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大阪の夜の祭りに行ってきた話 後編

はじめに

「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 燿城夜祭 -かがやきよまつり-」というライブが先日ありまして、それに参加してきたのでちょっと書きますね。こちらのイベント、23年6月10日(土)・11日(日)の2日間で開催されました。一から十まで丁寧に書いているといつまで経っても終わらないので、時に軽快に、時にねちっこくまとめていきます。前編では出発からDAY1までの思い出を振り返りたいと思います。もしお時間ありましたら飽きるところまでご覧いただけますと幸いです。
こちらの記事は後編となりm@s。11日(日)~帰宅オタクになるまでの出来事をまとめております。万が一僕のファンがいらっしゃったら前編から読んでもらえばより楽しくなるかもしれませんが、後編だけ読んでも支障が無いようなつくりにはしたいと思います。
ちなみに、僕のお気に入りのアイドルは八神マキノさんです。前編では極力激重感情や自分語りを薄めにまとめましたが、後編は濃度が増していますのでその点だけご容赦いただけますよう宜しくお願い申し上げます。

ふつかめのはじまり

土曜夜の就寝時間の割には早めに目が覚めたのでテキパキと準備。お酒をいっぱい飲んで騒いでをやりつつ、寝る間際にツイッターを嗜むという紳士ムーブをこなしつつもDAY2の立ち回りをちゃんと計算してはいたので、早めに起きれてまずは計画通り。祭りが始まる前に縁日を覗くのが日曜のテーマでした。
午前中はあいにくの雨模様。一日目は晴れの中会場までの徒歩移動ムーブで完全に疲れたので、二日目は金の力でメトロポリタン特有の大阪メトロで会場に向かいます。僕は賢治ではないので雨ニハカテズです。乗り換えはあるものの至近距離なのであっという間にビジネスパーク、通称ビジパに到着。ポジティブにパッションにやっていきます。
10時前にも関わらず現地にはそれなりにオタクが点在。ニチアサも見ずに現地入りするキモオタの鑑ですね。その行動力をもっと社会生活に活かせばもっと立派な人間になれるのに(鋭利なブーメラン)。それでは、本日の僕のスタートはフラスタから始まります。

縁日をたずねて

別に公式では現地のあれこれを「縁日」なんて呼称してはいませんが、僕が勝手に盛り上がるために名付けていただけです。祭りの催しといえば縁日ですから、ライブ本編が祭りなら現地の展示やらなにやらは縁日でしょう。
最初に突撃したのは有志諸氏によるフラスタコーナーです。一日目のTLを眺めていてもとても楽しみだったので最優先にしました。楽しみ過ぎて10時入場開始なのに15分前から勝手に並んで待ってました。二日目フラスタ待機列の最前は僕です。証拠のツイートもあるので証明可能です。5分前くらいから次第に待機列が伸び始め、10時にはすでに何十人単位になってましたね。
開始と同時に入場。最前特権として誰一人観客のいないフラスタ会場を写して悦に入るのも忘れません。色とりどりの花束と美麗なイラスト、花屋さんたちの匠の技が所狭しと陳列されていました。触れている人も多かったですが、ルビーカウンテスに始まりルビーカウンテスに終わる配置だったのは何らかの力が働いていたのでしょうかね……。

最前の景色

会場を抜けて次に向かうのはサイゲフラスタ。若干の雨ではありましたが、スマホを向けながらイエパフル尺を過ごしても大丈夫な程度でしたね。写真確認したらクソデカ神輿を写してなくて無念でした……。そしてフラスタという名のぷちムービーを凝視しつつ連写の手は止まりません。アイドルの組み合わせも鉄板のものから気付く人は何らかの意味を見出せるような組み合わせまで、一回使い切りにするにはあまりにもったいないクオリティだったので、円盤特典とかにならないですかねぇ。
続きましては屋台という名のキッチンカー。こちらも雨の中の待機列ではありましたが長蛇になる前に突撃できたのが幸いし、30分ほどでレジに到達出来ました。買ったのはデブの友達唐揚げポテト&サマーサイダー……もといラムネソーダです。雨の中の屋外飲食はちょっと辛かったです。可能なら傘さしながらツイッター眺めて食べ物飲み物手にもって箸もってをしたかったですが、現実は傘の外にあるラムネソーダが雨水でやや薄まってマシュマロの「燿」の文字が雨で滲んでいました。僕がアシュラマンだったらすべて叶うのにな、というクソみたいな妄想を5秒くらいしました。フード購入特典のステッカーは肇と奏。うっすらと交換募集をしたら見事奏とマキノさんと交換してくれる相互さんが見つかってありがたかったです。

ここ近辺に横並びで屋台メニューを貪り食うオタクが大量発生していました

ゆめを配るおまつり

大阪城ホールから徒歩5分10分ほどの場所で行われていた有志による配布企画「どりぃむ配布ふぇすてぃばる」、遊びに行った人も多いのではないでしょうか?僕も例に漏れずお邪魔しましたよ。
ずぶ濡れの少年探偵団を横目に、えっちらおっちら会場に移動。道案内のツイートをブクマしていたにも関わらず会場ビルを通り過ぎ、若干のロスは発生しましたが無事到着しました。

読み始めたころは大体同い年くらいだったのに、彼らは今でも小学生。それに比べて僕は……

ちょっと真面目な話すると、有志の配布企画はデレライブの風物詩といっても過言ではないかもしれません。勿論他のブランドやアイマス以外の他のコンテンツでも会場周辺で類似の企画をやっている方はいらっしゃるんだと思います。それでもわざわざ会場を借りて複数の団体が企画を立ち上げて集合してひと固まりになるのって、案外デレ特有な気がするんです。その背景にある理由の一つって、やっぱりアイドル190人っていうやり過ぎなくらいな多様性にあると思うんです。ライブに参加してないアイドルだろうが何も関係ないし、190人もいれば布教や紹介したいアイドルが自然とばらけるのも当然なんですよね。毎回のように配布企画が開かれるのってすごいことですよ。ほんのちょっとだけ胸を張っていい文化なんじゃないでしょうかね。で、いい話はこのくらいにして。入場すると知らない顔も知った顔もいたりして、あれやこれや話したりもらったりしてきました。時間帯によっては結構混雑してるときもあったようですが、僕の入ったタイミングは特に規制もなかったのでスムーズにいきましたね。それでも行きも帰りも常にオタクにすれ違ったので、安定して人流があったみたい。証拠という事でもないけど、ウサちゃんロボのお面も現地でかなり目にしましたしね。

おわりのはじまり

その後は一般通過瑠璃子を2メートルの距離で目撃したり、ご飯を食べたりしました。DAY2も会場前の時間はスタバ近くにたむろするオタクの集団と過ごす時間が長めでしたね。前日の打ち上げの話なんかもしたりしましたが、何はさておき昨日宣告された〇刑の執行がいつになるかの話題を回避することができません。そうです、業務連絡につらっと差し込まれたアレです。

まぁ冷静に考えれば発表と実装と発売のタイミングから、燿城夜祭にて披露されることはほぼ間違いないとはほとんどのオタクが理解っていました。ましてやDAY1での披露がなかった以上、九割九分DAY2に来るんだろうなとは思っても、我々にはライブ前にセトリを知る術はないのです。絶対なんて絶対あり得ません。しかしながらその常識は、意外な形で粉々に打ち砕かれるのです。それは何の前触れもなくやってきました。

『また、本作は従来のメイキング映像に加え、「CINDERELLA PARTY!」のMC(原紗友里、青木瑠璃子)による舞台裏取材映像「Behind the Scene with CINDERELLA PARTY!」、ダンスレッスン、イモニチェック、ゲネプロ、本番当日リハーサル、ライブ本番まで、楽曲が披露されるまでの軌跡を完全密着したドキュメンタリー映像The Clock of the Cinderella~「廻談詣り」「ノーチラスソナー -Nautilus Sonar-」~(出演:高田憂希、桜咲千依、二ノ宮ゆい)も収録予定です!』

「ノーチラスソナー -Nautilus Sonar-」

え?

いや待ってでも今日やってないよだってやってないのにドキュメンタリーとか言われてもだってやってないからそれがあるってことは今日やってないからいつやるのかってだってでもそれはだって

公式が業務連絡でセトリのネタバレをしてきました。前代未聞です。
守秘義務とかないんですかバンダイナムコさん。

発表時点でモニターに映る文字を見て、75%くらいのオタクは某パーティーの主催が何故か大阪に出没していたことへの回答に笑いを浮かべ、20%くらいのオタクはへードキュメント映像なんてあるんだねーとワクワクやほのぼのしていたのだと思います。
しかしながら残り5%程度のオタクにとっては笑い事ではありません。(形式上)あるかどうかとソワソワしていたお気に入りアイドルのソロ曲は2日目にやるんでよろしくおなしゃーすみたいな感じで突然投げつけてきたのです。〇刑宣告です。お前らは明日○す、と公式に仄めかされたのです。

そんな〇人予告を前日に受けてからのDAY2です。ジョルノに似た声で覚悟の準備をしておいてくださいと言われているも同然です。「それ」は確実にやってきます。問題はどのタイミングなのかという段階で開場前から戦々恐々と過ごしながらその時を待ちました。すっかり雨はやみ、時刻はそろそろ宵の時。祭りは二日目。二日宵のはじまりです。

演目でいつー その1

順番の入れ替えがあった曲もありますが、両日披露の曲に関しては感想は大胆にカットしていきます。そうしないと本当に収拾つかないので。ということで電波飛ばしていきますね。

2.Bloody Festa
開幕血祭。一時期は曲中パフォーマンスでの接触がちょっとすらできなかったことを考えると、えもえも手繋ぎは一層感慨深いですね。

4.アタシガルール
アニメU149からNightwearに続いて第二の刺客。桐生つかさのソロ曲です。
強いよね。そしてカッコいいという観点に関して思ってることがあって。シンデレラに限らず、アイマスのキャストさんって全部で200人以上とかいるわけで、カッコいいパフォーマンスする人もいっぱいいる。個人個人で好みもあるし、ゲームじゃないからカッコよさのパラメーターがデータに表示されてるわけでもないけど、河瀬さんのカッコよさは割りと万人が認めるタイプのカッコよさだと思っていて、個人的にはAS菊地真役の平田宏美さん系譜を継いでる人のように思える。声がいいとかわかりやすい武器もなんだけど、醸し出されてる雰囲気が何となく似てるように感じるのよね。男も女も見境なく堕としていくやべーやつでした。

8.エチュードは一曲だけ
ムード歌謡なんだよね(伝わるだろうか?)。ふざけに行ってるわけではないけど、何故かひとつまみのコミカル要素が見え隠れするというか。でも逆に全力で雰囲気づくりに走ったら必要以上にエロくなりそうだからそれもちょっとな……。

9.Sunshine See May
16.Isosceles
ちょっと順番前後しちゃうけど、この二曲はセットで振り返りたい。藤原肇役の鈴木さんの欠場が決まって、どう見せるか、どう魅せるかってしっかり考えたんだなっていうのが伝わるステージングでした。奇しくも肇の参加ユニット曲が両方ともデュオ曲だったこともあり、音源を使用するって判断一つとっても、終盤まで温存するのと序盤から使用することの対比もそうだし、「不在」であるという事実に物語性を用意できていたように思えた。当然、人によっては2人そろっての歌唱に比べればやっぱり劣るって感じる人もいるだろうし、それが間違いとは思わない。それでも「不在」であることを「不足」と感じさせないようなパフォーマンスを見ることができたなと。少なくとも僕はバッチリ両曲とも泣かされましたよ。特にIsoscelesで感情揺さぶられてた分更に次の曲に心動かされたところはあったよね。

閑話休題 MCぱーと

昨日の時点ではアトラクション変えてくるのかとも思ってたけど、変更なしで参加種目を入れ替える形式(両日同じ種目の人もいたけど)。二日目はどうしても触れなきゃいけないことがあって。射的ゲームの時なんですけど、なんか井上さんと二ノ宮さんおてて繋いでたじゃないですか。
僕の席からは距離があったんで最初はなんかはっきりしなくて、でもなんかどうしてもそうとしか見えなくて、モニターに映ってるのみてもやっぱりそうとしか見えなくて、退場後にオタクに確認しちゃいましたよね。あれ幻覚じゃないよねって。MCパートに限らず仲良しムーブが垣間見えるところが都度都度あって、なんか嬉しいんですよ。
この二人と、今回は参加していなかったけど西園寺琴歌役の安齋さんも含めて、言ってしまえば偶然ボイスの実装時期が重なっただけのキッカケなのかもしれないですけど、何気ないかもしれないけどシンデレラ的にはボイス同期って運命的な意味を勝手にオタクは受け取っちゃうんですよね。その繫がりがたまーに見られるとこっちは寿命伸びるよねって話です。

演目でいつー その2

今回の前後編にも及ぶ怪文書製造の原因ともいうべきブロックがいよいよ始まります。かなり自分語りとか来るので辟易された方はブラウザバックお願いしますね。僕ちゃんと言いましたからね。

14.Night Time Wander
そもそも論なのですが、ルビーカウンテスで新曲(ライブまでに事前発表がない以上サプライズ扱い確定)来るってどのくらいの人が考えてたのかなって話がまずありまして。もっと言えばルビーカウンテスが揃ってるっていうことを認識してさえいない人だっていただろうなって思うんです。
起源はモバマス時代の2016年に遡るからそれなりに歴史はある。デレステでもデレぽであったり唯のSSRであったりで不定期ながらも登場はしてる。10thファイナルではメドレーコーナーとはいえユニット名表記の上で歌唱があった。だからといって誰もが明確に活躍を待望するポジションとして捉えてるっていう雰囲気は個人的には全然感じられてない。そんなユニットに対してサプライズ要素というライブの中でも結構大きい役割を担わせるような配役を任せるのかって、正直全然わからなかったんですよね。
出演者が発表になった時点で自分は3人揃ってることをすぐ気づけたけど、その事実に意味合いがあるのかって言われるとずっと半信半疑だったのが本音でした。来てくれたら滅茶苦茶嬉しいし滅茶苦茶期待しちゃう自分もいるけど、いやそれはないでしょって冷めた推測しちゃう自分もいて、当日まで一切確信は持てなかった。唯ちゃん(山下さん)の立ち位置も(結果的には欠席だったけど、)発表時点では何歌うんだ?鉄板枠なくね?みたいな話を見聞きしても根拠にはなるかもだけどそれだけを拠り所にするのは苦しいかなってずっと思ってた。

そんなふわーっとしたイメージをもって始まった第三ブロック、結果的に二日間で唯一の登場アイドルのモニター演出。つかさが映った。マキノさんが映った。
この時点で一回記憶がなくなった。唯ちゃん映ったの見てない。映ってない(いやアーカイブ見たら映っとるやろって話なのだが)。あのメンバーで、あの二人が来て、三人目にじゃあ誰が来るのかなんてもう見ないでもわかる。ルビーカウンテス。いつかユニット組んだら楽しいだろうなって夢想したそのステージ。夢が現実になった。叶った。

で、感想なんですけど、リアルタイムの感想は本当にマジで1ミクロンも残ってなくて。退場後も打ち上げの時も似たような症状の人が少なくなかったんだけど、登場が衝撃的過ぎて内容が一切頭に残ってなかった。時間が長かったのか短かったのかもわからんし(アーカイブで確認したら3分半くらいだった。アーカイブで観ても1分くらいで終わる感覚が最後まで消えなかった)、歌詞もダンスも何も浮かばない。確かに目にした。それは間違いない。でもずっとぼんやりした頭のまま時間が過ぎて、「あ、ルビカウの曲はこういう感じになるんだちょっと意外かなー」みたいな抽象的なイメージだけうっすらと持ってた気がしなくもない。超ぼんやり。
ペンライトは右手はマキノさん3本、左手はつかさと唯ちゃんイメージでミックスペンラの紫と黄色にしたはず。紫は単色の持ってた気もするし黄色じゃなくてオレンジにしちゃってた気もするけどこれも曖昧。多分胸の高さで緩やかに振ってた気がする。これはライブで心奪われたときの僕のデフォのペンラの動きなので多分あってる。
視界は予想外に落ち着いてた。10th幕張のLet's Sail Away!!!の時はえげつないレベルで号泣して、コンステのNo One Knowsは圧倒されてステージを見つめてたはずだけど、今回はどちらとも違って、夢の中を漂うように、浮遊感のような酩酊感のような名状しがたいテンションで時間が過ぎていったんだと思う。時間感覚は消失してたからここは推測ね。
でも記憶喪失の光景の中で、唯ちゃんが立つはずだったポジションにずっとライトが差してたのは見てた気がする。そこにいるはずだったけど、今回はお預けで。でも「次」を望めるのは本当にありがたいことで。次に三人が出演者リストに並んだときは、何を疑うでもなく全力で期待できるっていう事実だけでもうありがたいです。アーカイブを何周しても現実感がもたらされなかったので、「次」も叶うなら現地で拝ませてもらいたいなぁ。

17.ノーチラスソナー -Nautilus Sonar-
まず今回のライブのチケットの話なんですけど、僕DAY1はプレミアム先行で握ったのにDAY2はずっと握れなかったんですよね。アソビ先行もWeb先行も一般先着も弾かれて。これTwitterにも書いたんですけど、TLでアカウント名の「○○@よまつり両日」「××@燿城夜祭両日現地」みたいな文字見かけるだけで正直テンションが勝手に下がってました。被害妄想ってこういうことをいうんだなってよく分かりました。気持ち悪いですね。
別に誰一人意地悪してるわけでも煽ってきてるわけでもないのはちゃんと理解してるんです。ただのスケジュール報告みたいなもので悪意からくるものでは一切ない。それでも物凄い引きずりましたね。自分の矮小さが醜いですね。自己嫌悪までいかないけど自分に引きます。この気分で打ち上げ行ったら知らず知らずに空気悪くしちゃいそうだったのでDAY1は速攻ついぷら参加希望出したくせにDAY2はずっと触れませんでした。なけなしの理性が他の人の楽しい気持ちに水を差して迷惑をかけるのだけは止めようと言ってました。多分DAY2現地じゃなかったらホテルの一室でアーカイブ見て終演後は一人ぼっちでお酒飲んで死んだ目でTL漁ってたと思います。
まあ、結果は奇跡的にDAY2は立見席を握れたので上の15行分の怪文書は文字通り無駄なデータなんですけど、生霊が成仏できるよう供養しておきます。

で、なんでまたこんな気持ち悪い導入を挟んだかというと、今回のライブは両日チケット握れないと保障がなかったんですよね。恐らくほぼほぼ確実にマキノさんのソロ曲は来るよと。でも両日参加だからどっちで披露するかわかんないよ。更にはDAY2はルビカウ揃うからどのみち保険でもDAY2握れないと戦えないよ。っていう恐怖にプレミアム先行の受付から約3か月間苛まれ続けたわけです。そして暗闇を抜けて両日のチケットを握り締めて大阪に上陸してのDAY1。楽しいステージの最後に待ち構える業務連絡からの唐突な〇人予告を受け止めて、満を持してのノーチラスソナーだったんです。この瞬間に立ち会うまでの数々の出来事が、僕をこの場所に導いてくれたと言っても過言ではないかもしれません。

このブロックの頭でNight Time Wanderが披露されます。幸か不幸かこの時点では頭が情報を処理しきれずにショートするというトラブルが発生したため、DAY1~DAY2の14曲目で一度すべてがリセットされていた部分もあったかもしれません。次のNightwearも(僕にとっては)強く感情を揺さぶるタイプの曲ではなかったので、この流れでいけば心はかなりフラットな状態だったのですが、先に少し触れたとおり、このタイミングで心にさざ波どころかとんでもないビッグウェーブが襲いかかります。主に津田さんのせいです。僕は津田ネキの履修ルートは「ゆるゆり」→「ゆゆ式」のダウナー含みやや低めコースを通ってきているので、津田ネキのイケボ熱唱なんて浴びようものなら揺れる揺れる。泣く泣く。完全にフラットな状態は終了してしました。完全に知覚過敏です。そんなタイミングであのイントロが聞こえてくるのです。

前述の通り、僕のDAY2の座席は立見指定席。いわば会場の最奥です。ステージのセンターまではたぶん控えめに言っても数十メートルはあるのだと思います。それでも、確かに見えました。視力が突然上がったわけはないし、双眼鏡を使ったわけでもない。でも見えたんです。センターステージで歌う八神マキノさんがそこにいました。
ペンライトは右手にマキノさんを3本。左手は空です。僕が心奪われたときのペンラムーブは、先ほどルビカウの項でご説明した胸の高さで緩やか上下動。泣きの要素が高まると左手はペンラを持たずに口元抑えて号泣にシフトします。これがシンデレラのライブに限らずアイマスのライブでは定番のオタクムーブでした。
しかしながら、今回のリアクションは今までに体験してこなかった動きで自然と体が動いていました。右手はペンラを持ったまま固く握りしめ微動だにせず、左手はその右手を掴み、まるで祈るような仕草をとっていました。
自分でもその理由はよく分からないのですが、多分祈ったことがあったとしたら、ただ一つ。「がんばって」って。それだけだったと思います。

現代の声優さんは歌って踊って喋りもできて、ルックスも求められてオマケに個性のある一芸まで欲せられる職業だと思います。キャラクターの名義を背負ってステージに立つという仕事が、どのくらいの努力によって成り立つものなのかは僕にはわかりません。それでもきっと皆少なからぬ苦労を重ねてその舞台に向かっているのだと思います。
良いか悪いかは別として、アイマスのライブはキャラクターと声優の壁を意図的に崩し、同一視させることが当たり前になっているイベントです。実在の人間の個性や特徴をキャラクターに輸入することもあれば、キャラクターの設定が乗り移ったかのような立ち居振る舞いを現実に見せてくれることもあります。そういう場面を何度も目にして、自分が応援しているのはキャラクターなのか人間なのかよく分からなくなることもありますが、多分僕にとっては、少なくともライブにおいてはその双方が混じり合った抽象的な存在を応援しているような感覚があります。現実に存在する人間がその体を通じてキャラクターを存在させようとする瞬間、もう自分が見つめている先にいる対象が実在しているのか虚構なのかはどうでもよくて、その空間自体に堪らなく心揺さぶられるのです。

見た目を似せているからとか、声を担当しているからとかではなく、あの時ステージにいたのは八神マキノさんであり、二ノ宮ゆいさんでもあり、どちらでもあってどちらでもない何かでした。でもそれはずっと僕が大好きなアイドルで、キラキラに輝く存在でした。
歌声はともすればCDのほうがよほど安定して聞きやすかったのかもしれません。でもあの時聞いたあの声は気持ちが乗って、心がこもった「生きている」声でした。ダンスは見たことがないような、でもいつも見ている仕草のような、多分知っている姿だったと思います。
これはあくまでも僕の感想で、他の人は全く違う思いを抱いていたのかもしれないけれど、あの時同じ瞬間を、会場でも画面越しでもみんなが見ていて、みんながただ一つの存在を見つめているというその事実に涙が止まりませんでした。僕の好きなアイドルは、何千何万の人達の前で、本当に素晴らしいステージを魅せてくれました。

あのステージを見たら、細かいこととかもうどうでもよくなりました。前日までは「UO折るのを見かけたら殴ってしまう」などと冗談めかして話したりしていましたが、いざ本番で実際にUOが炊かれていてもぶっちゃけどうでもよかったです。そんな余計な背景は視界に入ってこなかったです。ただただステージの一点を見つめ続けていたうちで、視界の端っこにある背景の色よりも、表情や動きを目に焼き付けるのに必死過ぎました。さすがに目の前や真隣でグルグルされたら違うでしょうが、多少のノイズを気にしてたら損だなって思います。
ただ、僕の理想の解釈を言わせてもらうと、ライトは一面青or蒼or紫で、会場でたった一か所だけUOっていうのが理想ですね。歌詞中の「キミ」はきっとただ一人だけでしょ?広い広い海で見つけるのはその人だけで充分じゃないですか(ニチャ顔限界スマイル)。

18.ダンス・ダンス・ダンス
一番の間の記憶ありません。ちょっと勿体なかったのであのセトリ順で組んだやつが責任とってほしい。500円分くらい損してる。あと唯ちゃんの入るはずだった曲はNight Time Wanderとここだったのかなって思った。

20.おおさか!?狂騒曲
原曲の時点でライブ会場やイベント毎にコール&レスポンスをいじってくる曲なので、後から考えれば歌詞描き下ろしは大盤振る舞いとはいえ無茶ではなかったと。披露する公演ごとに描き下ろしすれば楽しいんじゃないですかね?盛り上がるんじゃないですか(苦労を考慮しない無責任発言)。

26.思い出じゃない今日を
ETERNITY MEMORIESからの繫がりがあったとの考察になるほどの一言。祭りのエンディングとしてはマッチしてるし。ソロ曲を他の人が歌唱する(もっと言うと全体曲扱いにするとかも)ことに対する葛藤は理解はできるかなーと思って公演後に見かけた感想で思った。

27.お願い!シンデレラ(和太鼓アレンジ)
おねシンだけは両日拾っておきます。結局のところデレのテーマソングとしては圧倒的にハマり過ぎてるからもう抜け出せないのもしょうがないかもしれない(cg_ootdのBrand new!で新時代の機運が高まったかとも思ったけど翌日でまた元通りだったし)。
これも個人的な感想なんだけど、ASの歌マス、デレのおねシン、ミリの39はもう揺らぐことはないんだろうなぁと感じていて、コンテンツの原初の曲であり、魂のふる里(平沢進)だからもう滅びるまでそうであってほしいまである。SideMのドアラとシャニのSpreadも大概だけど、上記の3曲よりはまだ固定資産感がやや薄めかなと(いうてドアラをユニット色のTシャツで歌う姿の実家感は圧倒的だし、Spreadは正直この間の5thでだいぶ資産価値高まった気もするけどね)。結局みんなで歌ってコールできる曲はキャストとしてもオタクとしても離れられないよねっていう。
あと、DAY2は絆の法被ムーブがシンプルだけど強かった(小並感)。

二日宵。もしくは不束酔いの景色

アイマスの業務連絡は二日目が本番と相場が決まっています。
セレクトショップがロリコン向けの新作を入荷予定だったり、ようやくグループBのイベントが決まったり、ルビーカウンテスのロゴが正式に発表されたりしました(退場後に教えてもらうまで全く気付いていませんでした……7月イベントっていうところしか見てなかったから……)。
あとは何と言っても次回のライブが決定したとのことで。3か月後とか近すぎない?あと11月には何かあるのかもわからなくて戦々恐々なんですけど。
個人的な目玉トピックスはなにはさておき「望月聖(原涼子さん)」「ライラ」のライブ初参加でしょう。ライラさんの中の人はこの記事の投稿後何日かしたら遂に判明してるはず……。
また、みんな大好きシンデレラバンドの参戦、西園寺琴歌ちゃんのソロ曲(ほぼ確定)とかも期待せずにはいられませんね。よまつりの例を見れば明らかですが、9月までに参加アイドル歌唱の新曲出てくるでしょうしね。
そしてアイマス優良スポンサー筆頭の名鉄観光さんの得意技「でらます」。デレでは愛知エリアの開催らしく、同じく9月まで名古屋エリアでミリオンが「でらます」開催中なのも含めて相乗効果を期待したいところです。

ライブ後は打ち上げ行きました。楽しかったです。
挙手制で順々に打ち上げガシャ引いてるオタクたちはサイゲの犬として立派に課金していて偉いと思いました。
二次会行きました。社長の男と社長の女と遭遇したり、DJ風味の強めなオタクたちと遭遇しました。
一次会ほどアホなテンションじゃなかった分(自己申告)理性的な話(自己申告)ができて楽しかったです。
たぶん二日間飲んだアルコールは全部ビール類だけです。割と珍しいです。

ホテル出るときに相互オタクと下りのエレベーターまで一緒になってビビりました。ピンポイントすぎない?
大阪を少しプラプラしました。大阪城ホールと全然関係ないところでまた別の相互オタクと遭遇してビビりました。今度はルビカウ3人のステージ見ましょうね。約束だよ!(おまじない)
で、なんだかんだで神戸空港から帰りました。行きの伊丹と同じで行ったことなかったからっていうフワフワな理由だけで選びました。

そんなこんなで祭りは終わりました。
全てが100点のムーブではありませんでしたが、楽しい時間と素敵な思い出を得ることができたと思います。
9月のデレステ周年SoLは見送りなのでモニター越しオタクです。これは予定ではなく確定です。
11月のシンデレラ周年は何かあるのでしょうか。あっても9月のDAY2業務報告まで秘密主義なんだろうな。予定は未定です。

7月はとりあえず2500位を目標にするので、みんなあまり無理せずにのんびり過ごしましょうね。
コミュはイベント終了時にまとめて読むタイプのオタクより。

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