投資競馬のtips 1 回収率と的中率、試行回数について

投資競馬のtips 1です。
tips0はこちらから→https://note.com/paccho2ro/n/n8c715e19f147
まずは、基本中の基本から。
しかし、世の中には基本が疎かになったまま、応用をしようとして躓く人もいるようです。
Tips1で、何を書くか考え、まずは勘違いしている人の多い回収率と的中率の関係について少し解説をしていくことにしました。

さて、皆さん、競馬において回収率と的中率、どちらが重要であると考えますか?
世の中の競馬情報では、往々にしてこう書かれます。
競馬では、回収率こそが重要であり、回収率が100%を超えた時点で、的中率は関係なくなる、と。
これは、ある意味正しいのですが、どうもかゆいところに手が届かない気がします。
こういう文言を目にするとなんだか歯がゆい思いがしてしまうのです。
これらの主張の根拠として、的中率100%なんて、単勝全通り買えば簡単に達成できる、でもそれだと回収率80%で、続けていけば必ず損をするよ?、なんてものも見たことがあります。
確かに、単勝を全通り買えば、的中率100%、回収率80%は容易に達成できるでしょう。そして、その場合、必ず損をします。
それは、確かに正しいのですが、投資競馬を考える上で、資産を増やすためにはそれだけだと不十分です。
皆さんは、もう一歩進んだ考えを持つ必要があります。

すなわち、回収率が100%を超えた段階における、的中率の重要性です。
実は回収率100%を達成した時点で、その的中率は非常に重要な情報になります。
さて、どう重要か簡単に説明するために、以下の2パターンの手法を仮定してみることにしましょう。

「回収率150%、的中率10%を達成したドリーム手法くん」
「回収率110%、的中率98%を達成した堅実手法くん」

どちらも夢のような手法ですね。前者は、三連系の究極ですし、後者は複勝系の完成系といったところでしょうか。

皆さんは、どちらの手法が優れていると考えますか?
回収率至上主義だと、前者の手法が良さそうに見えてきます。
しかし、実際にこれらを運用すると明らかに後者の方が儲けられます。何故そう言えるのでしょうか。
まず、前者のドリーム手法くん。これを運用しようと考えます。
「的中率10%だから、1レース資金の10分の1を賭けよう」などと安直に考えてはいけません。ほぼ確実にパンクします。
私は投資競馬ではバルサラの破産確率を応用した資金管理をおすすめしていますが、この場合ですと、1レースあたり資金の1%を賭けるのが適正です。
と、なれば資金が一巡するのに100レース必要になりますね?
つまり、100レースで資金が約1.5倍になる計算になります。

では、後者はどうでしょうか。この堅実手法くん。実はとても投資競馬では実に優れた手法なのです。的中率が98%あるので、おそらく1レースあたり資金の2分の1でも回せます。しかし、堅実手法の名の通り堅実に4分の1で回して見ましょう。すると、4レースで一巡。ドリーム手法くんの100レース回した時点で25周することになります。すると1.1^25でおよそ11倍。100レース回した時点で資金は11倍になりました。

完全にリスクを排したにも関わらず、資金の増え方が全然違うのがお分かりいただけましたか?
これが、投資の基本。複利です。
資金の回転率が上がることで、利益が上乗せされるのです。
これが、競馬では的中率にあたるのです。
すなわち、投資競馬では、回収率が100%を超えた時点でものをいうのは的中率なのです。

私は声を大にして言いたい。
回収率が100%を超えるまでは重要なのは回収率ですが、「回収率が100%を超えた時点で、重要なのは的中率だ」と。

この情報から狙うべき券種も見えてきます。
投資競馬では、狙うべき券種は複勝>単勝>ワイド>馬連>馬単>3連複>3連単となります。

しかし、こんな声もあるのは分かります。
「その回収率100%超がむずいんじゃ、アホ」
分かります。しかし、焦らないでください。今回はあくまで基本中の基本。今後、回収率をあげるためのtipsも公開したいきます。実は回収率100%を超えるのはそんなに難しくありません。

次回はその辺をふまえて、券種について解説していきます。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。それでは失礼します。

※以下は追記です。
このtipsでもうひとつの重要なポイントとして、試行回数の説明をするのを忘れていました。
的中率とともに大事な要素であるとともに、以降のtipsを頭に入れる上で重要なポイントとなりますので、ご一読下さい。

試行回数について、解説します。
ここでいう試行回数とは、実際に競馬で何レース賭けたかを示します。
先ほどの例にでたドリーム手法くんと堅実手法くんでは、簡単のために同様の試行回数である100回を想定してまわしました。
しかし、競馬というのは面白いもので、的中率が高い手法と低い手法では、試行回数が全く違うのです。
的中率が高いレースというのは、厳選に厳選を重ねる必要があるため試行回数が低い傾向にあります。
実際の運用では、的中率が高いレースよりも低いレースの方が利益を出せたというケースも存在します。
このかねあいが、また、面白いのです。
的中率をより高く、さらに試行回数も増やせるようにレースを厳選していく。
これが競馬の醍醐味だと個人的には思います。
簡単ではありますが、追記は以上です。
何か質問がございましたら、対応いたします。
それでは失礼します。

tips2→https://note.com/paccho2ro/n/n665ff60c26b8

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?