Extra Gate あとがき

あとがき


Extra Gate をプレイしてくださり,ありがとうございます。
そして,完全制覇おめでとうございます。
ここからは制作者のあとがきとなっています。
なお,こちらのあとがきは,ALL CLEAR後のあとがきとほとんど同じ内容のものとなっています。

まずはスタッフクレジットです。

制作者
おぉ味噌汁。(Twitter : @OxOmisoCyan)

テスターさん:
なまハム! さん (Twitter : @namahamu0909)
S0 さん (Twitter : @googol_S0)
maguro さん (Twitter : @maguro_nazo)

この企画を実施する上で,多くの助言を頂きました。
本当にありがとうございました!

~はじまりの話~
謎解きというものをほとんどやったことが無かったとき,April Codeに出会いました。
チームで挑み,結果は WAVE 5 止まり。絶望の箱を突破することはできませんでした。
それでも,April Code で受けた衝撃と感動はとてつもなく大きいものでした。
それから,謎解きにハマりました。
高校生なのもあり,リアル型の脱出や謎解きには参加できていませんが,
零狐春さんの謎解き王トーナメントや毎年のAC企画,Twitterで知ったWeb謎,LINE謎は,結構やってみるようになりました。
その内,私も何か作りたいと思うようになり,LINE謎の2C26Qや,死角謎を3つほど作るなどしていました。
「もっと大きい謎も作りたい。」
「そうだ,AC企画のリスペクトをしよう。」
そう考え付き,この Extra Gate に向けた構想と準備は始まりました。

~ WAVE 1 ~
まず作ったのは WAVE 1,の Oops の部分からです。実は Questions の部分は制作の最後の最後に作りました。(忘れてた)

私「WAVE謎解きを作っていて,WAVE 1 は完成したのでどなたかテスターをお願いしたいです!」
テ「やりたいわよ」
─ 当時のリプ (2021 年 8 月 12 日)

WAVE 1 は,「誰でも取り組みやすい」 を目指して作りました。
Questions はいかにも典型という感じの謎が並んでいると思います。
Oops の部分は 某暗号解読企画 Cicada3301 と 正しい道を進む動画のやつ(タイトルが思い出せない…) から着想を得ました。
行き止まりに見えるが,ちゃんと考えると正しい道が分かる。そんな感じを目指しました。
WAVE 1 の答えが get up の 5 文字なので,総当たりしたら余裕でクリアできてしまうのですが,これ以上ページを増やすのは苦行なので許して!

参加者さんからの DM で気付いたのですが,途中で Google 様から「あなたのページは利用規約またはプログラムポリシーに反しているため削除されました。」とか書かれてて冷や汗が止まらなかったです。ツイートの文面は冷静ですが,本当に焦っていました…。(5/14)


~ WAVE 5 ~
WAVE 1 のテストが終わり,私が次に作ったのは,WAVE 5 でした。
実は今の WAVE 5 は,WAVE 4 に置かれる予定でした。ウディタというRPG制作ソフトで WAVE 5 を作ろうと企ててはいたのですが,
普通に忙しく(受験生ですし),完成のめどが立たないことから,無しにしました。
私は趣味で競プロをやっており,何かプログラミングで作ってみたいという気持ちは結構あったので,「プログラミングで謎でも作るか」となり,作りました。
WAVE 5 は OpenSiv 3D というサービスを使いました。意外とC++と書き方が似ていて慣れやすかったです。
5-1 はブロック崩しのサンプルプログラムを少し変えた程度。
5-2は宇宙謎を意識しました。(私自身宇宙謎は全くと言っていいほど解けないのですが,難易度はどうでしたか?)
人によっては識別しにくい色があることを考慮する上で,どの色を使えばいいんですかね…?(教えてほしいです)
5-3 はイライラ棒ですね。
ブロック崩しは別名 BREAKOUT とも言われていて,それから TAKE BORU を作れた時はちょっと嬉しかったです。
あと,テスターさんに初めて見せた時には5-3はありませんでした。何か物足りないということで,5-3を付け足しました。
Command で RESET もコマンドに使うのは結構面白いと思ったのですが,どうですか?(自画自賛)

WAVE 5 は,「斬新」を目指して作りました。
私の経験したWeb謎解きのうちほとんどは,紙か何かで考察して,答えを入力,送信して進むタイプでした。
プレイヤーが画面上で何かを動かして解く,いわゆるゲームぽいWeb謎解きは,ほとんどやったことがありませんでした。
こういうのがあったら面白いのでは,と思って作りました。(私の経験が少ないだけで,世にそういうタイプのWeb謎いっぱいあるならごめんなさい。教えてください)
楽しんでいただけたなら幸いです。

私自身,Windowsを使っていて,このWAVE 5も.exeファイルとして公開していたのですが,どうやら Mac では .exeファイルは標準では開けないようで,ご迷惑をおかけしました。

Mac で色々設定することで .exe ファイルを開けるようになるにはなるみたいですが,「PC が必要です」としか書いていなかった私が100悪いです。本当にごめんなさい。

言い訳をさせてもらいますと,私もテスターさんたちも全員 Windows 使いでしたので気付きませんでした。Webで公開するということも提案されましたが,私は Web 系の知識が全く無く,公開日時も相まって無理でした。そのせいで WAVE 5 が遊べなかった方,本当にごめんなさい。(5/14 追記)

~ WAVE 3~
WAVE 5 を作り終えた後は,WAVE 3 でした。
これも WAVE 5 と同様,元は WAVE 2 に置かれる予定でした。

私「見直してみて思ったのですが,WAVE 2 と WAVE 4 の難易度差がすごい感じに思えてきたのですが,これは大丈夫ですかね…?」
テ「Wave2,難しい.....」「難易度って進むにつれて上がっていくものと思っているのでまずいのかも知れない......」
─ テスターさんとのDMの一場面

と言うわけで,現WAVE 2 の制作が決定しました。(WAVE 1 との難易度差が大きすぎるのは良くないかなと思って)

WAVE 3 は,「暗号解読」をテーマにしています。

これについては,かなり好き嫌い分かれると思います。嫌いな人はごめんなさい。でも私が好きなので入れました。(え?)
パングラム,進数変換,ヴィジュネル暗号,シーザー暗号。色々入れました。
暗号という性質上,作業量が多い問題もあったと思います。ギルド許可してるのでこれくらいは許して欲しい…。
ところで,FINAL の FLAG IS FINALLY CAPTURED は,コンピュータのCTF(Capture The Flag)というセキュリティコンテストの名前をオマージュぽくしています。

テ「ラストわかりません......」
私「626 = 26*26であることに気付く必要があります。」
テ「676じゃないですかね」
私「いや本当に申し訳ございませんでした…。」
─ テスターさんとのDMの一場面

掛け算を間違える制作者の絵です。嗤ってください。

~ WAVE 4 ~
検索ゲーです。こいつ検索問しか作ってないなと思った方,正解です。(ごめんなさい)
良い純粋謎解きを作れる力が,欲しい…。
what 3 words ,YouTube,Twitter(死角),色々入れました。
meganekoさんの曲はマジで好きです。他の曲も聞いてみてくださいね。
4-4,4-7については単体では解けなくて,それ以外の問題を参照して推測すれば解けるという,少し特殊?な問題にしたつもりです。
Xとかultraとかmicroとか,結構あからさまなので簡単かなぁと思ったのですが,テスターさんの反応を見る限りそうではありませんでした(難易度感覚さん…)

私「というわけでWAVE4は、光線、つまり波でした WAVEだけにね(ガッハッハッ)」
テ「(びっくりした絵文字)」
─ WAVE 4 を解いてもらったテスターさんとのDMの一場面

4-4,4-7がWAVE,つまり波を意図したものである手がかりとして,ヘッダー画像に正弦波ぽいのを書いていたりしています。

~WAVE 2~
WAVE 2 ,実は最後の方で作っているんですよね。
普通の形式の謎解きを意識しました。(小謎+中謎)
2問目にいきなり重い検索を持ってきたことはごめんなさい(八卦に気づきにくくするために火水の順番にしました)
いろは歌のやつは,結構嵌る人が多いと思ったのですが,どうでしたか?
ラストの答えが,きた を線で結ぶと色々答えが出てきてしまうのですが,ひつじさる だと一意になるようには一応気を付けています。
何気に作って満足しているWAVEです。


蓋を開けてみると,どうやら鬼門になっていたようです。天の謎を再利用するんじゃないかとか悩む人がいたりしたそうですね。もう少し導線を作るべきでした…。(5/14 追記)

~Final Wall~
作る上で,WAVE 5 の次に時間がかかりました。
漢字の数を調節するのは大変でしたが,イラストロジックでQRコードを完成させたい一心で頑張りました。(April Code 3-2の亜種みたいな感じを出したかった)
ストーリー要素を少し入れたいと思ったので,先駆者の書き残しと言う形でそれっぽくしました。
30ページあるのに気づいて辛くなった人,いると思います。
Final Wall だしギルド許可してるから許されるやろ!GO!をしました。
Final Wall は,April Code の WAVE 3-2 を意識しました。
あのように小説として成り立っているものは作れませんでしたが,少しは導線を用意したつもりです。
例えば,Page 15の「ほんとうにそれで良かったのでしょうか?」で,本来の表記は「本当にそれでよかったのでしょうか?」です。
Final Wall なので,難しくしたつもりです。
QRコードをイラストロジックの要領で完成させる(大変)と,パスワードが要求されます。
先駆者の「12232030」の意味を読み取らないといけません。
ストーリーをちゃんと読み,今までを振り返ると解ける,ラストらしい問題を意識しました。

~クリア画像のアレが好き(余談)~
クリア画像の一言コメントみたいなやつ,大好きなんです。
April Code の WAVE 5 クリア画像の「絶望の箱,崩壊。」とか,ああいうの大好きです。
だから私も書きました。
WAVE 1が一番書きにくかったです。(どうでもよい)

~終わりに~
ここまで読んでくれて,ありがとうございます。
受験生というのもあり,大きい謎企画を作るということはしばらくやらないと思います。
Twitter には頻繁に出没するので,今後もよろしくお願いします。
謎解き歴が浅い私ですが,この Extra Gate を作り,実施まで持って行けたことが最高に嬉しいです。
公開する前は「本当にこれで公開して大丈夫なのかな」とか「遊んでくれる人,ほとんどいなくね?」とか思ってました。
しかし,出した後のことは出した後に考えようということで,思い切って世に出すことにしました。この決断をして良かったと思っています。
結果的に,193組という多くの方に遊んでいただきました。本当にありがたい限りです。世に出して良かった…。
「ここが知りたい」とか「ここが楽しかった」とか「ここをもう少しこうして欲しい」などあれば以下の感想フォームからお願いします。(励みになるので是非お願いします…。)
https://forms.gle/C7JoH1nYp9wXk6cP7

あとがき 終

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