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P3P公式インタビューログ

ハム子関連だけ記事を分けました。

電撃PlayStation - 2009年11月27日号 Vol.459 付録『ペルソナ初体験本。』

インタビュイー:橋野桂、木戸梓、薄田無門、副島成記、目黒将司

橋野氏「女性主人公モードを基本にしていく考えは今のところはなし」

――その女性主人公ですが、どのような経緯で追加されることになったのでしょうか?

橋野:最初は、『P3』をPSPという携帯ハードで発売することで、『ペルソナ』シリーズの新たなファン層を増やせればという考えだったので、女性主人公を追加することは考えてなかったんです。女性主人公を追加すると、単純にイベントなども全部作り直しなわけですし、UMDなので容量的にも厳しいものがありますからね。ただ、PSP版の開発をまかせようと考えていた木戸や薄田から「女性主人公を追加したい」という声が上がってきて、実際ユーザーさんの声としても要望が高かったことは以前から聞いていました。それなら多少無理をしてでも喜んでもらえるものを作ろうということで女性主人公を追加することになったんです。

――橋野さんから見た女性主人公の見どころはどんな部分ですか? また、今後のシリーズは主人公の性別を選べるのが基本になるのでしょうか?

橋野:そうですね、女性主人公はただ姿や口調が変わるだけのモードではない内容に仕上がっているので、どの部分ということなく全般的に楽しんでいただけると思います。女子高校生になって1年を過ごす……って、男性ユーザーにしてみたらちょっと複雑なところかもしれませんが、新鮮に感じる部分もきっとあると思いますよ。今後の主人公の選択については、先のことなのでなんともいえませんね。選択できるかもしれないし、選択できないかもしれない。もともと女性主人公モードは、『P3P』という企画に合わせて用意したものなので、これを基本にしていく考えは今のところはありません。

女性主人公のキャスティングについて

――女性主人公の声に井上麻里奈さん(※3)を選ばれた経緯や理由を教えていただけますか?

橋野:女性主人公は、多くの人が自分の分身として感情移入できるように、クセのある個性はあまりつけないよう気をつけて設定しました。そのなかで、明るく元気のいいキャラクターとしての設定に合う声優さんを探したという感じですね。とくにバトルの掛け声を中心に、明るく元気という設定をストレートに演じていただける候補として、現場のディレクターから井上さんを提案してもらいました。実際の演技をお聞きしても、女性主人公のイメージにとても合っていると思うので、お願いできてよかったですね。

P3主人公について

――『P3P』では、どうしても新要素である女性主人公に注目してしまいますが、男性主人公ならではの魅力も教えていただけますか?

橋野:どうしてもそうなりますよね。今でこそ女性主人公は、新たに選択できるキャラクターの新鮮味を加味した、明るくて元気という設定ですが、最初は男性主人公と同じようなイメージの設定も検討していました。男性主人公の魅力は、男子高校生としての1年間を送れるというあたりまえの部分もあると思いますが、雰囲気の面でも、P3開発当時に物語と並行して設定を起こす中で作り上げた“存在感の違い”があると思います。今思えば『P3』は設定をはじめ、わからないことだらけの中で作っていた部分があったので、そういう意味でも、オリジナルの主人公には思い入れがありますね。

橋野さん、あんたの事初めて見直したよ。
まあこの直後に「自分が今プレイするなら、悩んだ末に女性主人公を選びます」って答えてるから台無しだけど。

木戸氏「ユーザーの好みで決めてもらって大丈夫」

――生まれ変わったといえば、やはり女性主人公ですが、初プレイの人は男性主人公のほうがいいのでしょうか?

木戸:ゲームの攻略にしてもシナリオにしても、どちらのほうが有利といったことはありませんので、どちらの見た目が好きかとか、男子高校生として過ごしたいか、女子高校生として過ごしたいか、ユーザーさんの好みで決めていただいて大丈夫ですよ。

えぇ…。

男性ユーザーへの配慮について

――そんな女性主人公の見どころとは?

木戸:一番は、人間関係が変わってくるところですね。例えば、仲間の風花なら「料理を作って仲間の役に立ちたい」という願いがあり、男性主人公では料理の味見役として指南していくことになるのですが、女性主人公では風花と同じ料理部に在籍し、一緒に勉強していくなど、それぞれのキャラクターごとに関係性が違ってくるんです。仲間だけでなく学校で出会う友人たちも様変わりしていますので、各キャラの新たな一面を知ることができると思いますよ。また女性主人公は、男性主人公と違い明るく元気というある程度の性格づけがなされているのも特徴なんです。それにツッコミ役として、プレイヤーの意思を反映できるようになっているんですよ。

――そういえば、男性主人公に比べて選択肢が多かったように感じましたが?

木戸:選択肢を増やすことで、個性の演出につながるかなと思いました。男性主人公に比べ、元気なツッコミ系の性格ですから口数が多いんですよね。もちろん、選択肢はさまざまなので、おとなしい子にもできますよ。それに、例えば男性コミュの終盤ですべてが強制的に恋愛方向に向かうと男性ユーザーさんは引いてしまうという意見もあったので、そこは恋愛関係になるか、友情にとどめるかを自身で選んでもらえるように調整してあります。

ハム子だけ友情ルートが選択可能だったのは、男性プレイヤーへの配慮だった?

男性スタッフの反応

――ほかに開発で印象的なエピソードなどありますか?

木戸:印象深かったのは男性スタッフの反応ですね。男性スタッフの多くは、女性主人公でゲームを始めた当初はとまどうようですが、段々と女子高校生生活を満喫しだすんですよ。「女に生まれるってこういう感じか~」とか楽しんでいたのは印象的でしたね。

>「女に生まれるってこういう感じか~」

うわキツ…。
女性主人公のゲームなんて当時から珍しくもなかったが(PSP時代は乙女ゲーもたくさん出ていた)、アトラススタッフのゲーム観の古臭さがよく分かる一連の発言。というかまず、

  • 白人が黒人主人公のゲームをプレイして「黒人に生まれるってこんな感じか〜」と言う

  • 和人がアイヌ主人公のゲームをプレイして「アイヌに生まれるってこんな感じか〜」と言う

  • 富裕層がヤングケアラー主人公のゲームをプレイして「貧困層に生まれるってこんな感じか〜」と言う

これくらいヤバイ発言だという事に気付いて欲しいですね。少なくともインタビューとして表に出していい発言じゃない。
(これの何がヤバイの?と思った人はもう少しコンプラとか権力勾配について調べた方がいい)

キタローが薄くなってるの腹立つ


プロモーションからしてこんなだしな。「自分達はゲームにも世間にも詳しくないです」って言ってるようなもん。
しかし色んな意味で酷い広告だ…今なら絶対こんな広告は打たないし打てないと思う。
何がアレって、今の海外ハム子ファンがまさにこんな感じのハム子ageキタローsageのクソコラミーム画像をせっせと量産している事だ。厨と同レベルの事を当時公式がやってたんですよ。

薄田氏「新しい色として女性的な赤色を追加」

――デザイン部分を統括されたということですが、PS2版と意識して変えた部分などはありますか?

薄田無門氏(以下、薄田、敬称略):PS2版の『P3』は青色というカラーイメージ(※1)で統一していましたが、今回女性主人公を追加するにあたり、より新鮮な印象をユーザーのみなさんに与えたかったので、新しい色として女性的な赤色を追加しました。女性主人公でプレイしたときにはインターフェイスのカラーが赤色(ピンク)に変化していますので、オリジナル版をプレイされた方でも新鮮な印象で遊んでいただけると思います。


女性的だから赤色でピンク、というのがもうジェンダーゴリゴリ。今の時代じゃあり得ないと思う。というか美鶴やゆかりとイメージカラーが被ってるんだわ。
ダサピンクのハム子のUIを見て、これはやめとこ…とならなかったのかな。

侵食、ペルソナ。の間違いだろ


ハムフェウスの性別について

――初期ペルソナのオルフェウスも女性主人公に合わせて描かれてますが、こちらの反響もありましたか?

副島:オルフェウスに関しては誤解している方が多いようで、あれは女性版オルフェウスではなく男性のオルフェウスが長髪になったという感じなんですよ。あくまで神話のオルフェウス(※1)は男性ですから、勝手に性別までは変えられないですね(笑)。

女性主人公のオルフェウスだからハートの竪琴というのも大概アレだと思う。

副島氏「『P3』で不足していたものをようやく埋められた」

――今回数年ぶりにアイギスやタナトスを描くことになって意識した点はありましたか?

副島:『P3』のキャラクターは個人的にも思い入れがあって、本作で改めて描くことができてとても嬉しかったです。そこに女性主人公を入れるのは当初難しいのではと思ったのですが、描き始めるとそんな不安はなくなりました。もともと『P3』は自分の分身を主人公として学園生活を過ごすことがコンセプトの作品なので、主人公が女性である場合もありえたわけですからね。どちらかというと、『P3』で不足していたものをようやく埋められたという感覚のほうが大きいです。


じゃあP4にも女性主人公を入れればいいんじゃないですかね。女性主人公がいないと作品の要素が不足してるって言うのなら。
そもそもハム子を追加するために人形劇や武器種マルチやミックスレイドやエピソードアイギスがオミットされていて、P3としては圧倒的に不足してるものの方が多いんだけど。

女性主人公ファンへのリップサービスだと思う事にしているが、副島さんのこの発言には腹が立った。

目黒氏「より明るく、ポップに、そして『希望』がある感じに」

――今回、女性主人公編にはBGMも新曲が追加されていますが、テーマなどがあればお聞かせください。

目黒将司氏(以下、目黒、敬称略):ディレクターの薄田と木戸から、キーワードとして「より明るく、ポップに、そして「希望」がある感じに」というリクエストがあったので、その辺りを意識して作曲しました。キーワードとしてはじつはほかにもあるのですが、これはネタばれになりかねないので伏せておきますね(笑)。

伏せられたキーワードは「死」かな、と筆者は予想。

Soul Phraseについて

――そんな新曲の中で、一番のお気に入りといえる曲はどの曲ですか?

目黒:オープニングテーマの『Soul Phrase』(※2)が一番気に入ってます。メロディも編曲もシンプルではあるのですが、魂を込めた1曲になっていると思います。とくにサビの部分はぜひ聴いてほしいですね。

※2 【Soul Phrase】 本作のオープニングテーマで、TVアニメ「PERSONA trinity soul」で主題歌を歌われた喜多修平氏が担当。明るくポップというテーマに加え、女性主人公の視点で作られた曲になっている。曲の前半は『P3』の少し暗い雰囲気を残しつつも、目黒氏が聴いてほしいというサビ部分で女性主人公らしさが全開になり、盛り上がる。

ええっ…となったこの発言、というか注釈。
P3PのOP曲はキタローとハム子のための曲ではなく、ハム子のための曲だったらしい。ていうか女性主人公らしさって何。
探したらクリエイターブログでも言われていた。

そして、看板とも言えるオープニングテーマには女性主人公のテーマとしてボーカリストに『喜多修平』さんを起用しました。
そうです、アニメ『ペルソナ トリニティソウル』のオープニングテーマを歌ったあの喜多さんです。
女性主人公のストーリー解釈に合わせ、曲調もPS2版の『Burn My Dread』とは違った方向性で。
曲名は『Soul Phrase』といいます。

https://www.famitsu.com/blog/p3p/1227560_2045.html


キタローの事はどうでもよかったのだろうか。
私はSoul Phrase自体に強いこだわりは無いのでそこまでダメージは無かったが、ツイッターの相互が絶句していた。
主人公が2人いるのにOP曲が片方をイメージしたものなのはどうなんだ、キタロー視点で考えて聴いていたのに、との事。それは本当にそう。
ハム子のための曲だと言うなら、トリソの男性歌手じゃなくて藤田さんに歌わせておけよ。

とにかく登場人物全員がキタローとキタローファンを蔑ろにしていたインタビューだった。橋野が一番マシってどういう事だよ。
やっぱりP3Pとハム子は駄目だわ。オリジナルを尊重できないクソゲー。

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