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ライブハウスで会いましょう

「八十八ヶ所巡礼」というバンドが好きだ。
飽きっぽい私が、2か月の間に3回もライブに行っている。
彼らの何が私をそんなに夢中にさせるのかわからない。わからないけど好きなのだ。

知らない方もいると思うので、ざっくり紹介すると、メンバーは、ベースボーカルのマーガレット廣井さん、ギターのkatzuya simizuさん、ドラムのkenzooooooooさんの3人。
音楽のジャンル的には、プログレらしい。
プログレがどんな感じなのか、知識がなくてあんまりわからない。
調べてみたら、進歩的、革新的なロックってことみたい。

音楽は聴く専門なので、あんまり難しいことはわからないけど、まず全員演奏がめちゃくちゃ上手い。
スリーピースなんだけど、全員主役!!って感じがする。

「幽楽町線」という曲が、踏切音から始まるんだけど、サンプリングっていうのかな、本物の踏切の音を録音かなんかしてきたのを使用してるのかなって思ってたんだけど、MV見てびっくり。
全部楽器で再現してたの。踏切の音人力でやれるものなのか。すごい。

他の曲も、中毒性が高い。
なんかわからんけどすごいぞ!と思っているうちに、気づいたらMVを何周もしている。

そして、ライブが本当に楽しい。

ステージにね、お立ち台があるんだよ。
それぞれのソロや、見せ場の時はお立ち台に上がってくれるので、後ろの方にいてもよく見える。

CDでももちろん素晴らしいんだけど、生で聴くと迫力がある。
音楽的な知識があれば、あそこのギターが、とか、あそこのベースが、とかもっと詳しく伝えられたと思うんだけど、なんの知識もないから、めちゃくちゃかっこいいとしか言えなくて悔しい。

演奏はバチバチにかっこいいんだけど、MCはなんていうか、ゆるゆるというかほのぼのしていて、なんだかそのギャップもまた良い。

セットリストも、定番の曲以外は毎回結構変わっているんだけど、先日のライブで、「MCで話すことも毎回違うこと喋りたいじゃん」というような事を話していて、そこまで考えてくれてるのかと勝手に嬉しくなった。

ライブDVDを観ていたら、ステージから客席に降りる時に「貴様らと同じ目線に立ちたいんだ」と言ってたんだけど、なんだかその言葉に彼らの良さが詰まっているように思った。

ご本人たちがどう思っているのかはわからないし、私はライブに最近ライブに行きはじめたばかりなので、これは本当に勝手な個人の感想なんだけど、なんだか彼らのライブは、バンドとファンっていうより、「同じ音楽を愛する仲間同士、一緒にめちゃくちゃ楽しもうぜ」という空気があるように感じる。

どこが好きなのか言葉にするのが難しいけど、私が何回もライブに行きたくなるのは、ひたすらに楽しくて暖かいライブの雰囲気が好きだからなんじゃないかなと思う。

日常でつまらない事とかうまくいかない事もあるけど、少なくてもライブハウスにいる2時間だけは楽しくて自由だ。

なんだか、彼らの良さの十分の一も伝えられていないような気がする。
一番新しいアルバムには、ライブDVDが付いているので、興味のある人は観てみると、雰囲気が伝わると思う。

ライブに行ってみたいけど、浮かないかな、と思ってる人がいたら、大丈夫だと思う。

下は小学生くらいの子から、上は私の両親と同じかもう少し上の方まで、本当に老若男女色んな人が観に来ていた。海外の方も見かけた。
友達同士や親子っぽい人たちもいたし、私のように一人で来ている人もいた。

しかも、彼らは大都市だけじゃなくて、北は北海道から南は沖縄まで、全国色んな場所を回ってくれる。
私のような地方在住の人間には、非常にありがたい。

もし、これを読んでいるあなたと、どこかのライブハウスで会うことがあったら、その時は一緒に踊りましょう。

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