無職日記1

無職になりました。

◆1
オリンピックが面白すぎて昼夜逆転が治らない。
これからバスケのアメリカ対南スーダンを観ます。

バスケの日本代表に一緒にプレーをしたことのある選手がいる。今となっては全然関係ないのに、それだけでなんか誇らしくなっちゃう。そういうおれらまで全部背負って、勘違いさせちゃってくれるアスリートってほんとに偉大。あと河村くん可愛すぎる、お菓子あげたい。

◆2
日本で1番エラそうでデカい組織設計事務所を受けてみた。大学院も行ってないし、応募要件である、〈一級建築士資格保有〉〈延べ面積5000m2以上のプロジェクト経験〉〈5年以上の実務経験〉なんて全部満たしてなかったから落ちるとは思ってたんだけど、「契約社員スタート(一級建築士を取ったら正社員になれるよ)」みたいなオファーを打診された。
なんかエラそうだったので蹴ってやった。

◆3
お母さんが、京都国立近代美術館でやってる〈倉俣史朗展〉に行きたいと言うので、一緒に行ってきた。倉俣史朗は素晴らしいので、展示が素晴らしかったのは言うまでもないんだけど、何よりお母さんから普通に倉俣史朗の名前が出てきたことがなんかかなり怖かった。槇文彦の名前も出てきた。怖い。

かつて乃木坂にあった倉俣史朗設計のバー〈ルッキーノ〉。実は、前職の設計事務所が設計した建築の中にある。おれはもはやほぼ関係ないけど、これもなんだか嬉しい。

240724 ミス・ブランチ
オークションで5000万円の価値がついたらしい、盗もう

◆4
無職になって時間はできたけど、お金がないから案外なんにもできない。

お金がないから、引越しとか失業保険とかの手続きが終わったらバイトをしなきゃな〜、と思ってるんだけど、ある程度稼ごうと思うと、現時点のおれにはやっぱり、設計とかCADオペのバイトが1番稼げるらしい。今後、一旦設計から離れるかどうしようかな〜とか考えてるけど、人生スパンでは全然稼げない恐れのある設計が既に、短期的には1番稼げる唯一の職能になってるの、ありがたいんだけどもどかしい。

おれは本来もっと自由に好きなことができるはずで  必要以上にグ〜と留まる必要はない、とは思う。建築もそれ以外も、大阪も京都も東京も海外もそれ以外も、もっと自由に行き交ってピカピカの魂を目指そ〜。

240718 近所のアヒル、こんにちは

◆5
ルックバックを2回見た。

〈ルックバックを見たくらいで何かを達成した気になるなよてめえ〉みたいな気持ちがないこともないんだけど、それ以上に真っ直ぐに超良かったよ。みんな観なさい。

設計事務所にいたせいで、〈良いと思ったものを素直に良いって表明できない怖さ〉みたいなものが自分の中に生まれたと思う。おれがビビりなだけかもしれないけど。