時間泥棒がやってくる
最近、というか、結婚してから特に思うようになったんだけど、時間が足りない。
やりたい事も、やるべき事もたくさんあるはずなのに、仕事だ家事だとバタバタしているうちに夜になっている。
一日の時間も足りないと思うけど、今後のことを考えると、生きていられる時間も意外と短いのではないかと思う。
今30代。あと50年は大丈夫かな、でも、60年はちょっと自信がない。
おばあちゃんになってもやりたい事やって楽しく生活したいけど、どうだろう。
結婚して数年経つのに、未だに子どもをどうするか決めきれない理由の一つは、自分の時間を諦めきれないからだ。
職場の上司が、「子どもができると自分の時間がなくなっちゃうから、趣味とかはある程度やりきっておいた方がいいよ」と言っていた。
どうしよう、やりたい事まだまだあるよ。
ベースも再開したし、古本市もまだまだ出たい。
行きたいライブも山ほどあるし、本も映画も好きなだけみたい。
年齢的に、悠長にしてはいられないとは思う。
子どものいる生活も、大変さもあるけど、今の私が知らない素晴らしい瞬間もたくさんあるんだろうなと思う。
だけど、どうしても自分の時間が諦められない。
子どもっぽくて恥ずかしいけど、中々折り合いがつけられない。
そういえば、昔、「ロスタイムライフ」というドラマがあった。
主人公がなんらかの理由で死んでしまうんだけど、そこにサッカーの審判みたいな人がやって来て、人生のロスタイムを主人公に伝えるんだよね。
「三日」とか、「12時間」とか、人によって様々だったと記憶してるんだけど、そのロスタイムを使って、死んでしまった主人公が最後にやり残した事をするって感じの内容だったと思う。
私のロスタイムはどのくらいだろう。
休みの日に何もせずに一日ダラダラ過ごしてしまったり、無意味にスマホを触るだけで浪費してしまった時間を考えると、相当な時間になる気がする。
その時間を使えば、本も読めるし、ベースも弾けるし、休みの日なら映画も一本観れるのに。
時間泥棒の正体は、今、私が手に持っている黒いあの子なのか、はたまた怠惰な自分の性格なのか。
だけど、ゆとり世代ど真ん中な私は、スマホがないと道すらわからないのだ。
時間も貯金できたらいいのにな。暇な時は貯めておいて、忙しい時に引き出すの。
今日の話にオチは何もない。
誰かの貴重な数分間を、私も盗んでしまったみたいだ。
7日目 「最近悩んでいること」
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