Sting に出ちゃうのかの巻

暑い夏は俺を燃えさせた。kickoutが配信チャートで1位を取った!日本のみんなが曲をかけてくれた!自分にはない事ばかりで感動することが起きまくった夏だった。しかしpopcaanのおかげでもあるから満足しないで、ステージショーに狙いに色んなイベントを見つけに行った。こんなとこじゃ終われねー。

何度も自分に言い聞かせる。今までに勉強したことだけど、やはり行動が自分の未来を変えていく。他人のことを人は気にしがちだけど、みんな自分のことで必死だし、自分の人生を楽しい時間を増やすことの方が絶対にいい。こちらのdeejayもTOPに行けば行くほど音楽に対して真剣だ。それと同時に音楽をしてないけど、アーティストのおこぼれや仲良くなった日本人からお金を取るようなwaist man が多くて、一緒に居る奴を見極めないといけない、もしそいつがヤバい奴なら破産する。

ラガの洗礼だ。あいにく俺の場合はガチャも居たし、linkしたのがpopcaanとかaidoniaとかだったので逆にそういう経験はしなかったから、最高な人生にもろ感謝してる。夏が終わり段々涼しくなってきたのと同時に年末のイベントの足音が聞こえてきた。ジャマイカの年末はステージショーにパーティにとんでもない事になる、毎日がお祭りだ。レゲエ好きのディズニーランドだ。ミッキーマウスを見るみたいにpopcaanやbountykillerやbeenieman、色んなアーティストを町で見れる。知識があればある程楽しめると思う。

その年末の中でも、日本でも知ってる人が多いイベントに出ることになった。STINGだ。このイベントはsuper cat vs ninjaman 、 ninjaman vs shabba ranks 、mavado vs kartel、など数々の伝説のdeejay clashが行われた場所でもあり、まさか自分が出れるとは思わなかったが、出れることになった。

本当に俺はついてる。
しかしラガの洗礼が俺を待ち受けていた。

まず11月の終わりに、STINGのlaunchがニューキングストンであった。会場に着くとかなりラガな面子。
タダ飯やタダ酒をたかりに来たオジサンや、チャンスを狙いに来たdeejay達で会場はいっぱいだった。
鬼太郎の妖怪大戦争さながらだ。
ちなみにこの時のコーディネートは、たまたまJamaicaに来ていたKohhにやってもらった。
バスケットジャージを反対に着て、ジャージにスーツを合わせる、Kohh にしか出来ないアイデアだ。まじオシャレの向こう側にきた。

アピールしまくるdeejayや、ヤジを飛ばしてるオヤジ、主催者の話なんか誰も聞いてない。

色んなdeejay達がステージでSTINGに向けてアピールしだした。ジャマイカでのステージは上がるまでが大変だ。毎回乱闘みたいな感じだ。

もう慣れた。人間はすぐ慣れる。そして、俺の番になった、この3ヶ月で作ったkickout以外の曲を披露した。緊張したがかませたから良かった。本番を想像したらワクワクしてきた。けれどもSTINGの進行はかなりメチャクチャでひと月前の時点で、誰が出るかも決まってなかった。

日本のステージショーではありえないことだ。仲良く楽屋でアーティスト同士が居たり、最後に仲良くラバダブを出演者全員ですることはない。ジャマイカのステージショーのヤバさとラガの洗礼をくらった。


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