3ムはムリ→ムラ→ムダ の順だぁああ
品質管理・品質保証で「3ム」という言葉がある。
あまり気づかれていないが、3ムで重要なのは”単語”ではなく、”3ム”の順番なんだよぉぉぉおお。って話。
例えば、ある問題の再発防止を考える時、よくあるのが、
![](https://assets.st-note.com/img/1694606310084-9FcWiByJtf.png)
それは「正しい策だけど、現実的に無理じゃない?」よねって再発防止策。
これは、社会人であればいろいろな場面で直面する、
「正義を振りかざせば問題が解決する」と真面目に思っている人の考え。
ただ、多くは責任の回避の意味合い(つまり、お前らがむりしてがんばれ)ということが多い気がする。
「みんな素晴らしい人格と能力と精神力があれば、うまくいくだろうけど・・・それはムリぽ。残念!!」と周りの人はみんな思っているが黙っているし、机上の空論だとみんな知ってる・・・。
ここで、品質を担当するものは負けてはならない!!
この圧力に打ち勝たなくては、品質の高い仕事はできない、
つまり品質担当・品質目標を達成できない。
だから、こう言おう!
![](https://assets.st-note.com/img/1694606803557-gG8QzNxtRi.png)
ただ、「それはむり」だけでは説得力が欠ける。
だから、ここで説得しよう。
ー皆さん、3ムをご存じですか?ー
3ムは ムリ→ムラ→ムダ の順で物事が進むということを示す。
「ムリ」な再発防止案は最初は頑張ってできるかもしれないが、時間がたつとやったりやらなかったりと「ムラ」のある行動につながる。
そしてそのうち、どんどんやらなくって結局は誰もやらなくなり、
当初の再発防止案が「ムダ」になる。
皆さんも、経験があるだろう。
① 一週間後試験なので死ぬ気で毎日8時間勉強しよう。
(ムリ)
② 2~3日経つと、勉強したりしなくなったり・・・
(ムラ)
③ 試験前まで、あまり勉強しない。
(ムダ)
④ 試験直前にやっと勉強する。
例えば、上の場合なら、初めから2時間の勉強とムリのない範囲で
勉強したほうが、最終的にいい結果だったかもしれない。
(俺にとっては2時間の勉強も相当ムリ)
品質担当は再発防止で一番最悪なのはムリな策であることを強く意識しよう。
ー自分が作業しないから現場頑張れー
は品質担当してはオワコンだ。
さて、ここでのポイントは「人間が、がんばらなくてもいい」再発防止案である。
がんばらないとだめな再発防止策は大体、ムリなものが多い
例えば、チェックを増やそう、手順を増やそう・・・などなど
典型が「足し算」の再発防止で、それはイコール「がんばる再発防止」につながる。
だから、再発防止は「引き算」が望ましい。
![](https://assets.st-note.com/img/1694607703596-6CpKbkuBYt.png)
とにかく、ムリから始める再発防止策を根絶しよう。in Japan
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