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魅惑のチキルームを見てくれ

 東京ディズニーランドの、ウエスタンリバー鉄道やジャングルクルーズ近辺にある『魅惑のチキルーム』というアトラクションはご存じだろうか

 あんまりパッとしないアトラクションなので、もしかしたら入ったことがないという人も多いかもしれない
 入ったことはあってもあんまり記憶がないという人もいるかもしれない

 というのも、『鳥が歌っているところを見る』という内容のショータイプのアトラクション

 『マジックランプシアター』のように楽しい演者の掛け合いがあるわけではない。マジックのような目の引く演出はないし、キャストさんがアドリブを入れるということもない(というか、キャストさん1人とスティッチでのやりとりなのでアドリブの入れようがない)。
 スティッチがジーニーと同じようにお喋りして歌ってはくれるけど、彼のように誰もが楽しめる感じではない。スティッチがある程度好きじゃないと、「ほーん」程度で終わってしまうと思う

 また、出てくるのがスティッチ+オリジナルの鳥たち、というアトラクションなので、同じショータイプのアトラクションである『フィルファーマジック』の方が軍配が上がってしまいがちだと思うのだ
 マジックランプシアターはシーなのに比べてこちらはランドにある
 最近『リメンバー・ミー』のシーンの追加もあったし、待ち時間も余程並んでなければ室内で待てるし、匂いも込みで楽しめて、色々な作品を没入感と共に味わえる

 もっと言えば、魅惑のチキルームは子供に向かないアトラクションの1つでもある
 というのも、急に暗くなる、雷のような音がする、唐突にクラクションのような大きな音がする、壁の装飾(カシャンカシャンという口が動く音が大きく顔も怖い)が唐突に歌いだすというビックリ要素があり、先日入ったときも小さい子たちが泣いてしまっていた
 これは小さい子が悪い、という話ではないのだけれど、泣き声が入ってしまうと『鳥たちの歌、ハワイアンミュージックに浸る』という性質のアトラクションな以上、完全に楽しむのは難しくなってしまう
 昔はスティッチが出てこなかったのでそういったビックリ要素がなかったのだけれど……、でもスティッチが出るというテコ入れでアトラクションがもってるなら文句も言えないし、という複雑な感情がある

 それでも私はこのアトラクションが好きだ
 

ハウオリ

 鳥たちが可愛いし、ディズニーの鳥のキャラでは一番好きかもしれないハウオリと会えなくなってしまうのは嫌だ
 彼の魅力は喋る時と歌声のギャップだと思っている

 途中で出てくる『ウイングレヒレ』の子たちも可愛いし、何よりハワイアンミュージックを聞きながら鳥たちを見るのが癒しだ
 休憩スポットにも持ってこい

 大体の人に馴染みがあるであろう『アロハエコモマイ』もここで聞ける

 以前のスティッチがでないバージョンはきっともうやることはないんだろうが、魅惑のチキルームにかつてそういう時期があったんだということをまず知ってほしいし、鳥たちは本当に魅力的なのでぜひ観に行ってほしい
 ちなみにアトラクションを待機する場所は野外(屋根あり)だが、ベンチが温かくなっているので寒い時にもオススメです

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