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育休復帰1年で転職、のリアル

育休復帰から1年で転職を決意。希望の企業に内定をもらうことができた。

と、文章にするとシンプルだが、ここに至るまでに思ったことや転職活動をどう進めたかを記しておきたい。

私自身は、30歳で2歳の娘がいる。転職に悩んでいる方やママでも転職できる?といったことを思っている方のお役に立てたら嬉しい。。​

転職のきっかけ

新卒で入社した商業施設運営の会社で7年勤務、途中1年半の育休を取得した。復帰する時に育休前から希望していたEC事業部に異動。すごく楽しかったが、このままでいいのかな?という気持ち(おそらくアラサーあるある)&これから市場拡大していくであろうECやデジタル領域を専門的にやってみたいと思い、外の世界をみてみようと思った。

フルタイム勤務へのこだわり

「フルタイム勤務しやすい柔軟な働き方をしたい」ということも転職の重要な要素だった。復職後は時短勤務をしていたが、時短勤務をしていると「1人工として見られない」ことへの悔しさや「時短している分、家事や育児の比重を夫より多くやらなくちゃ!」という気持ちが働く。自分を納得させたい&ジェンダー平等を叶えたく、どうにかしてフルタイムにしたかった。

自己分析と企業分析をとにかくみっちり

そんなこんなで転職活動をスタート。大手サイトのエージェントに登録して面談などもしたが、どうもしっくり来なかった。自身の転職における「軸」と言われるものがふわふわしていたのだ。優先事項を改めて整理すると、下記だとわかった。

①ミッションへの共感 ②業務内容 ③柔軟な働き方 ④給与

「転職」が目的ではなくて、自分が共感できる企業に出会いたい、限りある人生やりがいのある仕事で充実させたい、という気持ちが強いことがわかった。

ここからは、気になる企業の思想や働く人の考え方をリサーチ。YouTubeやTwitter、note、meety、企業のオウンドメディアにあるインタビュー等を活用した。同時に、自身の業務ややってみたいこと・強みの棚卸しをした。この段階に一番時間を割いたと思う。(子どもが起きるまでの朝5時半〜7時が作業タイムだった。)

同時に、職務経歴書の骨子を作成。客観的なフィードバックをもらうために、夫に3回ほど添削してもらった。(誰かに見てもらうのは勇気がいるけど、格段に分かりやすくなるのでおすすめ。)

実際どうだった?

リサーチを約2週間行い、1社「ここで働いてみたい!」という企業に出会えた。IT関連のスタートアップ企業だった。ミッションへの共感、経験が生かせそうな募集職種、柔軟な働き方(フレックス・リモートOK)が決め手だった。この1社に落ちたら、また現職で頑張ろうという気持ちだった。

社員の方がTwitterやnoteで積極的に情報発信をしていたため、TwitterのDMから、カジュアル面談を申し込んだ。すっごく緊張したが、快く引き受けてくださり、ミッションや業務内容に対する解像度がグッと上がった。

その後、採用ページから応募。2回のオンライン面接後、無事に内定をいただくことができた。

転職活動をしてみて

「子どもがいるのに、企業に対等に見てもらえるのだろうか?」

「そもそも転職できるのだろうか?」

転職活動をする前の自分はとても不安だった。でも、自分が思っていたより「子どもがいる」ということが不利にはならなかった。

面接中に「お子さんがいらっしゃいますが、残業などは大丈夫ですか?」とか、「時短勤務にはされますか?」とか1ミリも聞かれなかったのだ。

受けていた企業がスタートアップ企業だったことも大きく影響しているかもしれないが、すごく嬉しかった。


同時に、対等に見られることに慣れていない自分にも気づくことができた。

「子どもがいることを何も聞かれなかったけど、とてつもなく残業になったりしないよね・・?」

あんなに「対等に見て欲しい」と意地になっていたのに、いざ何も聞かれないと不安になる自分もいる。ここは相手に求めるなら自分も変わらなきゃと気づいたこと。

今回、自分はフルタイム勤務での応募だったけど、時短勤務での転職だとまた違うのかな・・?

この感情って、子どもがいる「父」が転職するときには感じるのだろうか・・?などなど、思うことはいろいろある。

「子どもがいる」ということはキャリアにとって必ずプラスである、と私は確信しているし、社会の評価もそのように変わっていくべきだと思っている。次のステップもその思いを胸に歩みたい。



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