カプサイシンって知ってる?

人間は命の危険を感じるものを本能的に回避する動物かと思いきや決してそうではない。 

激辛ラーメンや苦いコーヒーを好き好んで摂取し毒のある魚を食べ、発酵した豆を食べ、喉を詰まらせる危険のある餅を食べ、肺を傷つけながらタバコを吸い、記憶を失う酒を飲む。

生きながらおうとする食事でさえ人間は強欲でもっと違う種類の体験を命と引き換えでも得ようとするのだ。

しかしこれが合理的であるとすれば?
仮に生きる術が多様な摂取の形であるとすれば
逆説的ではあるが人は生きるからこそ危険なものを摂取するのだ。
何が本当に危険で何か美味なのかそれを体感的に知ることで生存の可能性を上げているのである。

だとしてもだ。私は酢豚のパイナップルを生涯許すことは無い。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?