質問のお返し

こんにちは、こんばんは。

皆さんお元気ですか。私はそこそこ元気です。歯の詰めものが曲がり24時間舌が傷つけられています。詰め物ってこんな鋭利になるんだね……。

口が血の海ですが予約が10月まで取れなかったので10月まで血の海で生きようと思います。

めちゃくちゃ痛いんだわさ。


さて質問のお返事でもしましょうかね。

本日のご質問はこちら!


画像1


あー、ついに来たなともらった瞬間思いました。悪い意味じゃなくて楽しい方で。

いつかは聞かれると思っていたのでこちらをいただいてからフムフムとどう考えようか悩みました。悩みつつ「敦季って女遊びしてるんですかね」って質問もいただいてムヘムヘしていました。

むむむ、ふふふ。

口内がどうにもならないくらい痛い。


こういったことを考えるほどにしっかり読んでくださっている事実にうれしくも思います。ですから、こちらのご質問に関して今まで言ってなかったことを絡めてお伝えしようと思い筆を執ります。

設定を詰め込みすぎないと言って書いている内容減らしすぎた自覚はあるよ。困ったやつだね。しかも聞かれないと話さないし、なんて面倒。


これからご回答を書きますがただ一つ、ご理解をしていただきたいことがあります。

これからお話しするのは私の考えでありお話をしていない設定です。ですから絶対的に正しいことと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし少なくとも私の作品の中ではご自身の感じたことを一つの答えだと思って、私の回答と違っていたとしても胸を張っていてください。私はそれらを否定するつもりはございません。ご自身の感想も感じたことも、その一つ一つは私では生み出せない宝石のようなものですから大事になさってください。


長くはなりましたが、いきましょう!先に言うけど多分長くなる!!覚悟してろよおおお!!!


といってもどこから言おうかな。結論からの方がいいですよね。



まず言いやすいので千里からお話しします。

千里は七瀬のことが好きです。それは確かです。

ただマロ主様がおっしゃるイメージと酷似したことを私も彼ら、というか彼に対して抱いております。

千里が七瀬に抱いているのは恋心と言えるほど綺麗ではない執着であると考えています。家族愛にも似ていますが異性に対する愛情でもあります。

執着や依存では物足りないほどのドロドロした感情だとも感じます。様々な愛がこの世にはありますが彼の感情を表すのにはどれも言葉足らずな部分があるのがもどかしいです。主さんのお言葉を借りればドロドロの鎖のような重たい愛、それが彼の愛情であるのだと思います。


千里がそういった愛し方しかできないかと言われればそうでないと思います。実際に敦季に対しては愛情というと彼は否定するでしょうが相棒以上に絶対的な信頼を置いています。敦季自身が千里を裏切ることがないからこそ成り立つものであるとは思いますが、そこには少なからず敦季を大切にしている心があるのだと思います。しかし如何せん彼が大切にしたい存在はその二つくらいなので『何かを愛すること』のバロメーターが壊れている可能性もあります。


余談ですが、他の完結作品に若があと2人います。知っている方がいたら嬉しいな。

彼らと千里を比べた時、圧倒的に千里は心の余裕があり寛容な男だと私は思っています。というのも、彼は七瀬が自分の物であると絶対的な自信があるからです。七瀬が育てられた経緯も名前もそのすべてが自分の存在があるからこその物であると自覚をしているような気がします。

だから『ヒロインを自分の物にすること』に関して彼はそんなに悩んではいないのでしょう。むしろ彼が嫌うのは七瀬が自分の存在など忘れてしまうこと、それです。それ以外だと七瀬に隠し事をされるのは純粋に気に入らないのだと思います。



続いて七瀬ですね。

七瀬は千里のことが好きなのか。正直に言えばとても答えにくい部分ではあります。

千里に対して嫌いだと思ったり反抗的な態度をとったり、そう言ったところから「あれ?」と思われる方もいらっしゃると思います。でも彼女はちゃんと彼の愛情を受け取っていますからね。どちらともいえません。


こんな風に曖昧にしているのには七瀬本人に理由があります。

彼女は恋愛感情をあまり抱かない子だと思い接してきました。それは同性・異性にかかわらず全ての対象に強い恋愛感情を抱くことが少ないのだと思います。

実際、千里だけでなく過去に付き合っていた相手への感情でも薄っすら匂わせてはいますが作中で彼女がもらう愛情と同等の愛情を相手へ返す描写はほとんどありません。

出生の時点で親から愛情をもらうことはありませんでしたし、母親の姿から誰かを愛することは狂気的なものだと潜在的に認識をしているのだと思います。それは千里や敦季から大切にされているのも影響しているでしょう。また逃げるまで僅かな人としか関わっていないことも関係していると思います。

彼女の中で『愛すること』へのハードルが高くなっている部分もあります。基本的に愛されはしますが人に対して愛してると伝えることはほとんどありません。そのことについては千里は理解をしています。


とはいっても、思いやりやがないわけではないです。彼女が千里に怒ったのも親しい人を巻き込んだことと今までの日常が『当たり前』から逸していることにはっきりと気が付いたからであり、普通を謳歌している中で引き戻される事実に恐れたからであると感じます。また、自分が捕まれば咲花たちに千里の怒りの矛先が向くことも分かっていたのでしょう。

彼女は彼女なりに守りたいものを守っていました。


では本題に戻って七瀬は千里のことが好きか。

最終的には好きです。

しかし千里と同じように純粋な恋心での好きではなく一部家族愛に近いものがあり一部パートナーへの愛情であり、その中には一滴の異性への愛も含まれています。綺麗な感情のようにも見えますが実際はそうでもなく、かわいらしいものだけでできたお菓子のような感情ではありません。もっと糸が絡むようなものです。それは七瀬自身も自覚はしていませんが千里は知っているらしいですよ。



では、千里の女遊びについてお話を動かしたいと思います。

千里たんの女遊びね……、分かる……。


どうお答えしようかしら。


しているか、していないか。

どちらかと言われれば、していました。

ただ過去形であり七瀬が自分のもとに戻ってからはしていません。七瀬が再び逃げない限り彼は女遊びをすることないでしょう。


彼が遊び始めたのは七瀬が失踪して一か月半くらいしてから。本格的に見つからないと気がつき始めた頃、手段の一つとして女を抱くようになりました。

情報を得たいがため、また派手な噂がたてば自分のことが七瀬の耳に入るかもしれない、そんな考えからでした。どんなところに七瀬がいるのか分からない。しかし入り込んだ分、協力者は裏社会に通じる人でもある。そんな中で自分の存在を広めることができて、かつ油断させるような噂。


考える中で浮かんだのが女関係を派手にしてべらべら喋る女に話を流してもらい、かつ情報を得よう。そんな考えです。ですから相手に危険性がなければ割と見境なく抱いています。七瀬と再会したその日も油断させるために女を連れ込んでいますが実はあの日は(ネックレスを別の女に渡してもらうよう頼んだ日も)途中で眠らせて最後まで致してはいません。

七瀬を探すことが目的であり遊ぶことは手段の一つとしか考えていなかったため、捕まえてからは遊ぶことはなくなっています。



敦季が女遊びをしているかについては、どうしましょうかね。彼の恋愛関係は意図的に書いていない部分があります。彼が第三者を愛するとき、きっと……と浮かんでいるものはありますがもう少し考えてからにしようかな。

もやもや、もやもや。

普通に遊びはします。ただし仕事も組のことも千里や七瀬のこと、咲花とのやり取りがない時ぐらいしか遊ぶ時間もないような男なので頻度はご想像にお任せします。

彼はちゃんと優先順位をつけて物事を扱うタイプなので誰かを恋愛的に好きになったら、楽しいでしょうね。



では少し余談でもします。

結果、千里たんは七瀬を見つけるために、七瀬に自分の存在を忘れさせないために女と関係をもっていました。じゃあなんでそこまでしても偶然街で見かけるまで見つけられなかったのか。

それは匿っていた咲花と颯に理由があります。

咲花は情報屋で千里達を助けることがあるほど存在です。そして颯について、作中で全く説明を書いていません。書くことを諦めました、パンナコッタ。


彼は名目上では咲花の婚約者です。しかし実際は婚約者というよりも相棒に近い状態です。

コンピューター関係に明るい人で千里の助けとなることもあります。とはいっても実際は千里達の組とかかわりが深い組の長の血縁者です。ただ颯自身は組の人間ではなく暴力もそこまで好む方ではありません。どちらかと言えばのらりくらりしている方。

七瀬を匿っていた場所も颯たちに近い場所であったため千里や敦季などが気軽に近づけませんでした。また咲花と組んでいる分、余計尻尾を捕まることが難しかったのでしょう。

颯と分かっていてもその立場から何か報復をすることができない、問題を起こすことも難しい、それが千里の本音でした。


まあこんな感じで。

何文字書いたんでしょうね!?あ、そろそろ4000文字いく。

ここまで読んでくださった方、勇者ですね。何者ですか。ここまで読んでくださって本当にありがとうございます。


ちゃんとお答えできたかはわかりませんが、また質問がありましたらノートをポチポチ書こうと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?