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ミズバショウ

サトイモ科
ミズバショウ属

タイプ:多年草
花のつき方:肉穂花序
花の色:黄色
花期:5月下旬〜6月中旬
花言葉:美しい思い出

撮影場所:尾瀬沼周辺

釜っ堀田代

尾瀬と言えば「夏の思い出」の歌に出てくる情景が思い浮かび、曲中に〜夏が来れば思い出す〜とありますが、実際に花を咲かせるのは春の雪解け時期になります。

花は肉穂花序の黄色いつぶつぶした部分で、よく花びらに間違われる白い部分は仏炎苞と呼ばれる葉が変化した物です。真ん中の黄色い花を目立たせる為にあります。

また葉や根にシュウ酸カルシウムという毒を持っており、誤って食した場合、下痢や嘔吐になる可能性があります。
熊はこの毒を利用して、冬眠明けに体内に溜まった毒素や宿便を出す為にミズバショウを食べ、また同時にクマザサを大量に接種して体内を浄化させます。

夏にはゼリー状の種になりますが、これは栄養豊富で熊の大好物。消化されないまま排便されるので、種を運ぶ役割を担い、熊とミズバショウは相互関係にあり、どちらもなくてはならない存在です。

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