は必要不可欠。でも、もっと大事なのは勝てる環境で打つこと。設定状況が良いのであれば、時にはリスク覚悟で攻めるのもアリ。台の知識だけあっても高設定を打てなければ、結局勝率は下がってしまうからね。まぁ、アネモネを打つかどうか30分以上うじうじ悩んでいた俺に言われても説得力はないかもしれないけど。
 
 

~~今回のまとめ~~

自身で打っていたアネモネは設定4以上、隣のアネモネは5以上、さらにその隣も初当たりが軽く、出玉を持っていたから全台系で間違いないと思う。

ただ、この日の全台系はアネモネだけに非ず。実はアネモネの背後に設置されていたエウレカ3も全台系だったみたい。まさかの全台系はエウレカシリーズ。真ん中の台はデータ表示器の故障で数字が上がっていなかったけど、確かに出玉は着いてきていた。まさかこんなに遊び心のある設定の入れ方をするとはね。

ちなみに、アネモネもエウレカ3も朝イチの稼働はほぼゼロだった。セブンSのサミー機種コーナーはまだまだ穴場。次回はどんな仕掛けがあるのか今から楽しみでならない。


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このコラムを書いてくれたライターさん

マコト @macotomakoto


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