人気原作漫画〇〇化の受け取り方

この手の話題はよく批判されがちである。
「世界観を壊すなー！」
「私の好きなものを汚すなー！」
みたいな気持ちだろうと推察できる。

わかる。…めちゃくちゃわかる。

まぁ嫌なら見に行かなければいい、と言われるものの気になることは気になるのだ。原作だけ読んでおけばいいものを…。

漫画が好きだとより強く思うことが多いけども私にはその想いよりも勝る価値観がある。

【原作もっと売れろ！！！】

漫画が好きになるあたり一番つらいのは作品の打ち切りだ。そこには様々な理由があることもわかってるつもりだがとても悲しい。
そうならないように原作は売れて欲しいのだ。

「好きだったバンドがメジャーデビューして変わってしまった」みたいな気持ちになることもあるけども。
好きな漫画の先生が作品を創り続けてもらえるような経済的な支えはやはり必要だし、原作者は映画やアニメ化がヒットしても僅かしか収入はもらえないみたいな話はよく聞く。

だから〇〇化で作品を知った人には原作も追っかけて欲しいのだ。

そして既存のマンガファンは〇〇化の皮肉を言う前に原作の布教をして欲しいのだ。

我々にできることはそれぐらいだしメディア化による宣伝効果は全然馬鹿にできるものではないのである。

私は荒川弘先生の『鋼の錬金術師』(SQUARE ENIX) の原画展を観に行ったとき、
映画は観てないけど「実写映画化ありがとう…」と一人涙を流しながら会場を後にした。

それほど素晴らしい愛に溢れる展示だったしプロジェクションマッピングところとか最後のボイスガイドのシークレットとかもうこんな素晴らしいことはないと思ったのだ。

おそらく実写映画化の宣伝効果がなければこの展示はなかったかもしれないのだ…。

映画から漫画にハマって読んでくれればとても嬉しい。。。

『鋼の錬金術師』

私は一人でも原作漫画を読んでくれる人が増えるのをとても期待している。

漫画を読むことは映画を観るとかコーヒーを飲むとか習慣的なことで普段漫画を読まない人達にも自分の好きな作品が届いたら私は嬉しい。

そのためには布教をしていくしかない。

メディア化、実写化がどうしても納得できないそこのあなたに是非読んでほしい漫画がある。

映画の魅力に迫った漫画　服部昇大先生の　『邦画プレゼン女子高生 邦キチ！ 映子さん』(ホーム社)

邦画プレゼン女子高生　邦キチ！ 映子さん – ホーム社

『魁！クロマティ高校』ばりの「ひょっとしてギャグで言っているのか！？」とツッコまざる得ない映画の数々、映子がやばいのか映画がやばいのかわからなくなる実写邦画に焦点を当てた映画LOVEギャグストーリー！！

みんなも自身の愛する作品の原作を読んでくれ…

推しの俳優が舞台化するなら原作からチェックして表現力を確かめてくれ…

推し声優の演技力やイメージを原作読んで確かめてくれ…

世の中に漫画好きな人が増えてくれることを願いながら私は今日も大好きな漫画を読んで楽しんでいる。