米価格の変動割合はそもそもどれくらい?
令和の米騒動が続く昨今ですが、そもそも米価格はどの程度変動するのでしょう?そこで、過去の米60㎏の相対取引価格を調べてみました。さて、以下は、2021~2023年の間の結果からですが、実は、米騒動と大騒ぎをしていない時でも結構なばらつきがある事がわかります。新米が出た9月は高めで10月に向けて一度下がる傾向がありそうです。2021~2023年の間の傾向と同じであるならば、令和の米騒動も10月位にはいったん値が下がるかもしれませんね。
なお、我々がスーパーなどで購入するときの価格が小売価格で、相対取引価格は卸売りの価格となります。小売価格は卸売り価格に小売業者の利益やコストが加わった価格でこれを直接知りたいところですがデータが見つけられなかったため相対取引価格を載せています。ただ、小売価格は相対取引価格に準じるものと思われるため、変動割合を知る意味では問題ないかと思います。
更に過去を見てみましょう。概ね平均値±15%程度の価格増減はありそうです。日常生活において米は目につくことがおおいと思いますが、安いな、と思うときに余分に買いだめしておくような購入スタイルが、突発的な米価格の高騰のダメージから家計を守ってくれます。
米を4000円/月消費するご家庭であれば、48000円/年ほど米の購入費が必要となります。常日頃から米備蓄をしておくことで米価格が+15%程度の価格増の場合には年間で数千円のコスト抑制効果を生む効果も期待でき、食糧難にも備えることができる、一石二鳥の投資と言えます。
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