日本一小さな県からビックな選手を!"香川オリーブガイナーズ"ってどんな球団?
あなたは「香川オリーブガイナーズ」を知っていますか?
香川オリーブガイナーズとは
香川オリーブガイナーズは、プロ野球独立リーグ「四国アイランドリーグplus」(四国IL)に所属する香川県の野球チームです。
ここで「四国アイランドリーグplus」を知らない方に簡単にご説明すると、四国各県を拠点とした4球団が加盟しているプロ野球独立リーグで、日本に現在5つある独立リーグの中では1番最初に活動を開始したリーグです。
創設以来毎年途切れることのないNPB輩出実績があり、19年で86名もの選手がNPBへ輩出されています。
加盟している4球団のうち、香川県を拠点として活動しているのが「香川オリーブガイナーズ」 (香川OG)です。
リーグ優勝(前後期別)13回・年間総合優勝7回と圧倒的な強さを誇っており、独立リーグ日本一をかけた戦いであるグランドチャンピオンシップでは3度の日本一を成し遂げています。
しかし昨年は、前期・後期の2シーズン制開始後初となる前後期最下位。チーム防御率とチーム打率はどちらもリーグワーストという不本意な結果に終わってしまいました。
主な球団OB
又吉克樹 投手 (香川OG-中日-ソフトバンク)
在籍年数:1年(2013)
在籍していたのは1年のみでしたが、最多勝・ベストナイン・最優秀選手(投手部門)などをはじめとする数々のタイトルを獲得し、チームを前期優勝へと導きました。
NPBでは史上9人目となる通算150ホールドを達成。また、NPB史上初となる独立リーグ出身でFA権を行使した選手としても知られています。
近藤一樹 投手 (近鉄-オリックス-ヤクルト-香川OG)
在籍年数:2年(2021-2022)
香川OGでは選手兼任コーチとして2年間プレーしました。2022シーズンではリリーフ投手として13試合に登板し防御率0.00と圧倒的な成績を残しています。
NPBでは通算347試合に登板。2018シーズンには74試合に登板し35HPで最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得しました。
現在は関メディベースボール学院でコーチをする傍ら、J SPORTS・BS松竹東急の解説者としても活動しています。
近藤壱来 投手 (三菱自動車倉敷-香川OG-JR四国)
在籍年数:3年(2020-2022)
3年間で最多勝・最多奪三振・年間MVPなどを獲得、2021シーズンには香川OGの絶対的エースとしてチームを前期優勝へ導きました。
JR四国入団後は、都市対抗野球大会にて東京ガスを延長11回完封するなど華々しい活躍をしており、名前を知っている野球ファンも多いのではないでしょうか。
ドラフト解禁年の今年、NPBから指名される未来がすぐそこまで迫っています。
使用している球場
画像は球団HPより
本拠地
レクザムスタジアム(香川県営野球場)
準本拠地
レクザムボールパーク丸亀(丸亀市民球場)
さぬき市志度総合運動公園野球場
観音寺市総合運動公園野球場
県内4つの球場で年間34試合のホームゲームが行われています。
高校野球の関係でレクザムスタジアムとレクザムボールパーク丸亀が使用できない時期には、志度総合運動公園野球場と観音寺市総合運動公園野球場がサブ球場的な役割を果たしています。
試合観戦マニュアル
ここまで読み進めてきたあなた!少しは香川オリーブガイナーズに興味が湧いてきましたか?
興味が湧いたなら次は実際に観戦してみましょう!
①チケットを確保
球場で当日券を購入することも可能ですが、スムーズに観戦するためにもチケットは事前に入手しておきましょう。
前売り券は大人1300円・小中学生400円で、各プレイガイド(ローソンチケット・チケットぴあ・イープラス)にて販売しています。未就学児及び香川県在住の12歳以下については無料となっています。
また、香川オリーブガイナーズに限らず四国アイランドリーグplusのチケットは全て期日指定がありません。そのため、試合が中止となった場合でも払い戻しはされませんのでご注意ください。
お得な年間パスや回数券の販売もありますので、詳しくは下記のホームページをご覧ください。
②アクセス方法をチェック
各球場に駐車場はありますが、駐車スペースが限られていますので公共交通機関を使っての観戦をおすすめします。
ここでひとつ言っておきたいことは、
"香川県はとても田舎"
ということです。
公共交通機関の本数が十分に確保されているとは言えません。観戦される際には、公共交通機関の時刻を十分に確認した上でゆとりのある移動を心がけてください。
個人的にはレクザムボールパーク丸亀が1番アクセスしやすいと感じているので、初心者の方はまずはレクザムボールパーク丸亀で観戦してみてはいかがでしょうか。
③実際に観戦
開門は試合開始の1時間前です。
座席の指定はなく、全席自由席ですのでお好きな席でご観戦いただけます。(屋根下の席は早めに埋まるので注意)
基本的にホームチームは一塁側、ビジターチームは三塁側です。
また、試合後には選手によるお見送り・グリーティングタイムがあり、選手と至近距離でお話したりサインを貰ったり記念撮影をしたりが可能です。選手との距離が近いのは独立リーグの良いポイントですね。
球場でのイベント
入場料無料招待
香川オリーブガイナーズでは、定期的にスポンサー様からの協賛を得て入場料を無料としている日があります。事前に告知されずに入場料無料となっている日もあるので、定期的に球場を覗いてみてください。
かがわスポーツ×ファンキッズDAY
ファンキッズDAYと題して、子どもたちが楽しめるような縁日やガイナーズの選手とのモノづくりワークショップ、ミニ運動会などを開催しています。ガイナーズの選手と共に体を動かす経験は、とても貴重な経験になるのではないでしょうか。
ホームタウンデー
ホームタウンデーとは、特定の地域在住のファンを球場に無料招待し、その地域の"にぎわいづくり"に貢献するイベントです。
その地域の特産品をプレゼントする抽選会なども行われ、地域貢献をコンセプトに掲げている四国アイランドリーグplusとしては欠かせないイベントとなっています。
球場に行けない方へ
四国アイランドリーグplusでは、公式戦の全試合をホームチームのYouTubeサイトにて無料ライブ配信しています。
香川オリーブガイナーズの試合中継は他の3球団とは違って、実況解説・カメラワークを全て選手が行っています。
チャットで選手に直接質問を送ったり楽しく会話したりすることもできますので、球場に行かなくても十分に楽しむことができます。
グッズ
公式選手名鑑
まず試合観戦で欠かせないのが選手名鑑。
ファンになってすぐは選手の顔と名前が一致しない、なんてことも多々あると思います。
これを読んで香川オリーブガイナーズの選手、そして他の3球団の選手についても頭にいれておきましょう。
ユニフォーム型キーホルダー
ユニフォームや各選手の応援タオルなどは現在販売されていません…
以前は販売されていたので、今後販売される可能性はあると思います。
また、球団オンラインショップについては現在動いていない様子です。
2024シーズン主力選手の紹介
香川オリーブガイナーズでは現在(8月末時点)40名の選手がプレーしています。
その中でもチームの主軸として支えている選手を3名紹介します。
#31 森本大輔 選手 (外野手)
甘いマスクが持ち味のチームのキャプテン。
力強いバッティングと安定した送球が武器で、四番打者としてもチームを牽引しています。
保健体育の教員免許を取得しており、趣味は焚き火だそうです。
#48 河合幸輝 選手 (投手)
キレのあるストレートとカーブで相手打者を翻弄するチームのエース。
昨年は最多勝・ベストナイン・月間新人賞を獲得し、低迷したチームを支えました。
#53 梶木翔馬 選手 (外野手)
チーム屈指の長打力を持つパワーヒッター。
今季はここまで、チーム内で本塁打・打点ともにトップに立っています。
ほかにも、兄弟で二遊間を組む長嶺孝宣選手・良亮選手や米国からの逆輸入投手である八尋大誠選手など多くの特徴的な選手が活躍しています。
香川OG私設応援団「ガイナマイツ」
野球観戦といえば応援。
ホームビジター関係なく、香川オリーブガイナーズの攻撃時には力強い太鼓とトランペットが鳴り響いています。
その力強い応援の正体は、香川オリーブガイナーズ私設応援団「ガイナマイツ」です。
ガイナマイツの団員である井上翔太さんは、太鼓とトランペットを一人二役で賄っており、NHKのおはよう日本でも紹介された経験があります。
球場で応援される際には、選手ひとり1人の特徴を捉えた応援歌の歌詞に耳を傾けるだけでなく、実際に声を出して選手を後押ししてください。
ガイナマイツ公式YouTubeでは各選手の応援歌を聞くことができます。
さいごに
近年はチーム状況が低迷しており、四国アイランドリーグplusの中ではなかなか存在感を発揮できていません。
しかし、県民を中心に多くの人々から愛されている球団であることは確かです。
低迷しているチームを応援することに抵抗があるかもしれませんが、選手と共に・チームと共に、これからの下克上を体験してみませんか。
このnoteを読んで少しでも香川オリーブガイナーズに興味を持っていただけたら幸いです。
〈球団ホームページ〉
〈球団公式X〉
〈球団公式Instagram〉
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