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異世界転生したらペンシルパズル早解きがプロスポーツ化してた件

本記事は ペンシルパズルI Advent Calendar 2020 10日目の記事です。

※この記事を投稿したnoteのアカウントを消してしまったので上げ直しました。ある意味異世界転生かもしれない。(2022/10/23)

あらすじ

 季節は秋。WPC(世界パズル選手権)徹夜観戦会からの帰り道、猛スピードで突っ込んできた長さ3マス分くらいのトラックに衝突し昇天してしまった三野辺人(みのぺんと)。天界で神様から異世界での人生やり直しを言い渡される。
 「そなたの欲しい力を授けよう」という言葉に、迷わず「解けば解くほど上がるパズル早解き力をください!」と答える辺人。神様は「そこは普通、重力操作とか超回復とかじゃろ…」とブツブツ言いながらも承諾し、辺人を異世界ヘ送り込んだ。
 一見何の変哲もない、元いた場所と寸分違わぬ世界。ただ、一つ、明らかに異なる点があった。その世界では、ペンシルパズルがプロスポーツ化し、人々を熱狂の渦に巻き込んでいた…。
 これは、前世の記憶を持ったまま異世界転生した重度のパズラーが、ペンシルパズルの早解きがプロスポーツ化した世界でトップアスリートを目指す物語である。

ペンシルパズルがプロスポーツ化した世界

 辺人が転生したのは日本。文明レベルは元いた世界と同じ。場所はうっかりトラックに衝突した地点。「異世界とか言ってたけど元の世界と同じじゃないか。トラックも天界も、徹夜明けの幻覚だったのか…?」と狐につままれた気分になりながら帰宅・就寝した辺人が世界の異変に気付くのは、夕刊の一面記事を見た時であった。
「白鱒選手2連覇 世界パズル選手権」
 え、確かに昨日白鱒選手の優勝を見届けたけど、例年は日本人が優勝しても新聞はおろかネット速報にも取り上げられないのに?
 混乱しつついつもの習慣でテレビをつけると、報道番組で、アナウンサーが世界パズル選手権のニュースを読み上げている。新聞に載るくらいだからそうか。もしかしたら今年はメディアに力を入れたのかもしれない。
「世界パズル選手権は、各国の選手が集まり、その年のトップパズラーを決める大会で…。」
 うんうん。
「Sudoku、Yajilin、Skyscrapers等の20の部門の総合成績で総合優勝が決まります。」
 待ってくれ。20部門!?
 そもそもSudokuは世界ナンプレ選手権として独立していて、世界パズル選手権とは別物だったはずだ。それに、世界パズル選手権では確かに色々な種類のパズルが出題されるが、部門は分かれていなかった。
「白鱒選手は、Castella Wall所属のパズル選手です。今大会で、今年の賞金総額が10億円に達しました。」
 10億円。
 世界パズル選手権では賞金が出ない。そもそも、賞金の出る大会なんて年単位でもほとんどない。
 この辺りから、辺人はこの世界が自分の元いた場所とは似て非なるものだと悟り始める。
「白鱒さんの年棒上がりそうですねー」
「5社からCMの依頼が来ているとか」とコメンテーター。
 これってまさか…。
「今後も白鱒さんには日本のpスポーツ界を引っ張っていってほしいですね」
 ペンシルパズルの早解きが…プロスポーツ化した世界…!?

世界観

 小説パート終わりです。全編書くには時間が足りなかった(というか登場人物が勝手に動き回ってしまい収拾がつかなくなりました)。反省しています。
 以下、代わりに、この異世界の世界観を淡々と描写していきます。

ペンシルパズルを取り巻く状況

 世界中の人がペンシルパズルに熱狂的、というわけではありません。辺人が元いた世界(我々が生きている世界)と同じように、各々好きなように生きています。ただ、辺人がこの世界の住民に世界パズル選手権の話をすると、「白鱒さんすごかったよね」と、かなり高い確率で返ってきます。元いた世界では自己紹介で「ペンシルパズルが趣味です」と言っても困った顔をされることがほとんどだったのに、この世界ではその存在を知らないものはほとんどいません。以下、このような状況に至った背景を説明します。

pスポーツとは

 プロスポーツ化したペンシルパズル早解きのことをこの世界では「pスポーツ」と呼びます。元いた世界では「pスポーツ」と言うとポケモンやパチンコ・パチスロの競技に使われる言葉ですが、ここは異世界なので問題ありません。
 「プロスポーツ化」とはどういうことか。まず元いた世界の状況を整理してみましょう。ペンシルパズルの早解きで競うという意味では、元いた世界でも数多くの大会が開かれていました。世界パズル連盟の主催する、年に一度の世界ナンプレ選手権、世界パズル選手権をはじめとして、コンテストサイトをプラットフォームとしたオンライン大会、一堂に会してパズルを解くオフライン大会が開催されていました。辺人の異世界転生直前には、Twitterをプラットフォームとした早解き大会が流行していました。
 元いた世界の大会は賞金が出ないものがほとんどですが、この世界では賞金付きの大会が多く開催されています。中でも白鱒選手のようなトップのpスポーツ選手は年に数億円稼ぎ、賞金だけで生活できます。このように、ペンシルパズルの早解きで賞金を稼ぐことが当たり前になり、人によってはそれが生活の中心になっている、これを「プロスポーツ化」とします。

pスポーツのはじまり

 pスポーツの始まりは辺人が異世界転生する10年前。日本の有志のパズラー数名が開いた賞金付きのオンラインパズル大会でした。主催者が制作した問題を早解きして競うこの大会は、参加費無料で、上位10名に賞金が与えられます。この世界では、辺人の元いた世界のように賞金付きの大会が珍しく、この大会のことが知られるや否や100人の参加者が集まりました。その中には国内のトップパズラーも多数含まれていたといいます。
 大会が終わり、興奮冷めやらぬ中、その団体は次の賞金付き大会の告知をしました。こうして定期的に賞金付きの大会が開催され、着実に参加者を増やしていきました。
 参加者が500人に達したタイミングで、大会主催からスポンサーの募集がありました。これまでの賞金の出所は主催者のポケットでしたが、主催者には、参加者数が増えてきたら賞金提供者を募ろうという計画が最初からあったのでした。賞金の出所を第三者にすることで、有料のパズル大会を企画し、参加者に賞金を出しながらその参加費を運営費に回すことができるようになります(※この世界でも、元いた世界でも、主催者が参加費を徴収して賞金に充ててしまうと賭博罪が適用されます)。
 これに乗ったのが出版社の螺旋銀河社です。螺旋銀河社はパズル雑誌を定期的に発刊しており、熱狂的なパズラーが集まるこのイベントを読者獲得のチャンスと捉えていました。大会主催者は「安定した賞金提供と運営資金の獲得」、螺旋銀河社は「読者の獲得」という目的を達成するために手を組み、ここに、企業協賛のパズル大会「螺旋銀河杯」が誕生しました。

国内外への影響

 螺旋銀河社がパズル大会のスポンサーとなって読者を増やしたことにより、競合するABCプレス社もどうにかしてこの波に乗れないかと画策していました。一方、国内のパズラーの間でも賞金付きパズル大会を開催する気運が高まり、スポンサーを探す動きが見られました。このようにして、螺旋銀河杯に続く賞金付き大会が続々と誕生しました。
 また、大会の形態も、オンラインにとどまらず、各地でオフライン大会が開催されるようになりました。パズル大会が「参加する」だけでなく「観戦する」意味も持ち始めたのもこの辺りです。尚、辺人が異世界転生する頃には、地方自治体と組んだ町おこしの手段としてのオフラインパズル大会が世間の注目を集めています。
 出題されるパズルも多種多様になっていきました。異なるパズルが出題されるものから、特定のパズルが出題されるものまで、様々なパズラーの需要を満たす大会が開催されるようになりました。尚、辺人が異世界転生する頃には、メジャーなパズルが部門化し、それぞれに特化した選手が現れています。一方で、白鱒選手のようなオールラウンダー型の選手も活躍しています。
 この極東のトレンドは海外諸国にも波及しました。日本では(この世界でも元いた世界でも)景品表示法の縛りがあり少額の賞金しか出せませんが、海外では多額の賞金を出すことができる国が多く、賞金数万ドル単位の大会が開催されるようになりました。また、参加者が増えることにより、大会で出題されるパズルの作者にもより多くの収入が入るようになりました。
 パズルを解く側も作る側も、パズル大会を通じて稼げる時代になったのです。

pスポーツ選手の誕生

 国内外で賞金付きのパズル大会が多数開かれるようになりましたが、国内で稼げる賞金は海外と比べると先に述べた景品表示法の関係で雀の涙でした。当然の流れとして、海外の大会で賞金を稼ぎたいというパズラーが出てきます。但し、そのためには、遠征費用や宿泊費用を工面する必要がありました。
 ここで声を上げたのが、当時からトップパズラーとして名を馳せていた白鱒選手です。白鱒選手は海外遠征にかかる資金の提供を求めて自らスポンサーを探し回りました。交渉の結果、晴れて新聞社(この頃には、マスメディア業界にとってもpスポーツは無視できない存在になっていました)からスポンサー契約を得ることができました。これが日本初のpスポーツ選手誕生の瞬間と言われています。白鱒選手が企業と契約を結んだことにより、他のトップ選手も同様にスポンサーを獲得するようになりました。
 企業によっては、スポンサー契約にとどまらず、pスポーツの実業団を立ち上げるものまで出てきました。既存のスポーツの実業団と比較して、pスポーツは競技そのものにかかる費用が段違いに少ない(最低限、紙と鉛筆があればいい)ため、企業にとっては、低コストで自社が新しい文化に挑戦しているというイメージを社会に与えることのできる好機でした。
 実業団に所属する選手は、企業から固定給を得ながら、パズルハウスと呼ばれる施設で一日中パズルの鍛錬を行います。企業とマネジメント契約を結んでいる場合は、広告のオファーを受けたりイベント・テレビ出演したりすることもあります。これらの収入により、特に副業を持たずともパズルで生活できるようになりました。白鱒選手も、新聞社との契約満了に伴い、大手TV局の運営する実業団、Castella Wallに所属することになりました。

pスポーツ選手への道

 上に挙げたように企業と雇用契約を結んでpスポーツ専業で生活を送ることができるのは、一握りのトップ選手です。実際は、企業とスポンサー契約を結びながら副業を持っているか、企業と契約せず個人で活動している選手が大半を占めます。
 これらの選手は、各地の大会に参加して地道に賞金を稼ぐ傍ら、動画配信やコーチングによって収入を得ています。動画配信では、問題を解く様子を配信したり、手筋の解説を行なったりします。同じ実力帯の配信者同士でリーグを行い、その様子を実況中継する場合もあります。人気のある選手は配信プラットフォームと契約を結び収入を得ます。また、視聴者による投げ銭システムを取り入れている選手もいます。こうして大会で好成績を残したり、動画配信で知名度を上げたりすることで、プロチームから声がかかることもあります。
 コーチングとは、各教育機関のpスポーツ部や地域のpスポーツ教室で指導を行うことです。pスポーツ文化が根付き、選手の活躍がメディアで報じられるようになってから、pスポーツに対する憧れを持つ少年少女により各教育機関でpスポーツ部が発生しました。青少年のプレイヤー増加に伴い、U12、U15のパズル大会、インターハイ、インカレが開かれるようになり、優秀な成績を収めた学生にはpスポーツ選手への道が約束されるまでになりました。各学校はpスポーツ部に力を入れ、コーチとして現役の、あるいは引退した選手を雇うようになりました。これが個人で活動している選手の収入源の一つになっているというわけです。また、全年齢対象のpスポーツ教室も開校し、その講師として選手が招かれることも多くなりました。

観戦

 ここまで、プレイヤーの目線でpスポーツを紹介してきましたが、「観戦する」スポーツとしてのpスポーツはどうなっているのでしょうか。
 螺旋銀河杯以来、オンライン大会とオフライン大会の両方が開かれてきましたが、人気が高いのはオフライン大会です。オフライン大会が開かれるのは、主に、ビッグタイトルの決勝戦です。予選を勝ち上がった少数の選手が出場することができます。観戦者にとっては、プレイヤーの実力やタイトル獲得の瞬間を目の当たりにできること、運営者にとってはチケットやグッズ販売の売り上げが期待できること、プレイヤーにとっては観戦者、企業へのアピールの場になることというメリットがあります。オフライン大会の様子は、TwitchやYouTubeといった配信プラットフォームで生中継されます。
 オフライン大会はパズルドームという施設で行われます。イメージはコンサート会場です。前方に大きなスクリーンがあり、スクリーンに向けて観客席が並んでいます。
 試合前。パズルドームでは、スポンサーとコラボしたグッズが売られます。それだけでなく、事前に申請のあった有志団体によるパズル同人誌の販売もあり、コミケのような賑わいを見せています。
 試合直前。選手が入場します。各選手はそれぞれのスポンサーの名前が入ったユニフォームを着て、着席します。実況がそれぞれの選手のプロフィールを紹介します。
 試合開始。ルールは、出題される8問の問題を順番に解いていき、8問目を解き終えた選手の勝利です。選手は、1問ずつ問題を提出し、採点を待ちます。提出からちょうど1分後、正答した場合は次の問題が渡され、誤答した場合は提出した問題が返ってきます。この形式は元いた世界の世界パズル選手権のプレーオフと同じです。辺人は異世界転生直前、これを見るために徹夜していました。
 目の前のスクリーンには、それぞれの選手の手元が映されており、各選手の解いている様子がわかります。また、問題は会場入場時にスマホでダウンロードすることができます。入場時にスマホで問題をダウンロードし、コンビニで問題をコピーして選手と同じタイミングで解くというガチ勢もいます。
 選手はヘッドホンをしていて何も聞こえないので、観客は選手の一挙手一投足に歓喜したりどよめいたりします。Heyawakeの問題を見て「この問題、川だ!」と叫び出す小学生もいます(YouTubeの動画で勉強しているのでパズルの手筋に関する知識量が半端じゃない)(最低限のマナーは守りましょう)。実況は、誰がどの問題を提出したか等の状況を観客に伝えていきます。
 8問解き終えた選手が現れたところで試合終了。会場は拍手喝采です。そのままの流れで表彰式が行われ、賞金の贈呈が行われます。
 
 尚、辺人は、地元のpスポーツ教室でひょんなことからジャパンパズルリーグの決勝のチケットを手に入れ、現地で観戦することになります。トッププレイヤーの活躍に魅了されて自分もpスポーツ選手になるという夢を密かに抱くことになります。抱くことになるのであった…。(To Be Continued...)

あとがき

 長文になりましたが読んでいただきありがとうございました。私は一体何を書いていたのでしょうか。みなさんは一体何を見せられていたのでしょうか。
 自分の話をしますが、大学のサークルでパズル大会に出会ってから、かれこれ7年ほど競技パズルに関わってきました。皆さんの活躍を間近で見てきて、不思議に思っていることがあります。国内における競技パズルの知名度の低さです。
 最も権威のあるパズル大会として、世界ナンプレ選手権・世界パズル選手権があります。本編でふれたように、世界のトップパズラーがしのぎを削る大会です。その中でも日本人はかなり強く、世界ナンプレ選手権では個人戦で10年連続トップ3入り(そのうち優勝5回)、世界パズル選手権では個人戦で5年連続トップ3入り(そのうち優勝2回)しています。また、層もかなり厚く、今年の1~8月に月一で開催されたオンライン大会のPGPではTop10のうち5人が日本人です。他にも数多くの日本人プレイヤーが上位にランクインしています。
 それにも関わらず、その功績を大々的に取り上げるメディアはありません。普通の人と話をしていても、「競技パズルとは?」、そもそも「ペンシルパズルとは?」というところから始まります。競技パズルの説明をしても、「あーなんかマイナーな競技なんだな…」くらいのことしか思ってもらえません。少なくとも一般社会で通用している感じはないです。
 努力・鍛錬して競い合っているという点では他のスポーツと同じなのに、こうも扱われ方が違う。特に、昨年世界ナンプレ選手権・世界パズル選手権に出場して、選手として勝負し、トップ選手の活躍を目の当たりにしてからというもの、「もっと競技パズルに日が当たってほしいなあ」という想いが強まっています。どうしたらいいんだ。
 考えました。国内から、競技パズルの裾野を広げよう。競技人口が増えればそのうち社会に浸透するはず。障壁がありました。奇しくも日本人の層の厚さです。日本で大会を開催すると、世界トップレベルの選手がゴロゴロいるので、どうしても順位が低く感じられてしまいます。あと大会の難易度が高い。では海外の大会に参加したらどうか。海外のコンテストサイトでは数多くのコンテストが開かれていますが、これはこれで言語の壁があります。あとこれも大会の難易度が高い。いずれの場合も、長期的に競技パズルを続けようとするとかなりの人が振り落とされてしまうような気がしています。
 それなら、国内でランク別の初心者〜中級者向けコンテストを開いて、色々な人が達成感を得られる・もっと競技パズルをやってみたいと思ってもらえるようにしよう。そうすれば競技人口は増えるのではないか?そうして今年開いたのがPre-PGPとBeginners Puzzle Contestです。多くの方に作問・運営に協力していただき、6回も開催することができました。ありがとうございます。ただこれもこれで限界がありそうで、今後も定期的に開催するなら、ボランティアでやっていくのは結構厳しくない?という感じが薄々しています。
 一方で、パズルの収益化的な話がちらほら出ています。具体的にはnoteで有料記事を公開したり。謎解きではよく見ますね。これうまく融合できないかなー。そんで解く側も作る側も得をする仕組みが作れないかなー。
 
 突き詰めた結果、競技パズルをプロスポーツ化すればいいんだということになりました。

 とはいっても、大きすぎて何から始めたらよいのかわからない。そこで思いついたのが、
もうこれ、ペンシルパズルがプロスポーツ化した世界を想像して、そこから逆算して色々やっていけばいいんじゃね?
ということです。その想像にあたる部分がこの記事です。その筋の方はお気づきかもしれませんが、執筆にあたってはeスポーツをかなり参考にしました。参考どころかほとんどeスポーツじゃないかと言われても反論できません。想像なのでお願いだから石を投げないで…。
 そろそろまとめますが、世界中の全ての人がパズルに熱中する世界は現実的じゃない。ただ、さりげなく、それでいて社会に通用するくらいの存在感を持ちながら、競技パズルがあってほしい。全員がプロを目指すわけじゃないけど、プロという道がある。そんな「あるかもしれない・あってほしい世界」を想像して本記事を書きました。
 自身の今後の活動がどうなるかはわかりませんが、引き続き、ペンシルパズルを楽しみつつ、競技パズルが日の目を見るような世界を目指していきたいと思います。
 あとがきまで長くなりましたが、これで終わりです!

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