おやすみラジオ in ポッドキャストウィークエンド
12/16(土)下北沢BONUS TRACKで行われたポッドキャストウィークエンド。来てくださった方も遠くからイベントを応援してくださった方も本当にありがとうございました。
わたしにとって一生忘れられない一日になりました。ここに大切な思い出を残します。
🛼_ドタバタすぎる1日
10:20頃 会場に到着。
会場入りした瞬間、熱気がすごいのなんの。「もう始まっている!?」と思うほどイベント前から活気にあふれていました。
思ったよりも会場への到着が遅れてしまい、とにかく急いで商品を並べました。焦りすぎてパニックになっているところを、一足はやくやってきたリスナーさんが手伝ってくれました。
11:00 イベント開始
なんとか商品を一通り並べ、おやすみラジオブースをオープン。開店直後から沢山のリスナーさんが駆けつけてくれました。
ラジオを始めてもうすぐ5年。
わたしにとって今回が初めてのイベントでした。今まで顔はおろか、姿もほとんど出したことがなかったわたしにとって、この日が来るのが楽しみでもあり、不安でもありました。冴えないおばさんのわたしに「実際に会って、幻滅されたらどうしよう」という不安がこの3か月間、頭から離れませんでした。
でも、実際にリスナーさんと対面すると、飛び込んでくるのは笑顔、笑顔、笑顔。「まなさんですか?」「会えて嬉しいです!」「やっと会えましたね!」と、声をかけてくれるみなさん。一瞬で不安が吹き飛びました。お名前を聞くと、「あ!知ってる!」「いつもコメントくださる人だ!」「あのアイコンの人ですよね?」と、どんどんネットと現実が結びついていく。
「どこから来てくれたんですか?」と聞くと「奈良から来ました」「鹿児島から」「神戸からです」と、この日のために遠くから来てくださった方も大勢いらっしゃいました。鹿児島のJKリスナーが飛行機に乗って会いに来てくれるとは思わないじゃん。泣く。一番驚いたのは「アメリカから来ました」という2人組。大きなスーツケースを持って会いに来てくれました。
会場に到着してからは本当にバタバタで、なんとか商品を並べたものの、値札もついていない商品が多数ある状態。(ぼったくり闇市みたいな感じで怖かったですよね、ごめんなさい。)裏側はしっちゃかめっちゃかで、「ちょっと待って!!」「コレどこ?」と大パニック。その度に「ゆっくりで大丈夫ですよ」「落ち着いてください」と、リスナーさん。笑 「筋トレ部のステッカーはどこ!?」と叫んでいると、隣のブース #あとは寝るだけ さんが「筋トレステッカーここにあります!」と教えてくださったり。とにかくカオスの極み。
そんなこんなで、大パニックの中、お手洗いに行く時間も惜しく、一切飲み食いせずブースに立ち続けました。空腹も喉の渇きも感じない程、夢中でリスナーさんとお話ししました。
老若男女、小学生の女の子からダンディなおじ様まで、沢山のリスナーさんが会いに来てくれました。これからはみんなの顔を思い浮かべて、お便りやコメントを読むね。
今回、「イベントの目玉!」と意気込んで作った、おやリス筋トレ部のステッカーは、わたしとの腕相撲勝負で筋トレ部の所属学年が決まるという企画もの。わたしはこの日、来てくださった全員と勝負する気持ちでいたのですが、挑戦者は意外と少なかったです。笑 しかも、わたしはすごく弱かった!!引き分けが1回であとは全敗。(たまに温情で負けてくれる人がいた)わたしより全然細い女子リスナーにも負けました。おやリス筋トレ部部長、精進します。
色んな種類のグッズを用意しましたが、「ジムにいこうぜタオル」が一番人気でした。残り1点になると「自分が買うと後ろの人に悪いから」と、遠慮するリスナーさんたち。わたしのリスナーさんは「いい人すぎるよ展」にそのまま出られるんじゃないかと思います。笑
リスナーさんの奥様や彼女の写真を見せてもらって、一緒にアクセサリーを選んだりもしました。喜んでもらえていると嬉しいな。
早速「乾杯!コップ」で乾杯してくれるリスナーさんも多数。これからいっぱい乾杯しましょうね。
今回、リーフレットやグッズのデザインは(既存のロゴ以外)自分で頑張って作ってみました。わたしは今までデザインを学んだことのない人間なので、完璧ではなかったと思いますが沢山の想いを込めて作りました。グッズはそれぞれ0から業者を探し、作れるものは自作したり、海外のセラーと英語でバトったりと今回のグッズ制作でかなり経験値があがった気がします。「どれも可愛い」と言ってもらえて嬉しかったです。ぜひ、一緒に沢山使いましょう!
全体を通して、今まで紹介した本の話をしてくれたリスナーさんが多かったような。「傲慢と善良」のハードカバーを持参して、サインを書いてくださいと言うリスナーさんも。「52ヘルツのクジラたちが良かったです」と伝えてくれた金髪ボーイもいて「この本が良かったって、絶対優しい子じゃん!」と思ったら後日DMで「メッセージカードをラミネートして栞にしました」って!金髪ボーイ、最高のギャップ!!
そんなこんなでイベント終了時間いっぱいまで、リスナーさんとの時間を楽しみました。ミニラジオや編集講座など、事前に予定していたスケジュールは1つも出来ませんでした。イベントの企画を楽しみにしてくださっていた方、申し訳ございません。そして、会場まで足を運んでくださったにも関わらず、時間がなくてお話できずに帰った、というDMをいただき愕然としました。本当に本当に申し訳ございませんでした。。(XまたはInstagramでDMください。個別に対応させていただきます。)
19:00 イベント終了、撤収作業
外が暗くなっているのも気付かず、この日の為に購入したライトを箱から出すこともなく、イベントが終了。突然やってきた終わりに、わたしの頭も思考停止。「モウナニモカンガエラレナイ…」とIQが3になっているわたしを尻目にテキパキと片付けてくれる有志のリスナーさん。わたしは「アー」とか「エー」とか言いながら、右の机から左の机に荷物を移動させているだけでした。本当にありがとうございます。リスナーさんがいなかったらわたしはどうなっていたのやら。。終始、リスナーさんに助けられた1日でした。
20:00 打ち上げ
普段、ポッドキャスターの方との横のつながりが全くなく、この日もなかなかポッドキャスターのみなさまにご挨拶ができませんでした。「どうしよう、超アウェーかもしれない」「どうやって打ち上げに参加したらいいんだろう」と、まごついていると、隣ブースだった「忘れてみたい夜だから」の内海あささんが打ち上げの輪に入れてくれました。「ポッドキャスターの方と仲良くなりたいけど、どうしたらいいか分からなくて、、」と言うと「ついておいで!」と言わんばかりに沢山のポッドキャスターさんを紹介してくれました。その姿はまさに姉御。あの時は本当にありがとうございました!(わたしの方が年上←)
挨拶してみると、みなさん優しく、それぞれ深い世界や知識を持っていらっしゃって、お話するのが楽しかったです。ワインの輪さんからは超美味しいワインをいただき、マンガ760さん、ラジ推し!さんからはこの年末年始にみたい映画やアニメを教えていただきました。ハイロー(2作目)もヒプマイも絶対に観ます!京都に行ったら、水星移住計画さんのホテルに泊まってみたいし、Apple Podcastの方におやすみラジオのカバーアートを褒めてもらったりもしました。運営の代表、月曜トッキンマッシュのSHIBUさんともお話ができて光栄でした。夜更けのプリンさんはすごく面白かった。笑
本当に最後の最後まで楽しい1日。「忘れてみたい夜だから」のみなさまとイベント会場を後にしました。
22:00 ホテルに到着
ホテルに着いて、15時間ぶりに鏡を見ると、「え゛!?わたしこんな顔でリスナーさんやポッドキャスターさんと会ってたの??」と絶句。顔はテカテカ。目の周りは真っ黒。時間に焦ったり、みなさんとの出会いに目を潤ませたり、目をぎゅっとつぶって腕相撲対決をしたり。その日の感情の履歴がそのまま顔面に残っていました。綺麗売りはしていないけど、もうちょっとコンディションのいい状態で会いたかったよ。笑 身だしなみとしてお手洗いに行くのは大切だと学びました。お風呂に入ると身に覚えのない痣を5つ発見。そして、みなさんからのお手紙を眺めながら幸せな寝落ち。。。
🛼_10年越しの本交換
わたしがラジオを始めたのが5年前。それからさらに遡ること5年。10年前のわたしは30秒ごとに「絶対に死ぬべき」「死ななくてはいけない」「誰か殺してくれ」と、知り合いのいないTwitterに1日中書き込むヤバいメンヘラでした。
当時のわたしを心配してくれたひとりの男性がいます。わたしより2つ年上で、東京で1番、2番を争う私立大学を中退か休学しているお兄さんでした。いい子ちゃんのまま大学生まで生きてきてしまったわたしが「このままでは生きられない」と苦しむ姿に自分を重ねていたのかもしれません。何度かメッセージのやり取りをし、ある時「本を交換しないか」と提案されました。わたしは自分の一番好きな本「星の王子さま」を送りました。悲しい時には夕日が見たくなる、という王子さまが1日に44回も夕日を見た、と言う一番好きなシーンに手紙を挟んで。
様々な事情があり、その人から本は送られてきませんでした。
それから10年。あることがきっかけで再びTwitterでその人と繋がることができました。わたしの活動を知ってくれたその人は、ラジオを聴いてくれ、今回のイベントに「行くね」とDMを送ってくれました。
はじめて会ったその人がわたしに差し出してくれたのは「生きてるだけで、愛」。
タイトルを見ただけでこみ上げてくるものがありました。ポッドキャストウィークエンドで10年越しの本交換が完了しました。
わたしはヘビに嚙まれにいこうとしていた。その人は10年経って「生きてるだけで、愛」と伝えてくれた。
🛼_ポッドキャストウィークエンドを終えて
わたしはこのイベントへの参加が決定した時、全力で準備をしようと心に決めました。少しの知名度を得た素人が簡単にグッズ販売やイベントができてしまう時代。それを「金稼ぎに走ったら興醒めだわ」と嫌う人がいるのももちろん承知でした。でも「そう思われたくないから、しない」ではなく、本気で、心を込めて準備して、成功させる。これが「前に進んで行こう」とリスナーさんに伝え続けた「おやすみラジオ」のあるべき姿なのではないかと思いました。まだ見ぬリスナーさんの顔を思い浮かべながら、「リスナーさんが見たいものはなんだろうか」「どんなグッズがおやすみラジオらしいだろうか」「これを一緒に出来たら楽しいだろうな」と3か月間、準備してきました。
が、ちょっと自分のキャパを見誤っていました。「こうしたい」という気持ちが先行し、ひとりで手を広げすぎた結果、取集がつかなくなり100%の状態を見せられなかったのが反省点です。「やります」と告知していた企画が出来なかったり、準備が間に合わず、沢山のリスナーさんをお待たせしてしまったり、近隣ブースの方々に迷惑をかけてしまったりと、多くの人に迷惑をかけることになってしまいました。本当に申し訳ありません。
100%大成功か、と言われたらそうとは言えないけれど、わたしにとって一生忘れられない一日になりました。みなさんから直接かけて頂いた言葉は、やっぱり特別でした。表情や温度のついた言葉の力は絶大でした。みなさんがどんな表情で、どんな言葉をかけてくれたかは、わたしの頭にしっかりと刻み込まれています。きっとわたしはこれから何度も、みなさんにかけてもらった言葉を、あの場所を、思い出して助けられると思います。本当にありがとうございます。
わたしのリスナーさんは夜に眠れなくなるくらい、大変な時期におやすみラジオに出会ってくれた人が多いです。そんな夜を一緒に過ごしてきたからこそ、通じ合っていると感じました。。それぞれ大変な毎日を生きていると思いますが、この日、笑顔で会えたことを嬉しく思います。
🛼_蛇足ですが
蛇足ですが、実はこんなものを作っていました。
これをギリギリまで作っていて当日の朝、会場に着くのが遅くなってしまいました。東京駅近くのファミマで印刷し、新宿行きの電車に飛び乗りました。あとはハサミで切って、ファイルに入れるだけの状態だったのですが、そのあとちょっとの余裕もなく、椅子の下に埋もれていました。
PDFにしたので、良かったら見てください。
ポッドキャストウィークエンドで限定配信する予定だった音源もこちらで配布させていただきます。(REC.時代の音声は本気で恥ずかしいので聴かなくて大丈夫です。蛙化するかも。笑) 終了しました。
以下は編集講座でやろうと考えていた内容です。以前わたしが編集についてまとめた動画や、編集に役立つ動画のリンクをまとめておきます。
また、今回余ったグッズはおやすみラジオSHOPにて、1月1日 00:00から販売予定です。人気のシルバーキーホルダーも極小ですが在庫がございます。ポッドキャストウィークエンドで配ったリーフレットも一緒にお送りしますので、イベントの雰囲気を感じていただけたら幸いです。 終了しました。
🛼_最後に
今回、ポッドキャストウィークエンドに行きたかったけど行けなかった、という声も沢山いただきました。イベントに来てくださった方はもちろん、遠くから応援してくれたおやすみラジオリスナーさんも、みんな。わたしにとってかけがえのない存在です。
みなさんが普段かけてくださる言葉に勇気をもらい、ひとりひとりがおやすみラジオをフォローしてくれたり再生してくれた数字が、大きな数字となり、出店に応募する自信を与えてくれました。みなさんのおかげでこんなにも素敵な経験ができました。本当にありがとうございます。
これからもずっとおやすみラジオを続けていくね!
そして、末筆ではございますが運営のみなさま、ボランティアのみなさま、出店者のみなさま、ありがとうございました。愛に溢れたポッドキャストウィークエンドというイベントに参加できて本当に幸せでした。
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