【新商品】ホイールシャフトブレード

こんにちは、P!MODEL LABOのぽらりんです。

今回は新商品「ホイールシャフトブレード」の紹介をしたいと思います。

これがあれば、タイヤの精度出しは大幅に改善でき、また今までホイール選別等でちょっと厳しい?と思っていたホイールも、もしかしたら難なく使えるレベルまで、引き上げることができるかもしれません。

【ホイールの貫通】

ホイール1

ホイール横1

ランナーから切り出したときのホイールの3Dです。ホイール芯の中心までは六角穴が形成され、あとは閉じられています。

このnoteを見てもらっているレーサーの皆さんは当たり前にしていると思うホイール貫通。目的としては軸受とのホイール間のクリアランスを調整することと、ホイールの脱落を防ぐためにやっていると思います。

画像3

すこし見えづらいですが、貫通した断面はこちら。Φ1.7~1.8のドリルを使って貫通していると思います。

ただこの貫通がタイヤ製作においても個人的にはキモになる部分だと思っていて、貫通穴がずれる、ドリルに圧をかけすぎて歪んでしまう等のトラブルがよく起こります。ボール盤などで垂直に開けたとしても、ホイールの中心を打てなければ精度はお察しの通りになると思います。

【私のホイール貫通の方法】

私自身もタイヤを作るときにいろんな方法を試していましたが

そんなときに

交流のあるフラットレーサーのけいいちさんのブログで紹介されていました。ものすごく理にかなったやり方だと思い、これを読んでからは今までずっとこの方法でした。

そしてこういった治具を作り始めてから、この工程をもっとミニ四駆をつくることに特化したものがあれば楽できるんじゃないかと思い

を作りました。あくまで「まっすぐホイール芯の中心を貫通すること」に特化しています。お買い上げいただいた方からも、難儀だった作業が改善されたとご好評を頂いております。

この六角の角が綺麗に出ていたらまだ比較的振ってないホイールになってることが多いです(それでも振ってるやつは振ってますけど)
電動工具無しで出来るのと慣れるとパッパと進めれるので今はこんなやり方で貫通作業してます😊

六角貫通

つまり

六角穴で貫通していれば、きれいに振れていないホイールが作れる(と思われる)

最初からホイールに六角穴のガイドがあって、それを元に六角で垂直に貫通できれば振れないホイールができるはずだと

ただこの方法問題があります。

貫通するためのシャフトの選別と、エッジ出し、研磨するのがめんどくさい笑

まぁまぁこの作業手間がかかります笑

現在いろんなところからタイヤ製作用のシャフトビットも販売されていますが、すごいそれはそれで便利なんです

けど個人的には「違う、この形状じゃない」と思っていました。

テーパー加工いらない、振れ防止もいらないんじゃ!角エッジがしっかり立っていて、リーマーのようなシャフト貫通治具がほしい

【なければつくればいいじゃない】

できました

画像5

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そして上記のけいいちさんのブログと同じ工程で

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まずΦ1.7~1.8mmのドリルで一旦貫通

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ホイールシャフトブレードを打ち込み

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六角穴で貫通完了

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ペネトレイーターインサーターをガイドにすると更に楽に。

振れてない

めちゃくちゃ満足する出来です。

副次的な効果としては、ホイールの抜き差しが簡単にできるというメリットができました。

また先に上げたペネトレイター&インサーターを使うと作業効率、精度も更に増すと思います。

もちろん嵌めたまま、リューターでタイヤ加工も可能ですのでタイヤ加工、ホイール加工が苦手に思っている方は是非。

(タイヤの精度が上がれば速度もあがります)

【商品説明】

P!MODEL LABO 「ホイールシャフトブレード」

素材:SUS303 ステンレス

加工方法:NC旋盤削り出し

全長:55mm(六角部:25mm、チャック軸:30mm)

チャック径:Φ3mm

価格:2本セット 3,666円(税込)

販売方法:ECサイト https://pmodel-labo.stores.jp/

     メルカリ https://mercari.com/jp/u/491427500/

販売時期:8月末から上記販売サイトにて販売


以上よろしくお願いします。


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