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先日唐突に「アメリカンドッグが食べたい!!」発作(笑)に見舞われて
近所のコンビニに行ったら売り切れで、
すっかりへこたれていたら、夫が車を出してくれて
無事、口にすることが出来てご機嫌になれました。
私のわがままに苦笑を浮かべながらも付き合ってくれる夫に
心よりの感謝と両手いっぱいの愛情を感じている日々です。

改めまして、おやこくらぶ駄菓子屋さん店主のけいこばぁばです。

11月の声を聞くと思い浮かべるのが
「酉の市」
全国各地にある鷲神社・花園神社で行われる年中行事。
11月の酉の日に
商売繁盛の縁起物である「熊手」のお守りや
縁起物をたくさん纏わせた「縁起熊手」が売られる年末の市です。

商売繫盛の縁起担ぎの市だからか、
盛り上がるのは夜になってから。
日が落ちて日付が変わる頃までが一番賑やかになる。
メインの縁起物は「熊手」ですが、
食べる「縁起物」としては、
里芋の一種である「八つ頭」や「切り山椒」などがあります。

出店で売られる「八つ頭」は
ホコホコ蒸かされて、湯気が立っている。
11月の冷え込む夜には、何とも美味しそうに見えて
つい手が出てしまう。
要は蒸かした里芋というシンプルなものなのにね。

「切り山椒」は餅菓子の一種。
元々は粟で作られた「黄金餅」だったらしいが、
私が知っているのは、白・ピンク・緑で
拍子木型に切り揃えられた「切り山椒」
山椒を粉にして練りこんであって
これを食べると「風邪をひかない」らしい。
山椒の風味はあまり感じられず、
甘い餅菓子といった印象かな?

東京の下町で育った私にとっては、
地元の神社や寺で行われる年中行事で季節を感じ、
その時ならではの「食べる縁起物」が
何よりの想い出になっています。

みなさんにとって、季節とともに思い出す
「思い出ごはん」や「思い出おやつ」はありますか?
ぜひ、その「思い出ごはん・おやつ」を
想い出話とともにご家族で召し上がってみて下さい。
それをきっかけに今まで知らなかった
家族の「思い出ごはん・おやつ」を話してもらえるかも?

そして、その瞬間が子どもにとっての
「思い出ごはん・おやつ」の記憶のひとつにきっとなるはず。

「思い出ごはん・おやつ」は年を重ねる毎に
大切な宝物になると私は思っています。

さて、あなたにとって
この季節の「思い出ごはん・おやつ」はなぁに?


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