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紫ハイブリッドベルスター


1.初めに

初めまして、PachiNa(ぱちな)と申します。

今回は、台風によって破壊された福岡DC1グランプリで使おうと思っていたデッキの供養である。

デジカを初めて2年と4ヶ月、順当進化から逃げ続け、順当進化デッキの回し方を知らないまま今日に至る。

特に実績もないので、全文無料です。

2.構築紹介


紫ハイブリッドベルスター

これがDC1グランプリで使おうと思っていた構築。

コンセプトとしては、紫ハイブリッドの持つ、お互いのデッキ破棄効果、盤面の除去、積極的なセキュリティへのアタックを利用し、トラッシュに7コストオプションを貯め、ベルスターモンのコスト軽減を狙っていくと言うものになっている。

主に、ハイブリッド体+ネイルボーン+ギンカクモン・プロモートを使ったダイレクトアタックによる勝利と、お互いのデッキを破棄するギミックを使ったライブラリーアウトによる勝利の2つを軸として動く。

3.採用カード紹介

採用したカードについて紹介していく。
紹介にあたり、想定した対面について列挙する。

・ミラージュガオガを主軸としたデッキ
・青色ハイブリッド体を主軸としたデッキ
・紫色ハイブリッド体を主軸としたデッキ
・七大魔王を主軸としたデッキ
・風真照人+マザーデリーパーを主軸としたデッキ

この辺りが多いのではないかと予想し、デッキを考えた。

では始める。

プチメラモン

ベルスターデッキの相棒的デジタマ。
ベルスターデッキは、トラッシュに7コストのオプションを貯めることが目標の1つとなる。
デッキから直接破棄する手段として、紫ハイブリッドの力を借りているもの、手札に来てしまった7コストオプションを破棄する手段として使う。
手札が破棄できればいいので、BT16-006のキュピモン(消滅時:手札を1枚破棄することでメモリー+1)も採用候補となるが、紫ハイブリッドギミックに辿り着くまでのドローや、リーサル手段を探しにいくときなど、1枚のドローが沁みる場面が多いと感じたため、ドローのついているプチメラモンを採用することにした。


マザー デ・リーパー

言わずと知れたデ・リーパーデッキの最重要カード。
登場コスト軽減効果には幾度となく辛酸を舐めさせられてきた。
デッキコンセプト上、ダスクモンを採用することになり、それに伴いトラッシュの登場コスト4以下のテイマーを何でも出すことが可能になった。
そこで、デジタマ+テイマーと言う揃えやすいパーツで非常に強固な盤面を作ることのできる、通称"風マザー"ギミックを採用することに決めた。
相手の効果を受けない15000ブロッカーは言うまでもなく強力であった。
しかし、プチメラモンを活かす関係でこのカードを複数枚採用することは難しいと感じたため、1枚のみの採用になった。

ここまでデジタマについて考えていたとき、枚数配分をどうするのか?と言う問題にぶつかった。
そこで、紫ハイブリッドベルスターの先駆者であるAKI(X:@AKImonkanzentai)さんの構築から何かヒントが得られないかと思い、探してみた。
すると以下のツイートおよび、画像を見つけることができた。

この枚数配分は僕にとって、新鮮なものであり、完全に自分の中にはない発想だったので、とりあえず試してみることにした。
使ってみると、意外にも使用感が心地よく、プチメラモンとマザーがちょうどいい具合に使えるという感覚があった。
使用感がよく、デッキ構築段階から考えやすくなると感じたので、枚数配分を拝借して、今回のような構築に落ち着いた。


ガジモン

いわゆるメタデジモンの一種。
紫から進化できるため、プチメラモンとの相性は良い。
テイマー以外のメモリープラス効果を封じ込めるものだが、構築を考える段階では具体的なメタ対象を決められずにいた。
メタカードは明確にメタ対象を設定しなければ使いにくく、構築がぼやけてしまうのだが、メモリープラスを全くしないデッキもそうないだろうし、どんなに使いにくかろうと、プチメラモンから進化することができるという点を評価できるだろう思い、2枚採用することにした。
ミラージュガオガモンに関しては、EX4-017ガオガモンによるバウンスで対策されてしまったり、そもそもミラージュガオガモンの効果でバウンスされてしまうので、根本的な解決にはなってないと考えている。
この枠は当然、環境を見て変えることになる。


サイケモン

自分も影響を受ける。
登場コストの軽減を阻害するメタデジモン。
このカードは主に、七大魔王をメタ対象として設定して採用した。
当然ベルスターモンも影響を受け、コスト軽減ができなくなってしまうので、注意が必要だが、ベルスターモンが低コストになるよりも早い段階で、より多くのコストを軽減してくる七大魔王には、有効であると考え採用。
ガジモンと同様に、プチメラモンから進化できると言う点においても評価することができるだろう。
一応、青色ハイブリッド体デッキにおいて採用される、BT17-028エンシェントガルルモンのデジクロスも阻害できるため、かすり傷程度ではあるがそう言ったデッキに対するメタとしても機能することが考えられる。
この枠は当然、環境を見て変えることになる。


ファスコモン

プチメラモンを活用する上で、レベル3が4枚では当然、運用することができない。最低でも8枚は必要であると考え、いいカードがないかと探していたときに思い出したカード。
考えた順序として、まずはドロー、手札の破棄、デッキ破棄などの、ベルスターデッキとしての動きに相性の良いものを探した。
次に、このデッキはレベル3から進化することを前提としたレベル4が少なく、進化元効果だけを期待するようなカードは除外した。
一方で、対面にデジモンカイザーを使われることを想定した場合は、進化元効果があって欲しいと考えたため、進化元効果が全く使えない、もしくはないというカードも避けようと考えた。
さらに、デジタマデッキに1枚だけ入っているマザー デ・リーパーのことを考えると、手札から直接登場したとしても何かしらの仕事をする、つまり消滅時効果や登場時効果を持っているカードにしようと考えた。
ここまで考えた結果、上記のファスコモンに白羽の矢が立った。
この枠での採用候補としては、BT2-068インプモンなどが挙げられるが、僕はファスコモンが強いと考えている。


ダスクモン
ベルグモン

このデッキのコンセプトになっている紫ハイブリッドを代表する2枚。
木村輝一から少ないコストで進化することができるカード。
コンボとして、木村輝一から2コストでダスクモンに進化→ダスクモンで相手の場のテイマーかデジモンの色を変更→その後アタック時効果を使って0コストでトラッシュのベルグモンに進化→ベルグモンの進化時効果でお互いのデッキを破棄→ベルグモンのアタック終了時効果でベルグモン自信を消滅させて相手の盤面のデジモンを消滅→木村輝一の消滅時効果でメモリー+1、ダスクモンの消滅時効果でトラッシュのテイマーを登場。
というものがある、このデッキにはBT7-091木村輝一のみの採用となっているため、BT18-094木村輝一を使ったアタック時の回収効果を使ったコンボはない。
ベルグモンのデッキを破棄する効果、相手盤面への干渉が可能なこと、別のカードと絡めることで複数回コンボを継続できることなどが理由となり、このデッキの基盤のギミックの1つになっている。
後述するテイマー群の一部はこのギミックのサポートや、ギミックの追加などを目的としているため、追加されているものに関しては先の文章で説明する。

また、ダスクモンについてもさまざまな使い方ができる。
色を変える効果を活用することで、ゲームを優位に進めることができるので、何色に変更するのかは吟味する必要がある。
活用方法としては、相手のレベル4以下のデジモンを紫色に変化させることで、ベルグモンのアタック終了時効果でより広い範囲の除去を行うことが第一に挙げられる。また、トラッシュのベルグモンに進化する効果はアタック時の効果になるため、カウンタータイミングでACEに引っかかっている。そこで、ACEになることができる相手のデジモンの色を変更することで擬似的にACEへのブラスト進化を妨害することが可能である。もちろん、この効果で完全に防ぐことができない場面も多いが、警戒する手段があるということは覚えておいて損はないと思っている。加えて、ダスクモンのアタック時効果は自身が進化しなければならないわけではなく、場のテイマーをトラッシュのハイブリッド体にコストを軽減して進化させることもできるので、メモリーを節約しながら、追加の1打点を生み出すことができることも覚えていた方が便利なことがある。

ダスクモンの効果で色を増やすことに固執せず、ACE阻害や多面除去という選択肢を常に持っておくことで、ゲームを通して有利な状況を創出することができる。

ダスクモンは複数枚必要なのに対して、ベルグモンは1枚でもトラッシュにあれば良いので、ダスクモンは4枚、ベルグモンは3枚という配分になった。

アイズモン:スキャッターモード

の1枚。
このカードは僕の個人的な「」で採用しているだけなので、別のカードに入れ替えることをおすすめする。
このカードがいたから、僕はデジカを始めたんだ。
制限カードなので1枚。

ギンカクモンプロモート

頼れる速攻。
本体の効果で元から速攻を持っているため、ネイルボーンから登場させてセキュリティアタックに参加することができる。
競合としては、BT8-077ブラックテイルモンがいるが、僕はギンカクモンプロモートが好きで採用している。
ブラックテイルモンとの違いはいくつかあるので紹介する。
まずは、色である。ブラックテイルモンは紫+黄なので、風真照人を場に置けていない時でも、ヘブンズジャッジメントを使うことが可能になり、へブンズジャッジメントの回数を増やすこともできる。また、黄色を持っているため、構築によってはBT14-037ホーリーエンジェモンACEへ進化することもできる。リカバリーはベルスターモンというデッキに相性がいいので、ホーリーエンジェモンACEを採用することができるというのは更なる利点である。色という点で見ればブラックテイルモンが優秀であることは明白である。
次に、進化コストという点である。ブラックテイルモンはレベル3から3コスト、対してギンカクモンはレベル3から2コスト、またはレベル4から1コストで進化することができる。デジモンカイザーなどの存在を考えると、育成エリアでレベル4まで育てる可能性も無視することはできないとなると、軽い進化コストはそれだけで価値のある要素になる。また、ギンカクモンはレベル4から進化することもできるという点が強みとなる。このデッキにおいては、ダスクモンという優秀な進化元効果を持つデジモンがいる。動きがなく、渋々テイマーから進化したダスクモンがベルグモンになれない時、テイマーを登場させる効果を活かすことができない。そこで、ダスクモンを1コストでギンカクモンにすることで、進化元効果をアクティベートすることができるようになるという利点が存在する。

とはいえ、序盤から使いたいわけでもなく、ゲームを終わらせに行く時にも複数枚必要ではないため、1枚採用にとどまっている。


アルゴモン

見た目が可愛い。
このアルゴモンは、メタデジモンという枠で採用している。
特に、相手のテイマーをレストしながら進化コストを軽減し、テイマーがアクティブにならない状態まで付与するので、テイマーを多用するデッキ、想定の中だとハイブリッド系統のデッキに対して強く出られると考えて採用した。ギンカクモンのところでも触れたが、ダスクモンの進化元効果を使える状態にすることにも役立つ。
本来ならば、レベル6のACEを合わせて採用することで真価を発揮するカードではあるが、このデッキにはそれを採用する枠が作れなかったので、単なるハイブリッドデッキメタという立ち位置に収まった。そのため2枚採用に落ち着いた。
入れるとしたらBT16-046グランクワガーモンACEや、ST17-08セントガルゴモンACEなどが候補になるのではないだろうか。


ベルスターモン!!!

このデッキのエースデジモン。当然4枚。
自身をトラッシュの参照カードの枚数分コスト軽減し、登場時にトラッシュからオプションの回収&手札からコストを踏み倒してオプション使用。
犬猿の凶弾やフライバレットなどでの単体除去、シャインオブビーやハッピーバレットシャワリングでの複数除去、ネイルボーンでの展開&リーサルなど、状況に応じたオプションカードを使用することで、有利な状況を生み出したり、破格の踏み倒し力でリーサルまで持っていたりすることができる、至高の1枚


ベルスターモンX抗体

待望のベルスターX抗体。
ベルスターモンから1コストで進化し、手札の条件に合うオプションをコストを支払わずに使用、さらなる条件達成で除去+セキュリティ破棄とてんこ盛りである。
このカードでコストを踏み倒すことができるオプションは、このデッキではフライバレット、ハッピーバレットシャワリング、ハリケーンビスショットの3種類。最も使いたいオプションはハリケーンビスショットである。
ハリケーンビスショットの効果で進化元に差し込まれ、そのまま2つ目の進化時効果に繋げることで、実質的に0コストでこのカードを活用することができる。
ただし、ベルスターモンX抗体にはトラッシュからオプションを回収する効果がないので、ハリケーンビスショットを手札に持っておく必要があり、限定的なので1枚のみの採用となっている。


シャイングレイモン:ルインモード

黄色と紫のレベル7といえば、な1枚。
ベルスターモンデッキはオプションの使用によって盤面に干渉することが得意である。まして、紫ハイブリッドのギミックを採用することでそれはより顕著になった。
どのデッキでも難しいことではあるが、育成エリアから出てくる1点は防ぎにくいものとなっている。それを防ぎながら、盤面への干渉をより堅牢なものにするためにベルスターモンから進化する。
後述するデジモンカイザーでも可能だが、DP5000のレベル4が育成エリアにいたり、コスト調整がうまくできずにデジモンカイザーで、ターンが帰ってこないという状況を打破する。
デクスモンと迷ったが、追加の1打点をカットできるという点や、盤面干渉はベルスターモンと、紫ハイブリッドギミックで対応できていると判断し、その欠点を埋めるために採用。
ハイブリッドをギミックとして採用しているため、テイマーも基本的に存在しており、リカバリー効果や孵化効果も使える。
ただし、多い枚数で採用するとデッキがうまく動かないことに直結してしまうこと、たとえトラッシュに行ってしまってもこのデッキには複数の方法による回収があることから1枚の採用となった。


風真照人

悪いやつだ。
3コストという軽いコストでありながらも、メモリー供給能力を持ち、ターン終了時に自分のデジモンにブロッカーを与える。
マザー デ・リーパーにブロッカーを付与するコンボが強力である。
また、ベルスターモンデッキのかかえる、登場したベルスターの役割、メモリー供給の少なさという問題点を解消してくれる1枚でもある。除去した後に、育成エリアから出てくるデジモンに対する策として、ベルスターモンにブロッカーを与える
また、テイマーであることからトラッシュに落ちてしまってもダスクモンの効果で登場させることが可能である。
複数枚使うことは多くないが、引いている場合と、引いてない場合でのデッキ出力が変わってしまうので、2枚の採用。


石田ヤマト

昔のレアの加工好き。
メモリーを3にする効果を持つテイマー。
このカードは紫ハイブリッドとのコンボが強力である。
ダスクモンと、ベルグモンの紹介で書いたコンボにおいて、ダスクモンの効果で登場させるテイマーをこの石田ヤマトにすることで、その流れで使ったダスクモンをトラッシュから手札に加えることが可能になる。さらに、次のターンからはこのカード自身がダスクモンの進化元になることで、ループが発生し、毎ターン確実にダスク&ベルグのコンボを実行できる。
また、ダスクモンの数が足りている場合などは、回収対象をベルスターモンにすることで、オプションを使ったり、ヤミからの呼び声を回収することでより多くのカードを回収したり、ハリケーンビスショットを回収することでベルスターモンX抗体の進化時効果を最大限使えるようにするなど、1枚採用することでデッキの可動域が広がる。
あくまでも登場時効果がメインであり、序盤から複数枚欲しいわけではないので、1枚の採用となった。


木村輝一

輝二と兄弟だったんだ。
ダスクモンとベルグモンへ、名称進化をすることができるテイマー。
進化元効果によるメモリープラスもさることながら、登場コスト3であり、ドローしながら手札の破棄も行いたいベルスターモンデッキと相性のいい1枚。紫ハイブリッドギミックの軸になるカードでもあり、登場時効果によるデッキ回転にも大きく寄与することから複数枚採用したい。
デッキの枠の都合によって今回は3枚の採用になった。


ヴァイオレット・インブーツ

インブーツ革命
ベルスターモンデッキが長年追い求めていた、手札を破棄しながらドローしメモリーを3にしてくれる奇跡の1枚。
ベルスターデッキにおいては破棄したい7コストのオプションを破棄することで、ドローに変換できる。単純にデッキコンセプトに完全一致した1枚かつ、可能な限り序盤に使いたいので、複数枚採用したい。
とはいえ、4枚使うわけでもないので3枚の採用となった。
オプションカードならなんでも良いので、ヤミからの呼び声や、ハリケーンビスショットを捨てることもでき、三銃士特徴を持つデジモンも捨てられるのでベルスターモンを破棄することもある。


アイ&マコト

いいカードだ。
ベルゼブモンデッキで使われるテイマー。紫のテイマーであることはもちろんのことだが、登場時効果でベルスターモンと、ダスクモンを回収することができる。ここまでであれば、採用には値しないカードだが自分のターン効果が非常に優秀であり、採用することに。
自分のターン効果は自分のデジモンが紫のデジモンに進化した時、手札を1枚デッキトップに置くことでメモリーを+1することができる。このデッキで、デッキから破棄する効果はベルグモンの進化時効果である。つまり、このデッキでは破棄するタイミングではほぼほぼ進化もしているということになる。ダスクモンがベルグモンに進化したタイミングでアイ&マコトの効果を使い、例えばギンカクモン、ダスクモンの効果で出したいテイマー、7コストオプションをデッキトップに戻すことで直接破棄することができる。特に、手札に来てしまった犬猿の凶弾を戻す動きは強力で、以降のターンでトラッシュから回収する効果を使えるようにする役割がある。メモリー供給の効果もデッキとして嬉しく、登場時効果で回収できるカードも十分である。
しかし、登場時効果でオプションカードはデッキの下に行ってしまうことや、ダスクモンとベルスターモン以外のカードはデッキ下に行ってしまうことを考慮し、1枚までの採用になった。


デジモンカイザー

結局強い。
ヌメウッコという明確なメタ対象が減ったものの、育成エリアから出てくるレベル3を咎められるという唯一性は消えておらず、多くのデッキが育成エリアからのレベル3を動きとしている以上、刺さらないことは少ないと判断して採用。また、テイマーであるため、ダスクモンの効果で楽に設置することもできる
ベルグモンの除去効果と、デジモンカイザーのドロー効果も噛み合っているため相性がいいと考えた。
設置した後にメモリーを細かく渡す必要があり、このデッキでは綺麗に返せないことも多く、初手から設置したいと思えなかったため2枚の採用にした。


ハッピーバレットシャワリング

DPを参照して、最も低いデジモンを全て消滅させる。
色条件無視のおかげで、ベルスターモン登場からなら必ず打てる。
BT11-033ミラージュガオガモンを複数並べるデッキなどは、同じDPが並びやすく、複数面の除去が可能になる。セキュリティ効果もメイン発揮を強力なため2枚採用。


ヘブンズ・ジャッジメント

DPマイナスによる除去。
色条件無視の効果によって、風真照人が設置されていれば使用可能になる。
カード効果の書き方が強く、単体除去にも複数面除去にも使える器用な1枚。マザー デ・リーパーがいれば回数が1回増えることも優秀。さまざまな耐性を持つカードが増えた昨今の環境を考えると1枚は採用しておきたい効果であると考えた。セキュリティ効果も大幅なDPマイナスと、しっかりと盤面の干渉することができる効果で良い。
とはいえ、風真照人が設置されていないと使えないことを考え1枚のみの採用にした。


シャインオブビー

青色を供給できなくなったことに伴い、コキュートスブレスを採用できなくなってしまった代わりに、風真照人のおかげで緑が供給できるようになった。そこで、バウンス枠としてこのカードを採用することにした。レストさせる対象をうまく選ぶことによって、狙ったカードを複数除去することも可能になる。セキュリティ効果もレストによって相手の打点を大幅に減らしやすく強力な1枚。
DPを3000増やす効果も、マザー デ・リーパーがDP18000になったり、ベルスターモンがDP14000になったりと、ブロッカーにするというプランとも相性がいい。
七大魔王をトラッシュに送ることなく除去することもでき、七大魔王メタとしても機能する素晴らしい1枚。
とはいえ状況が限られるので1枚のみの採用。


フライバレット

単純な除去。
三銃士の記述があるため、ベルスターモンX抗体で発動することができるが、レベル7デジモンを除去することができないため、枚数を減らしている。残念なことに三銃士記述があること以外は、後述の犬猿の凶弾の方が汎用性が高く、1枚採用にとどまった。


セブンス・ライトニング

リヴァイアX抗体、かっこいい。
メイン効果によってレベル4とレベル6を除去することができるのはもちろんのことながら、手札を破棄する効果も持っているためトラッシュの7コストオプションの枚数を加速させることができる。当然、セキュリティ効果でも手札の破棄が可能なため、セキュリティから捲れるとベルスターモンのコストが急激に下がっていく。
レベル3とレベル5を除去することができず、手札の破棄もやりすぎは良くないので、1枚採用となった。


ネイルボーン

いわゆる蘇生札。
1枚で2枚の蘇生が可能であり、レベル3とレベル4を登場させられる。
ギンカクモンを蘇生しての速攻打点や、ダスクモンを蘇生してそれをベルグモンに進化させることでのライブラリーアウトの加速が主な役割。登場時効果は発揮されないので、EX4-006ギルモンや、ベルグモンを登場しても意味がないことが悲しい1枚。セキュリティ効果でも1枚蘇生することができ、打点が足りたり、進化の下にしたりと使い道が多いカード。しかし、除去ではない点や、終盤に1枚あればいいことから1枚採用となった。


犬猿の凶弾

効果素晴らしい。イラスト素晴らしい。
デッキから破棄された時、設置することができディレイ効果を使うと、トラッシュの紫色のデジモンかテイマーを回収できる。ダスクモンやベルスターモン、使い終わったルイン、メタデジモンの再利用など、器用に動ける1枚
引いてしまった場合は悲しいが、アイ&マコトで頑張ってもどす。アイ&マコトを引いてない場合は泣く泣く手札から破棄する。
除去効果も強力であり、レベル7デジモンも除去することができる。逆に最も高くないデジモンには触りにくいが、セキュリティ効果を使うときは、最も高いデジモンを除去したいことが多いため、そこまで気にはならない。
回収効果を複数回使いたいことや、除去効果が優秀なことから最大枚数の採用になった。


ヤミからの呼び声

制限カードだ。
自分のデジモンを消滅させることで、紫のデジモンカードを2枚回収できる。
自分のデジモンを消滅させることも、このデッキならメリットになり得る。消滅以外の除去をされる前に自分から消滅することで、効果を使っていく。
主な使い方は、回収なので犬猿の凶弾での紹介と同じになるため割愛する。
違うとすれば、盤面にデジモンがいない場合は、消滅させることなく回収効果を使うことができる。レベル3が1枚しかない時などにたまにやることがある。


ハリケーンビスショット

3人が力を合わせたケイオストライアングラーより、ベルスター1人の方が強いよ。
主に、ベルスターモンX抗体を最大限活かすために入れている1枚。ベルスターモンX抗体に進化するタイミングで必ず手札に持っておこう。
メイン効果も決して弱いものではなく、最大で3体のデジモンを消滅させることができる。それは当然セキュリティ効果の強力さを表してもいる。
このカードの最も弱い点は左上の「6」という数字。7であったならば、と思わずにはいられない。実質的にギミックなので、1枚の採用となった。

4.対面ごとの感覚

ミラージュガオガを主軸としたデッキ
セキュリティから犬猿の凶弾をぶつける。
ヴァイオレットインブーツの効果を癖で使わないように気をつける。

青色ハイブリッド体を主軸としたデッキ
アルゴモンなどで止まってくれたら嬉しい
積極的にセキュリティアタックをすることも意識する。
ドローをそれなりにするデッキなのでLOプランも行けそうなら狙う。

紫色ハイブリッド体を主軸としたデッキ
LO勝負。
風真やマザーで色を増やしすぎるとLO勝負で劣勢になってしまうので、なるべく単色で攻めることを意識する。どうしてもマザーを出さなければいけない時は、相手のDPが上昇したベルグモンをブロックすることで白を消しておくことも大事。

七大魔王を主軸としたデッキ
サイケモンを引いて、風真を引いて、シャインオブビーすると楽だが、そんなに世界は甘くない。
お互いにデッキを破棄する効果のせいで、相手のデッキのやりたいことを援助してしまうこともあるので、怖い対面である。
テイマーを積極的に展開し、オグドモンが出てくるタイミングで、ネイルボーンを連打するなどの方法によって、セキュリティ破棄が通らないようにする必要がある。

風真照人+マザー デ・リーパーを主軸としたデッキ
堅牢すぎてセキュリティを削りきることは難しいので、LOを積極的に狙っていく。テイマーがならぶため、1回ごとのデッキ破棄枚数が多くなりがちで、LOを狙いやすいのも嬉しいポイント。

以下は2024/09/24追記。

・パイルドラモンを主軸としたデッキ
基本的に速攻気味に動かれること、パーティションというギミックがデッキ単位で相性が悪いことから、超不利対面であると言える。
対戦する際は相手の事故を祈るしかない。

・フェンリルガモン:建御雷神を主軸としたデッキ
基本的には相手がフェンリルガモン:建御雷神に進化できるかどうかが、鍵なのでこちらから意識できることは少ない。また、フェンリルガモン:建御雷神に進化された時点で、セキュリティに頼ることしかできないので、そこでも運が必要である。

5.追記(2024/09/24更新)

2024/09/23 チャンピオンシップ2024 WAVE2 店舗予選で優勝し、2次予選参加の権利を獲得したので、追記する。

まずは変更があった構築から紹介する。

2024/09/23

主な変更点として以下がある。
・木村輝一を増量し、ヴァイオレットインブーツを減量したこと
・アルゴモンを不採用にし、レベル3、ベルグモンを増量したこと。

理由は次のようになっている。
以前の構築では木村輝一とレベル3の枚数が合わせて11枚であり、これは1ターン目の動きとして使いたいカードの枚数としては少ないものであった。そのため、そこを補強するために増量するという解決方法をとった。
減量となったヴァイオレットインブーツは、初動で使いたいカードではある一方で、動きを滑らかにする性能が主であり、動きの起点になるカードではないと感じたため、減量するに至った。
また、アルゴモンについては、あくまでもメタデジモンの枠であること、現在の構築ではレベル5のデジモンを採用する理由が希薄であることが挙げられる。ダスクモンの進化元効果を使うことに関しては、ベルグモンを増量し、ダスクモンのアタック時効果を満足に使える回数を増やすことで、帳尻を合わせている。
これにより、動き出しが以前よりもスムーズであり、結果として最序盤でなくともインブーツを設置するタイミングができたり、テイマーを手札から使用することができるタイミングが増え、ゲーム全体として有利状況を作りやすくなっていると感じた。

ドラクモン

今回新たに採用になったこちらのドラクモン。
レベル3として採用し、最悪の場合は育成エリアで進化することになるのだが、それ以外ではヤミからの呼び声をトラッシュから回収する役割がある。
ヤミからの呼び声は制限カードにもなるほどカードパワーが高く、リソースを回復させるという点で見ると非常に優れたカードであると言える。
それを回収できることは、余ったコストでやる動きとしては十分なものと考え、採用した。
ドラクモンでヤミからの呼び声を回収して、そのヤミからの呼び声でドラクモンを消滅させて「ドラクモン+何か」を回収することで、ドラクモンとヤミからの呼び声がループし、大量のトラッシュ回収が可能になる。
無論、上振れコンボであることは間違いないが、レベル3ということでメインの動きを致命的に阻害するわけでもないので、今回は採用に至った。
一応、ドラクモンで犬猿の凶弾を回収し、アイ&マコトでそれをデッキトップに戻して、ベルグモンで落とすこともできるが、手間がかかるためその動きをすることはほとんどない。

6.最後に

ベルスターモンと、紫ハイブリッドのいいところを合わせつつ、それぞれの味を生かした楽しいデッキになっている。
ギミックやコンボも盛り盛りで、色々なことができるデッキが好きな人は楽しめるデッキかもしれない。
除去が難しいデッキや、攻めきるのが難しいデッキならLOプランを取ることもでき、デッキ単位での対応幅も広がったと言える。
いいデッキなので、ぜひ使ってみてほしい。

誤字脱字衍字があれば、遠慮せず筆者に教えていただきたいと思う。
多くの人に読んでいただければ、このデッキも成仏できるだろうと思う。
嫌でなければ、SNSでの拡散もよろしくお願いします。
何か質問があれば、TwitterのDMまでご連絡ください。
@付きツイートでも構いません。

(2024/09/24 追記)
あと、店舗予選を勝ち抜けた一つの要因として、推しの絶対勝てるチェキがありますので、推しの宣伝をさせてください。

Twitter:@PR_rukawa_luca
PASTEL RADIO、青色担当、瑠川るかをよろしくお願いします!

それでは終わります。

PachiNa(2024/9/24 最終更新)

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