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チーズケーキとカステラ

こんにちは。
介護のつぶやきです。

母親には最近チーズケーキはあげません。そんなこと書くと「母親に冷たい」とか「自分たちだけオイシイものを食べて」なんて言われるかもしれません。でも、言わせて下さい。

母親にとってチーズケーキは得体の知れない食べ物なんです。和菓子で育った母親にとってケーキといえばイチゴのショートケーキであってその他のケーキは食べ物じゃ無いという認識です。なので食べさせてあげても「ナニを食ったかわからん」と言われるのがオチなので作っているコチラとしては作りがいがないのです。

なので作るモノをケーキ系にしたりまんじゅうにしたりして食べられそうなもののときはちゃんと母親の分も作って置いておきます。「まんじゅう食べた?」と聞くと2回に1回は「うん、うまかった」と言ってくれるので自分の中ではヨシとしております。

ワタシが夜になにかお菓子を作っているとニソニソしながらのぞきに来ます。だいたい夜作る場合は台湾カステラとかチーズケーキなので焼いたその日には元々食べることが出来ません。和菓子屋でカステラ焼いているのを観ていた母親はそのことがわかっているので「いま作っているのはカステラだから今日は食べられないよ」と言うとスゴスゴと自分のベッドに戻っていきます。

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一緒に買い物に行っても「まんじゅう欲しいなぁ」「カステラええなぁ」と和菓子欲しいモード全快で訴えかけてきます。「ウチに帰ったら(カステラ)あるよ」と言うと「お前と買い物に来てもなんも買えん」と言って怒ります。そんなこと言っても家計を預かる身としてはカステラが家にあって更にもう一本買ってもダブって余るだけです。そんな時は使い回しの出来る食材の中でも母親が好きなかまぼこなぞを買って少しだけ満足してもらいます。

そしてカステラを出すときも写真のようになるべく細かく切って渡します。理由は二つ。大きいまま食べてのどに詰まらせないためと、パンとかカステラ系を母親が食べるときは必ずちぎってちぎって食べるので掃除が大変になるからです。まんじゅうを食べるときはワタシも切らずに渡しますが上手に食べてのどに詰まらせるなんてことは一度もありません。そこは昔からの慣れというか習慣なんでしょうね。

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ただ、先週書きましたように母親の介護は新しいフェーズに入りました。ということは、今まで大丈夫だったことがこれからは出来なくなる時が来たということです。そのときに備えてこれからはまんじゅうも小さく切って、いや、自分が作るなら小さく作るようにします。ホンの小さな気遣いがのど詰まりや誤えんを防いでくれます。

まぁ、でもあまりムリせずお気楽に介護をしましょうね。
では。

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