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[2024/06/21]シャトレーゼ、ベトナム人88人に休業手当2ヶ月半払わず待機させる

ベトナム1,352日目です。

①シャトレーゼが約2ヵ月半も特定技能などの在留資格を持つベトナム人88人に休業手当を支払わずに待機させていた
②待機の原因は新工場の稼働遅れ
③休業手当の未払いについては近く支給される予定で、19日までに働き始められる予定


動画(約1分半)

https://youtu.be/qJ2brya9_KU

約2ヵ月半も給与未払

菓子メーカーのシャトレーゼ(甲府市)は、雇用契約を結んだ特定技能などの在留資格を持つベトナム人88人に対し、休業手当を支払わずに約2ヵ月半待機させていたことが分かりました。

これは16日に明らかになり、事務的な手続きの遅れにより、休業手当の支払いは7月上旬になる見込みです。

どうして2ヵ月も待機が?

シャトレーゼによると、88人は同じ職種の企業から別の企業に移る「転籍」などで雇用契約を交わしました。

新たな工場の設立に伴う人員不足を補うため、山梨県内の工場で2月から働く予定でしたが、新工場の全面稼働が遅れたことで、平均約2ヶ月半の待機を余儀なくされました。

無給での待機

シャトレーゼは山形、岡山、鹿児島の各県で計画した新工場に従業員を派遣した後、山梨県内の工場で補充要員として働く予定でした。

しかし、新工場の稼働遅れにより88人は待機を命じられました。

労働基準法に基づき休業手当を支払う義務がありましたが、これを履行しなかったため、彼らは無給で待機させられました。

明確でない回答

シャトレーゼの広報担当者は、「給与の支給口座の把握ができていなかったため、事務手続きの不手際で大変申し訳ない」と説明しました。

休業手当の未払いについては、近く支給される予定です。全てのベトナム人従業員は19日までに働き始められる予定で、同社は再発防止に努めるとしています。

まとめ

シャトレーゼは、新工場の稼働遅れにより、特定技能を持つベトナム人88人を約2ヶ月半にわたり休業手当を支払わずに待機させました。

この問題は、事務手続きの不備と給与口座の登録の遅れが原因とされています。休業手当は近く支給される予定で、従業員は19日までに全員が働き始める見込みです。

シャトレーゼは、再発防止に努めるとしています。この事例は、企業が外国人労働者に対する適切な対応と労働基準法の遵守が求められることを示しています。

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