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人生の全体性を取り戻す
たまご of デザイナーのおやゆびしゅうじです。武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースに絶賛通い中です。授業の一つ、クリエイティブリーダシップ特論・第10回(9月13日)で、東大病院でカテーテル治療を専門にし今は軽井沢病院に勤めている医師の稲葉俊郎さんにお話を伺いしました。とにかく多彩で越境的でそして哲学的で人生観を考えさせられるお話でした。印象に残ったことを書きますね。
クリエイティブリーダーシップ特論とは?
クリエイティブとビジネスを活用して実際に活躍されているいろいろな分野のゲスト講師を囲んで、参加者全員で議論を行う、という授業です。クリエイティブリーダーというだけあって、かなり寄った方(失礼(^ ^))が多く、毎回、すごい刺激を受けるんです。
稲葉俊郎さんにお話いただいたこと
稲葉俊郎さんはこんな方。
今回の講義では稲葉さんが大切にしている「人生の全体像を取り戻す」がテーマです。稲葉さんの幼少期の原体験から東大病院時代のお話、山岳医療、音楽活動、芸術活動など多岐にわたる話題が合わさって、このテーマの社会観や人生観につながっているのですが、うまく説明できるかな(^ ^;)
印象に残ったこと3点
1. マクロとミクロは地続き
人間とコロナウィルスの大きさの比=地球と人間の大きさの比は同程度だそうです。地球温暖化とコロナ禍はつながっていて、こういう考えをしないとコロナを乗り越えられない、とのこと。鳥の目と虫の目で見る、とか、全体を部分のつながりで見るシステムシンキングとか、そういう考えと通じるなって感じました。
2. 一流の準備力
テーマの主流とはちょっと別の話なんですが、稲葉さんは東大病院でも心臓のカテーテル手術(世界初とか)の際は一週間前からベジタリアンになり、感覚を研ぎ澄ませ、集中力を高めているそうです。一流のプロの準備力ってすごいです。
3. すごい越境力
稲葉さんはとにかく多彩で、音楽活動では大友良英さんやUAさんら一流ミュージシャンと共演したり、芸術活動では山形ビエンナーレの監督をしてみたり、能をやったり、本も書いたり、とにかく精力的でやたら越境してるのにびっくりしました。どうやって時間を作っているのでしょう?点は全部線としてつながっていくんだろうな。
大友良英さんやUAさんとの共演記事
山形ビエンナーレ
稲葉さんの本
越境しましょー!
それではまた来週! ババン・バ・バンバンバン♪
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