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「どうだ!ロックバンドは楽しいだろ!」9年越しで蘇る出会いの瞬間

斎藤宏介「9年も前だったらまだガッキーもポッキーしてたよね」

9年も経ったのかと思わされました。ガッキーがよこした衝撃よりもくるものがあったよ俺には

久々の投稿になるけど(レポ書く気はライブ行くたびあるんだけどね)またUSGのライブレポ

Spring Spring Springって初めて行ったユニゾンのワンマンなんですよね
「チケットあるんだけどライブ行かない?最近「オリオンをなぞる」とかで人気出てきたバンドなんだけど」大学の友達のこの一言がすべてのきっかけなんですよね。何回目のプロローグ。何回でも語りたい。
リバイバルツアーって銘打ってて、同じセトリを再現するからって言われて、こんな思い出のライブに立ち会わないなんて…是が非でも!と思い(まあ人より出遅れつつも)チケットを勝ち取りましたと。

またながーくなりそうだけど、思い出深いものってどうしても語りたくなってしまうのですね。というわけで当時を振り返りつつ、今回のライブレポを書きたいと思います。お付き合いくだされ。

まず当時と昨日の比較

☆2012
・場所がライブハウスだった
・もちろん席がなかった
・かなり前の方で見られた
・俺が曲を知らなかった(オリオン入ってるアルバムだけ予習してた)
・合いの手もコールも何もかもわからなかった
・新曲がちゃんと新曲だった()
・俺が暴れられた

☆2021
・場所がホール?アリーナ?でかかった
・席が決められてた
・上から見下ろした
・俺が全曲知っていた
・全曲応えられるのに声が出せなかった
・新曲ってセトリに書いてあるけどド定番曲だった
・あんなところで暴れたら落ちて死ぬ(5階)

まあ再現ツアーとはいえ昨今の事情鑑みて仕方ない部分も結構あったりで、それでもやってくれるだけありがたいってそう思うよね。この内容ならね
以下セトリ

En
1.アイラブニージュー
2.サンポサキマイライフ
3.kid, I like quartet

画像については、まあ再現ライブならではって感じの「わかりきったセトリ載せてみました」なタオル、公式グッズなんですよね
通販で買えなかったり、フェス会場で持ってる人見かけたり、結構人気だったみたいで。
個人的には進行に関しての手書きメモが書いてあるのが拘ってる感じあって好きで、欲しくて欲しくて買っちゃいました。capo(カポタスト。ギターのフレットに挟んで音の高低変えたりなんだりできる)くらいしかわからんけど。教えて偉い人

で、どう感じてたのかを当時を振り返りつつセットリスト追っていきたいね(長くなりそう…持ってくれよオラの語彙力)

SE:お馴染みの「絵の具」
1曲目、ツアータイトルのついたインスト曲(歌詞はSpring Spring Spring だけ)
→当時何も知らなかったからこういう曲があるのかと思ってたけど、ツアー用のインストがあったんですね。再現しますよねそりゃ。
今となっては珍しくて。セッションから入る曲始まりとかもあるけど、ライブじゃないと聴けない〜みたいなのはレア感あっていいですよネ。短くてテンポも良いので👍
2.フルカラープログラム
→知らなかった曲。ここ(2012)で聴いてマジで惚れた。今でも一番好きな曲。バンド自身もとても大切にしてる曲
「モノクロでは説明できない完全無欠のロックンロール」って色つけてもうまく説明できないけどずっと好き。
3.プロトラクト・カウントダウン
→予習済みだった。攻撃的な曲だから当時からハマってた。前の勢いそのまま流れるようにギターのチョーキングが刺さる。真っ赤になる照明。ユニゾンのキラーチューンの時って赤くなるイメージ
4.23:25
→帰ろう。世界へ。(は?)
いや、これも知らなかったんだけど当時からライブの定番だったみたい。ここで好きになりました。
聴けばわかる、この3曲怒涛の勢いでユニゾン好きにならない邦ロック好きいない。たぶん。

MCについては後ほどまとめるとして
5.空の飛び方
→これ完全に忘れてた。アルバム借りる脳はあるのにシングルを手に入れようとする意思って当時全くなくて(お金もなくて)
なんだろうね、すごく良い曲なのに、忘れてた。戒めの1曲ですね。
6.デイライ協奏楽団
→小気味良いギターリフから入る可愛げな曲なのに歌詞がアホっぽかったり荒っぽかったり、そんなギャップに惚れました。イントロはよく自前のギターで弾く
なんとなくこれとメカトル〜は似てるなーとCatcher In the Spyの頃は思ってたけど、改めて2021聴いてみると、スロウカーヴ〜にも似てるなーなんて思ったりした(先生ー!って呼びかけてるし?)

7.スカースデイル
→アメリカの地名、ボーカルの出身地。いや知らなかったけど。
これもアルバムに入ってたので知ってて、イントロのアルペジオから漂う優しさ、サビに向けて加速して勢いつけていくユニゾンらしさの出てる良曲

8.新曲(名前長い。001)
→当時は新曲。今は定番。当たり前になってきて、たとえばカラオケで歌うのとか忘れてるかもしれない僕らに大事な001の曲。かもしれない

9.マスターボリューム
→ガッチガチに攻めてくる曲でドハマリして、大学の邦ロック好きだいたいみんな好きだった。
2021はイントロ始まってからサビまで田淵のネジが外れててあまりにも動くから笑うしかなかった

10.メドレー
→MCでも言ってたけど後にも先にもないメドレータイム。ここからハマった曲もありました
MR.アンディは今思えばこれ原曲じゃね?みたいに感じながら聴いてたよ2021。当時どうだったっけなー
アルバムの曲とか折角知ってるのにここで消費されちゃうかーちょっと勿体ないなーと思いましたね。CAPACITYもワールドワイドも好きよ。
「オンドラムスタカオスズキ」もほんとキレッキレで。当時の記憶…とにかく上手いなーだったけど、今となってはドラムソロどころか、曲中に空いてる拍があればフィル仕込む手数バカ(褒め)になってるから…まあ…タカオ半端ないってことです
ガリレオのショーケースもライブ定番だけどこの時の記憶曖昧ね。カップリングは戒め。
イントロからしばらく自分のパートないからって、ギリギリで下手から出てきて上手まで全力ダッシュ(何故?)してからベース間に合わせる田淵君は変態です。

11.新曲
→当時(以下略
いや新曲って言われたらアガるよね。当時から話題で。CD収録まで結構かかったイメージ
行き着いた先に何もなくても息をする僕らは構わないんだよね。9年経っても息をして、ロックバンド走り続けてるよねぇ

12.クローバー
→ここでテンポ落として緩急つけてくるユニゾン憎いですね…当時ユニゾン好きの先輩が「サビのコーラス、田淵さんが上下交互に歌うの好きなんだよね」って言ってたの聴いて意識して聴いたらハマりました。前のライブレポにもたしか書いたけどラストの歌詞変えて無理矢理歌うの好きだよ

13.シュプレヒコール
→MCやらずにサビの一節だけ放ってから曲に入るの突然すぎて(これも2012の再現だっけ…?)みたいになったけど、個人的にはスルメ曲なんですよね。
テンポの緩い曲って率先して聴かないけど、これアルバムで言うと、オリオンをなぞるの後の曲だから聴きがちになるタイプのアレ(伝われ)
なんでこれはライブ後聞き返していくうちにハマりましたよ。久々に生で聴けたのはでかい。

14.cody beats
→実はユニゾン知ったきっかけの曲。先述の先輩がオススメしてたかなんかでPVみて、「ちょっといいかも?」となった。当時は聴けて良かったーだったけど、今考えたらラストスパートの勢い付けにはだいぶ派手な飾りよね

15.オリオンをなぞる
→言うことなし!もう昔からパーフェクトリーユーフォリア!切っても切れないんだよこれとユニゾンは

16.場違いハミングバード
→アクセル踏みっぱなしで終わっていくぅぅぅ
アルバム曲だから知ってたんだけど、実際生で聴くと化けるなぁ(速度が)って感じで。ライブ後から、後にライブ参戦を重ねるたびに好きになる曲
2021、曲前のカウント聞き取れなかったのが少し残念(あれ割と好き。前の曲と繋げて聴かないと聴けない仕様どうにかして)

En1.アイラブニージュー
→当時未履修で行ったけどめちゃくちゃ楽しい曲で、連れも「あれ割と好きなんだよね〜」と言っててハマりました。
クラップはできても発声できないからちょっと残念な2021でした。人気投票30位入れるくらいのファンとしてはウィーラブニージューです。これが入るだけで「今夜のライブも最高ですわ」が確定する

En2.サンポサキマイライフ
→当時未履修。減速と加速を繰り返してサビに殴られる。「3歩先をエスコート、心配ない大丈夫さ」なんか可愛いじゃないすか。好きになりました
まあ生は久々だったから聴けて嬉しいの気持ちは強かったですね。好きなアルバム曲挙げてって言われたら、揺るがない…これだけはどうにも選んでしまいそう

En3.kid,I like quartet
→アルバム2曲目なのにラストなんだーと思ったし、当時そこまで意識してなかったんだけどこれも…なんだ…これもスルメか…?
喜怒哀楽を文字ってるのも意識してなかったし、早口のとこ実は歌詞公開してないとか、箱庭とかフルカラーとか、色々楽しめる曲じゃないですかね。未だにあのパートちゃんと歌えない。
いつか世の中が戻るんならこの曲が流れてるライブ会場でもみくちゃになりながらみんなで叫びたい

「Can you see!?」


おわり。
最終的な感想としては、

「今夜のライブも最高ですわ」

に尽きてしまうんだけど。
やっぱりハマるきっかけになったライブを、より強く表現できるようになってもう一度やってくれたってことに感謝だし、9年(途中離れてたこともあったけど)経っても好きと思える曲・バンドがすげえなと感じましたわ。

リバイバルツアーは間髪いれずにやるみたいだし、ほんとに飽くことのないチャレンジ精神…なのか、ただライブやろうぜっていう勢いで生きてる生き物なのか。このご時世でも走り続けるのをやめない田淵先生率いるユニゾンスクエアガーデンは本当素晴らしいバンドだなって思います。

「どうだ!ロックバンドは楽しいだろ!」


Spring Spring Springかは忘れたけど、いつかのライブの最後に田淵がこんな感じで言い放って帰って行ったのをよく覚えてて。あんた自分が一番楽しそうだけど、こうして俺たちを楽しませるためにたくさん動いてるんだよな。なんて。楽しいに決まってるじゃない。

9年越しに色々と思い出しつつ、突き動かされるまま書いてみましたよ。ここまで読んでくれてたら、相当な物好きか、"物好きな"USGファンか、リアルでも仲良くしてくれてる人か、わからないけどありがとうございました。ではまた


おまけ
冒頭に書いたのはMCで言ってた乗っかり時事ネタです。さすがのギャグセンを感じた。
MCについてはセトリタオルにたくさん書いてあったし、「MCなんかも当時のものでね、再現していこうと思うので、どうぞよろしく!」なんて言ってたから思い出せないなりに期待してたけど、ほとんどMCしませんでした笑。尺とか会場の問題もあるんかな

おまけ2.アンコール登場後MC
「ライブのアンコール出てきたのに…なんか今戦い終わったらプロレスラーみたいな…」
「田淵の背中を見て季節を感じますね」

おまけ3.当時と変わらないもの
「斎藤宏介の見た目」
「田淵智也の暴れっぷり」
「田淵智也の絶対コーラス間に合わすムーブ」

変わったと感じたもの
「鈴木貴雄の手数」
→再現ツアーって言ってるけど、当時新曲だったその曲そんなにぶち込んでない

以上

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