見出し画像

【ランダムnote】 スピード

運よくご縁があり、数年前から「アウトリガーカヌー」を漕いでいる。
自分にとっての「アウトリガーカヌー」の魅力とは、「スピード」だ。
ラフティングではなかなか味わえない、あのスピード感がたまらなく楽しいのである。

アウトリガーカヌーを始めたのは、わりとミーハーな気持ちからだった。
ハワイのモロカイ島〜オアフ島の約70kmをカヌーで渡るレースに出てみたい!というものだった。

モロカイ〜オアフ レース前の朝焼け

そんな気持ちから始めたアウトリガーカヌーだったけど、ラフティングをしている自分に、とてつもなく大きな恩恵を与えてくれた。
本当にカヌーを漕いで良かったと思っている。

ラフティングには種目が4種目ある。
スプリント、H2H、スラローム、ダウンリバー
一番好きな種目は、長距離で川を下っていくダウンリバー。
反対に、スプリントが一番嫌いだったし、苦手だった。
(苦手だから嫌いだったのかも。笑)
とにかくあの、「早く動く」という動作が本当に苦手だった。
しかも、あの負荷の塊のようなラフトで。
こんなん、どうやって漕ぐんや!って思っていた。
それが、アウトリガーカヌーを漕ぎ始めて、全く変わった。

カヌーを漕ぎ始めた頃は、違和感しかなかった。
カヌーよりも自分のストロークが遅れている感覚。
最初はとにかくそれが気持ち悪かった。
コロナ前にモロカイ島〜オアフ島に渡るレースに出させたもらったのだけど、自分たちのチームのレースピッチは68。
練習でもピッチ68でガンガン漕いだ。
漕ぐ回数を重ねていくうちに、最初にあった違和感はだんだんとなくなり、
違和感がなくなってきた頃には、ラフトでのスプリントもいつの間にか苦手意識は消えていた。

「足が速い船に乗るのはいい」という話はよく聞く。
自分の経験からも、本当にそうだなぁ、と思う。
ラフトは負荷がありすぎて、言い過ぎかもしれないけど、どう漕いでも「漕いでいる感」を実感できる。
でも艇速が速い船だと、色々シビアだ。
スプリント艇とか本当にいいんだと思うけど、まず乗れるようになるまでに時間がかかりすぎるところもあるので、
アマがあるアウトリガーカヌーは、誰でも乗りやすくていいツールだと思う。

もっと早く始めてればよかったーーー!!

最後にもう一つ
アウトリガーはステアマンがカヌーの方向などのコントロールをしてくれるので、漕ぐことに没頭できるところも好き!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?