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一鬼一遊TOUR Lv.3 忘備録

2022.03.11の一鬼一遊 PRE TOUR Lv.3 栃木県総合文化センターから、2022.06.11の仙台PITのちょうど3ヶ月間にわたって行われた秋山黄色さんの全国ツアーを振り返って、好きだったところをただただ書き連ねるだけのnoteです。レポとかそういう大層なものではなく、一個人の感想文。(ちょっと長めの)

3月にリリースされたアルバム『ONE MORE SHABON』の楽曲中心のツアーでしたが、めちゃくちゃ良かった、本当に。前置きが長くなってもしょうがないので、勢いで書き進めちゃいたいと思います。


1.白夜

め〜〜〜〜ちゃくちゃ意表をつかれた1曲目。前回のアルバム(FIZZY POP SYNDROME)の最後の曲のPAINKILLERがライブでも最後に置かれていたので今回も同じような感じだと思っていました……最初からとても良い裏切り。
この曲の2番のサビ終わりの『消えないでいて』はボーカルのだけになって、しかも裏声、というところから間奏のエモーショナルなギターソロに入っていくというこの流れがめちゃくちゃ大好きでした。繊細さとエモーショナルな部分が両方垣間見える感じが堪らなかったです。あと、これは公演によってだったのですが、一番最後のサビの『幸福で死にたくないっていうのは』の部分だけ裏声を使わずに叫ぶようにして歌ってて、祈りよりも、もっと痛切な願いって感じがしてグッと来ました。
宇都宮でのMCで「大小様々だと思うけど、例えば進学とかで離れ離れになって会えなくなったとか色々経験してると思うんだけど、こういうことはずっと続いていく」といったニュアンスの話があって、それを聞いてからこの白夜を聴くとまた聴こえ方が変わってくるというか。『壊れぬよう24を一日としリセットを願う/白夜の心に夜はない』というのも、一日というサイクルで気持ちをリセットできる事がある反面、それじゃどうしようもできない別れとかがあるという事実を突き付けられる感じがあって、それでも『消えないでいて』と歌うことの意味とか尊さを考えてしまいました。

2.アク

意表をつかれた1曲目からの、5拍子のアク!
この公演では最初の宇都宮、Zepp公演、仙台でステージ後方に大きい円形の照明が3つあって。(文字にすると伝わりづらいので、下記リンクの動画を参考までにご確認ください。)

それがアクのイントロの時計の針が動くような音と連動してたような感じで良かったです。あの後ろの照明は、初め見た時「アルバムが"ONE MORE SHABON"だからシャボン玉ってことか〜」くらいにしか思ってませんでしたが、「時計という見方も出来るのね〜」なんて思いました。でもよくよく考えれば、ONE MORE SHABONというアルバムはシャボン玉のような儚さを感じる部分もあるし、時間についてもかなり歌われているので、アルバムにぴったりじゃん……!と一人で盛り上がったりしたのがこの曲のタイミングでした。
あと、Twitterとかでも同じこと言われてる方を見かけましたが、最初の方で黄色さんが『ワンツー!』っていうところめちゃくちゃ好きです

3.Caffeine

いわゆるライブ定番曲って、いやもうセトリから外していいよって思ったりすること正直言ってあると思うんですけど、この曲に関しては一切ない。毎回やってくれと思える大好きな曲。今回もやってくれてありがとうございます!助かります!の気持ちです。
2番の『もう何回一人で死んでしまったか/覚えてない位には/切ない匂い 苦し過ぎたんだ』の部分、赤い照明の中で今にも消え入りそうな程の声で歌うので、めちゃくちゃ胸が締め付けられましたね あとCaffeineは至る所にライブアレンジがあるので、毎回聴くのが楽しみでした。
あと、今ツアーはサポートメンバーに赤い公園の藤本ひかりさんがいらっしゃったんですけど、ベースバッキバキでちょ〜良かったです、Caffeineでベースだけになる部分で毎回スポットライト当たるのも良かった〜

4.アイデンティティ

いや〜〜〜好き(偏差値20)。この曲が単純に好きです。ライブの感想でも何でもないけど。
あと、この曲の照明がめちゃくちゃ好きで、特にラスサビ前の『歩く死人に』から『分かってるのに言えないよ』の部分。
これは会場によりますが、青っぽい照明の中でミラーボールが使われてて、その幻想的な感じがとても良かったです。最初の『歩く死人に』の部分はミラーボール止まってて、この次の同じフレーズを繰り返すところからミラーボールがまわり出してたところも良かった…そして、『分かってるのに』っていうフレーズに入った瞬間に一気に暗くなって、赤い照明が黄色さんに集まるんですよね、あの瞬間が堪らなく好きです。めちゃくちゃハッとさせられるっていうか、音と一緒に心臓をブチ抜かれる感覚。

5.燦々と降り積もる夜は

かわいい……!楽曲に対する感想として適してるか分かんないんですけど、何故かこの曲かわいく思えるんですよね(???) 歌詞はどことなく切ないのに。
これまでのライブは本当に衝動的というか、熱量が半端ない感じだったけど(そういうライブもかなり大好きです)、今回は特にこの曲あたりで少しラフな感じで音楽を楽しめる感じもあって良かったなあ〜なんて思いました。


6.あのこと?

めちゃくちゃ個人的な感覚ではありますが、夜の暗い部屋で聴いてる感じがしてとても良かったです。暗い部屋から窓の外を眺めてる感じが。
最後のサビ前の『話がしたいんだ ぼんやりと』の部分、左右一つずつの電球色っぽい照明と黄色さんがみえるだけで、サポメンも見えないくらいの暗い中で歌う場面、この曲の内省的な部分がめちゃくちゃ表れてる感じがしてとても好きでした。
あと、これは本当に真意は分かりませんが『いつかは消えて無くなるものを/綺麗なら綺麗なほど愛せない心』という部分、白夜の『幸福で死にたくないっていうのは/この地球上で一番の不幸だね』とリンクしちゃうんですよね そのつもりで書いてるとは思ってないんですけど。ライブで改めて聴いてそんなことを思いました。

7.Night park

圧倒的ライブ映え〜〜〜〜ッッッ!!!!
ライブで聴いてより好きになった曲です、こんなにライブ映えする曲だったとは…!カラフルな照明の中で回るミラーボールもめちゃくちゃこの曲に合ってて、終始にまにましちゃいました(すいません)。あと、黄色さんと言えばギター!って感じだったので、一切ギターを使わないこの曲どうなんだろうって思いましたが、普通にめちゃくちゃ良い〜 身振り手振りとか音のノリ方とかが普通にめちゃくちゃ好きです!伝われ!!


8.うつつ

この曲もこれまでリリースしてた曲とは違った雰囲気の曲なのでどうなるんだろう〜って思ってたけど、これもこれで良いな…!となりました。Aメロの部分、黄色さんの真上の照明一つだけが点いてて、何となく夕日とか月とかそんなものを思い浮かべて聴いてました。
これまでの曲はひたすら自分の内側を歌った曲、内省的な曲が多かったように思うけど、今回のアルバムではそれだけではなく、情景が思い浮かぶような曲が増えた気がします。


9.ホットバニラ・ホットケーキ

宇都宮のMCで、まだバイトをしながら音楽をしていた時に自分の友達のお母さんが応援してくれてた話とか(そのお母さんがコンビニで働いていて、こっそりからあげくんをくれた話)、あとお母さんには言ってなかったのにおばあちゃんには音楽をやってることを話してて作った曲を聴いてもらったりしていた話をしていて、そういった身近な人たちに応援してもらっていた話を聞くと、ちょっとまたグッと来ましたね………そういう人たちがくれた何気無い言葉とかに黄色さん自身も救われていたのかもしれないなあ、なんて思うと『それって僕にも出来ますか?/茶化して迷っててもいいですか?』ってフレーズ、めちゃくちゃグッと来ません???(超個人的解釈)そこから最後には『迷路に生きる誰かにまで/届きますように』になるのヤバ……という感じです(語彙)
大阪では、一鬼一遊TOURのLv.2の時と同じイントロの入り方がまた見れたりして嬉しかったな〜!

10.宮の橋アンダーセッション


あの曲の入りの勢いある感じ、始まって1秒でブチ上がれるのでかなり良いですよね?黄色さんのこういう曲がやっぱりどうしても好きなんですよね〜結局は。
そして、このツアーでも例の曲がストップする時間は健在でしたね〜!宇都宮ではまだMC間に挟む程度でしたが、新潟ではキーボードで夕暮れに映して(Aメロくらいまで)を弾いたり、大阪ではその場でピクミンの愛のうたを即興アレンジして弾き出したり(まさかのカバー、そしてめちゃくちゃ名曲感溢れるアレンジ)、そしてツアーファイナル仙台ではまさかの"""野球"""ですよ…………文字にすると意味わかんないと思いますけど、文字の通りなんですよね。嘘みたいですけど本当なんだよな……初見で野球やられたらビックリするだろうな?初見じゃなくても普通に驚くけどね?!あとそのあとスクラッチもしてましたね………これで当たったら伝説になるぞ!と言ってスクラッチを意気揚々と始めましたが(以下省略)
まじでこの時間は秋山黄色が法です(?)
野球以上に驚くものないと思うけど、次も期待しています あまりにも高すぎるハードルだな……

11.PUPA

ア〜〜〜〜ッッッッ好き!!!!!
秋山黄色さん、PITって聞くと豊洲って反射的に言っちゃうみたいな話をしてましたが、わたしもPUPAのイントロ1秒聴くと好きッッッッ!!!って言っちゃうので、それと同じです(同じとは)。
この曲はそれこそ前回のアルバムで言う宮の橋アンダーセッション的立ち位置だと思うんですけど、そりゃ〜好きじゃないですか?この流れはまじで、"''わかってる""流れなんですよ…ライブで聴く前から分かってましたが、ライブで聴くPUPAは最高です このアルバムのリリースツアーが終わったからと言って絶対に封印しないで欲しい 定期的にPUPAを摂取しないとダメな体になったので(?)
あと、あの『なあ』の部分、めちゃくちゃコールアンドレスポンス的な感じのことしたいのでそう言うことできる世界になって欲しい



12. セッション〜ナイトダンサー

今回のツアーのハイライトをあげてください、と聞かれたら多分真っ先に浮かぶのはここかもしれない…もちろんたくさんあるけどここは外せない
ドラムソロからきいろさんがキーボードで入っていって、次にサポートギターの井手上誠さんが入ってくるんですけど、ここめちゃくちゃ良かったなあ〜〜〜新潟のときカラーコーン持ってきてステージに置くから何するんだろうな?と思ってたけど、ギターソロの部分、そのカラーコーンで弾き出してさすがに笑っちゃったな!面白すぎる……プロの人たちがやる本気の面白いに勝てる面白さは無いな……そしてベースソロと来て黄色さんがギターで入る瞬間、め〜〜〜ちゃくちゃ好き 空気が一気に変わる感じしません?そして一気に駆け抜けるようにナイトダンサーに入るここまでのセッション!最高!早急に映像化して下さい!?この前のスペシャの時、ここがカットされててめちゃくちゃ悲しかったので!(番組の尺的に仕方ないのは分かるんですけどね)
そもそも、ただでさえ大好きな曲がこんな最強セッションつけて始まったらそりゃ〜〜ハイライトになっちゃうよねえ、と言う話です。
あと、この曲の照明もめちゃくちゃ大好きです。
サビの青っぽい照明の中で回るミラーボール、疾走感のあるこの曲とあのキラキラした感じの相性が抜群すぎる……あと"ナイトダンサー"だから夜空とか星とか、そういうイメージなのかなあなんて思いました。曲中に星ってワードも出てくるし。そんなキラキラした中でお客さんの手が上がる光景を後ろから見てかなりグッと来ました………
アウトロ引き伸ばして演奏する感じも大好きで、この曲の終わりだいぶ溜めてジャーーンと合わせて(ここの語彙マジでなさすぎて辛いけど伝わって欲しい)この曲が終わるんですけど、


13.やさぐれカイドー

そのナイトダンサーの終わりから一気に照明が青から赤に切り替わって、ギターもめちゃくちゃ歪ませてく感じ、意味分からないくらい最高に格好よすぎません?
人間ってあまりにも良過ぎると笑いが出ちゃうと思うんですけど(私調べ)(というか私)、まさにそれ。良すぎる。ここの曲前のセッションもかなり良かったので普通に音源欲しい……秋山黄色さんのライブ、こういうセッションが多いのが好きなポイントの一つ。
そして、紫のスポットライトが当たってイントロのリフ弾く姿めちゃくちゃ良かった……やさぐれの危うさと怪しさみたいなのが伝わってくる感じ………
このツアーの前半でよく『昔の曲はあんまりやりたくない』って言ってましたが、頼むからやさぐれカイドー、一生やってくれ………この曲のギター(最強のリフ)も、その音の鋭さも歌い方も大好きだし、あとこの曲の持つ有無を言わせない圧倒的な力、狂気的なくらいの熱量が詰まったこの曲が本当に大好きです。
5年後も10年後も20年後も絶対に色褪せないので、これからも頼むからライブでやってください!!!!


14. シャッターチャンス

「授業中の45分は長いのに、朝のもう10分寝ようの10分はまじで2秒」という相対性ああだこうだの理論に基づくと、やっぱりライブの体感時間はやっぱり15分くらいなんだよな…楽しい時間は本当にあっという間すぎる
 
『出口のない痛みに向き合い/藻搔いてしまう君が誇らしい/ズルの仕方を一緒に覚えよう』ってさあ〜〜〜???!?!?!?!反則すぎん????この励まし方というか、寄り添い方はさあ〜〜〜???『君が誇らしい』で全肯定じゃん……?そこから逃げ道を教えてくれるってところがめちゃくちゃ良い、まじでもう教科書
ライブの感想に戻すと、このゆったりした感じのテンポでもお客さんが思い思いに音楽を楽しんでいる感じが、めちゃくちゃ良かったなあと思ってて
仙台のMCでライブの楽しみ方について色々話してたけど、その自由に楽しんで欲しいっていうスタンスが本当に信頼できるなと思うし、居心地が良くて、この先大きな会場とかでやる時も変わらずにあってほしいなと思っています ア〜〜〜〜〜めちゃくちゃ楽しかったなあ!


En1. 見て呉れ

毎回アンコール出てきてMCがあるんだけど、大阪の時『嫌いなものって理解されやすいけど、好きなことって理解されにくい』『だから悪口とか誹謗中傷がある』って言ってて、めちゃくちゃ腑に落ちた。私自身もこうやって同じツアーに何本も行ったりしてるのを周りは理解できないというけど、全員に理解されなくとも分かってくれる人が少しでも居ればいいんだなあ、なんて思ったりしました。曲にあんまり関係ない感想書いちゃったけど!
この曲の2番の『心についた傷の数だけ/強さの表れって言うんじゃない/窒息しそうなヤツの見て呉れ/歪な見て呉れ…』の部分を叫んでるのが、めちゃくちゃ好きで、それが最後の仙台公演でも聴けてかなり嬉しかったですね……


En.2 とうこうのはて

私が行った公演は全部とうこうのはてでした!
他の曲も聴きたかったなあって思ったりも少ししたけど、これを聴き終わった頃には大抵今日はこれがベストだ…!となっている。不思議。

というか毎公演、この曲のエモさに殺されそうになるんですけど一体どういうことですか?

宇都宮公演は『好きなことして、みんなの愛に触れて、みんなに愛を返して、最高に幸せなとうこうのはてを見つけることができました!!!!!愛してるぜおまえら!!!!!』と叫んでましたし、
新潟公演は『辛い時、迷った時、検索してくれ!漢字4文字!四字熟語!俺が!秋山黄色です!!!!』最高でしかないし、
大阪公演は『俺のとうこうのはては、ホールツアーに繋がってました!!』『世の中、どうでもいい奴ばっかりだけど、せめて俺のファンくらいは幸せになれよな!!なろうと思えば、なれるから!!』もう泣きそうになるじゃん

仙台公演はもう泣いたので文字に起こせるほどの記憶が残っていません(どこかのメディアからレポがアップされるのを期待しています)

とにかく、どの公演もこの曲がアンコールの最後でよかったなと思っております。こんな最高のツアーをしてくれた秋山黄色さん、スタッフの皆さん本当にありがとうございますの気持ちでいっぱいです。本当はもっと感想書けるんですけど、さすがに文字数が引くほど多過ぎるのでここら辺で終わりにしよう………

あとこの記事、サグラダファミリア的な感じで未完の記事ということにして思い出したりしたら少しずつ書き足したりしようかなと思います(小声)

あ〜〜〜Lv.4が待ち遠し〜〜〜まだチケットないけど

最後まで読んで頂きありがとうございました‪( ◜ᴗ◝)‬

追記:これタイトル思いっきり『忘備録』って書いてるんですけど、本当は『備忘録』なんですよ シンプルに間違えて覚えてました ウケる 恥ずかし〜 そんな人が書いてる文章を7000字も読んでくださった皆さん、ありがとうございました