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プロジェクトマネジメントに取り入れたい行動心理学の原則

初めまして、オズと申します。モビリティ関連の新規サービスを考えるUX/サービスデザイナーとして働いております。

元々はWEBの既存サービスを良くするUI/UXデザイナー兼プロジェクトマネージャーとして働いたということもあり、新規サービス/既存サービス、オフライン/オンラインそれぞれの違いや共通項を実感しながら働いております。

本日は初のnoteということで、以下を意識しながら書いてみようと思います。

  1. UXの話を絡める

  2. 執筆者の人柄とか思考がなんとなくわかる

  3. 背伸びしすぎない

本当はためになる話とか、難しい話をわかりやすく書くとかしたいなーと考えておりましたが技量不足になりますので、まずは上記3点だけ意識して書いてみます
(いつかは書けるようになりたいですね)

で、本題ですが今日は「プロジェクトマネジメントに取り入れたい行動心理学の原則」について書きたいと思います。

「おいおい、いきなりUX関係ないじゃん」と言われるかもしれませんが、UXデザインを考えるにあたり、行動心理学は切っても切れないものだとして許容くださいませ。なお、小生は心理学の専門家ではないので、誤った解釈が含まれる可能性もあります。そちらもご了承ください。

本日取り上げたい行動心理学の原則は『目標勾配効果』になります。

では、説明してまいります。


目標勾配効果

行動心理学の言葉で「目標に近づくにつれて、さらに目標を達成しやすくなる」効果のことをいいます。UXの例でいうと、こういうのよく見かけますよね。

  • webサービスの登録画面でプログレスバーを表示すると登録CVRが上がる

  • コンビニでコーヒーのポイントカードを導入することで、来店頻度が上がる

起源はちょい古く、クラークハルという方が1932年に動物実験で発見した仮説が基になっているとのこと。当時の実験内容はこんな感じです。

仮説を検証する古典的な実験で、ハルは、まっすぐな路地にいるラットが、スターティングボックスから餌に進むにつれて徐々に速く走ることを発見しました。

https://lawsofux.com/en/goal-gradient-effect/

その後、2000年代に入って人間の行動にも同じことが言えるねという研究がされていき、マーケティングやUX界隈に浸透していった感じっぽい。
(勉強不足でこれ以上わからずです)

で、目標勾配効果のプロジェクトマネジメントへの取り入れ方はこんな感じです。

  1. タスクリスクはタスクの完了/未完が視覚的にわかる状態にする

  2. プロジェクトを2,3ヶ月くらいの程々の(長くも短くもない)タームで区切る

  3. 2,3ヶ月毎に楽しいイベントを用意しておく(プロジェクトメンバー間でもプライベート限でも可)

1は普通にプロジェクト管理としてやられていることが多いですが、2と組み合わさることで、「ゴールが近づいてきている感」が出て「ゴールを目指したい前向きな欲」が湧いてきます。

3は小生の好みですが、1ターム終わってもすぐ次の仕事が仕事が始まるわけなので、仕事以外の楽しいイベントを2と同じ間隔で置くことで良い区切りになっております(好みです)


ちなみに小生が担当しているプロジェクトは「たまたま2ヶ月ごとにタームが分かれた」ことによって、意図せず目標勾配効果が発動しております。

2ヶ月ごとに「もうちょっとでゴールできる!」のセルフブーストがかかることで勤務後のビールも進むのですが、積み残った課題がある場合はツァイガルニク効果で、飲み明かしたい気持ちを抑えて帰宅しております。

ツァイガルニク効果については次回以降のネタにします。
最後まで読んでいただきありがとうございました!

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