週記39【イヤホン 2　～線と慣れと捨てられたドロイド～　】

秋の装い。
原付の上は冬、電車内は初夏だったりするので、薄い服を重ねまくるのが吉です。

・イヤホンの話をしよう。
私の生活を綴るには、定期的にイヤホンの話をしなければならないのだ。

・少し前にAirPods proの右耳がプチ故障した。

から始まる私の週記（31）には、最終的にAirPods proが治っていた、というオチで締め括られている。

まずは、これを訂正するところから始める。
全然、全ッ然、治っちゃいなかったんですわ、うちのC-3PO。と言っても分からないですよね、これは私のAirPods proの名前です。
やっぱり右耳。充電出来たりできなかったり、充電完了したかな？と開けたら充電が始まったり、充電できなかったり。
そんな気分屋な耳型ドロイドを扱うほど、私の器は大きくない。

しかし、朝刊配達のバイトに、イヤホンは不可欠。だからと言ってWF-1000XM4は不向きすぎる。ならどうするか。買うしかないっしょ！！！！
私は某7と11のコンビニに入った。そこには、Apple純正のアクセサリが取り揃えてあった。私はEarPodsのカードを手に、レジへと向かう。私の信頼できる有線イヤホンだ。iPhone × 有線イヤホン、において、Lightning接続の利は何にも代えられない。3,000円で購入した。ぼりすぎアップル。

そして私はEarPodsを一か月強、使用した。家の中で使う時はもちろん、外出時も使った。
EarPodsは耳そのものへのストレスが全然ないから使いやすいねえ～。と、置物と化しそうな1000XM4にも聞こえる声量で言った。さながら姑である。もしくは、優秀な弟と不出来の兄を持つ母のような……。

しかし、一か月強経つと、有線イヤホン特有の問題が発生した。
断線である。
優秀な息子が亡くなったくらいの衝撃だった。
私の勇介を返してよ！ねえ！返してよ！うわぁぁぁぁん！！！
リビングで一人泣き崩れていると、後ろからぽん、と肩を叩かれた。
振り返ると、兄の1000XM4が何とも言えない面持ちでこちらを見ていた。
ごめんね。マーくん。勇介のことばっかり見て、マーくんのこと、知らんぷりしてた。ごめんね。本当に、ごめんね………。

だがしかし、マーくんはやっぱり配達に向いてない。
私は某ジャングル系通販サイトにて、ワイヤレスイヤホンを探した。完全ワイヤレスではダメだと悟った私は、ネックバンド型に固執し、探し続けること二分。標的の「それなりに高品質なネックバンドイヤホン」を見つけることに成功した。しかもタイムセールのおかげで、セブンイレブンのEarPodsよりも安価で購入することが出来た。ぼりすぎアップル。

家に届き、早速付けてみる。（長時間の充電があったことを省略）
良い。
接続の点でも、あまり問題はない。（そもそもこの時には、AirPods proの接続の速さを忘れ、マーくんの接続速度に慣れていた）
何より、耳が軽い。
やっぱり耳が軽いのが一番よねぇ～、とマーくんにも聞こえる声量で発する。しかしさすがお兄ちゃん。自己分析は済ませていた。
「いや、俺の長所は音質にあるんだよ、母さん」
大人びた対応を取られた私、息子にキュン、と来てしまった。マーくん、なんだか、お父さんに似てきたわぁ………///。

しかし、ネックバンドさんにはその軽さを求めていたのだ。音質なんて二の次。
配達の際、聞くのは高尚なミュージックではなく、ユーモア溢れ、時に低俗にもなる深夜ラジオ。言葉が聞き取れるほどの音質があれば万々歳。

ということで（YouTuberに最も言われているフレーズ第2位）、私は今、マーくんとネックバンドさんのおかげで、とても幸せな耳環境が形成されている。

・amazonで水を箱買いした。

大学に行く際、毎度コンビニで買う水代を、もっと削減できないものか、と考えた結果だ。一日につき100円かかった経費を、約半分に抑えられたことは素晴らしいこと。

問題は、コンビニに置いてある水の味に慣れてしまったことだ。

私はamazonにてクリスタルガイザーを箱買いした。一番安かったから。
家に届き、初めて口にしたその時、違和感が残った。
これまでコンビニで調達してきたのはいろはす、もとい、い・ろ・は・す、か、サントリー天然水。私の舌は、この二つの水に慣れてしまっていた。これ以外を水とは認めない舌になっていた。私の舌のbio欄が知らずのうちに「い・ろ・は・すとサントリー天然水おるから水絡みいらん卍」になっていたのだ。

これは傲慢。これは舌肥え。水ファンとして、もっとたくさんの水を愛せるように、これからも色んな水と交流していきたい。水と水入らずの関係に、なれるように。

突然寒くなってきた。
今期も私はお腹ゆるゆる、鼻ムズムズ、ニキビぽつぽつでやらしていただきます。よろしくお願いします。

（追記）
言わずもがな、1位は「はいどうも」です。