同期の絆

(全文公開式の投げ銭・チップ式記事です)

弁護士には,というか,法曹には「期」というのがあって,色んなところで重要視される。

弁護士や裁判官,検事になる前に「司法修習」というのがあるが,この司法修習に「期」があるわけである。

「一期違えば,王様と奴隷」

なんて冗談を聞いたことがあるくらい,期というのは重要だ。

我が業界には「飲食のときは,期が上が出す」という鉄の掟もあるくらいだ。

実年齢よりも,期。

私なんてオッサンになってから受かったから,私より期が上だけど,私より年下なんて人はたくさんいる。

でも,やっぱり「期」ですよね。

まあ,私は,風貌から,「ベテラン偽装」をしてますけどね,えへへ。

そして,同期。

もっとも重要な存在だ。

ただ,今は,修習同期以外にロースクール同期というのもあって,私にはどちらも非常に重要な存在となっている。

私は,大阪修習で大阪の弁護士だから,修習同期は比較的近畿にいる。そして,ロースクールは早稲田だから,ロー同期は比較的関東にいる。関東というか,近畿圏にロー同期が少ない。もっと来て欲しいんですけどね。

自分では手が回らない仕事があったとき,修習同期とロー同期を頭の中で検索する。

先日もローの同期に大仕事をしてもらったし,今は修習同期と一緒に仕事をやっている。

どっちも色んな面でシビアな事件で,よく引き受けてくれたと思うけど,それが「同期」なんじゃないかなあって思う。

もう少ししたら,同期もみんな偉くなって,今度は後輩の先生にお願いすることが増えてくるんだろうけど,偉くなっている最中の今は,やはり同期が頼れる存在だ。

同期の絆。

何をするわけでもないけど。

何をしてくれるわけでもないんだけど。

お守りみたいなもんだよね,きっと。

霊験あらたか,な。

(この記事は以上です)

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