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闘いはじめ

まだこの頃は「聞こえていない」という事に半信半疑だった頃
思いもよらない事が始まりだしました
真夜中になるとけたたましく鳴くようになったのです
きなはただ〝誰かを呼びたかった〟だけかもしれません
出している声の音量のコントロールができないきなは
毎回精一杯の声で誰かが気づいてくれるまで呼び続けていたのだと
そうしなければ生きてこれなかったのだと………痛感しました
今でも大音量で私を呼ぶことは多々ありますが
ボリュームを落としたタイミングで応じることを
根気強くしていくとちょっとずつではありますが
小さい声で呼びかけてくる回数が増えてきた気がするのでした


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