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300ページ近くのPDFの内容をGPTsとGeminiに訊いてみる

使用したのは「令和5年版防災白書」。
災害対策基本法に基づき、毎年、通常国会に報告することとされている法定白書です。
内閣府がまとめています。
PDF版は312ページです。

ボリュームの大きいPDFドキュメントを知識(Knowledge)として使う場合、どこまで内容を掴んでくれるかを調べるためのテストです。
「情報がありません」と回答される時もありましたが、300ページを超えても情報を取得してくれました。
その内容が正しいかどうかを確認する必要はまだあるのですが、今後性能も精度も向上することを考えると、チャット型生成AIのカスタマイズにPDFの白書を使う手はありだという感触をつかめました。

GPTs(GPT-4)に聞いた

PDFをKnowledgとして登録しました。
(本来の使い方と違うかもしれません。返事が戻るまで待ちます)


「(2)第8回防災推進国民会議」について要点をコンパクトな文章で教えてください。掲載ページ数も教えてください。

Disaster Prevention White Paper
第8回防災推進国民会議は、令和4年12月14日に開催され、岸田内閣総理大臣が防災意識の重要性を強調しました。会議では、災害への日頃からの備えの確認と、日本の防災力向上への国民一人一人の役割が討議されました。また、令和5年の関東大震災100年を記念し、啓発活動や関連行事の積極的な実施が確認され、内閣府は「関東大震災100年」の共通ロゴマークの使用と特設ページでの情報提供を行うことを呼びかけました​​。この内容は、防災白書の35ページに掲載されています​​。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページ数は60

※実際に白書で掲載されているページです。

「(2)第8回防災推進国民会議」のページ

「【図表1-5-2 内閣府調査(市区町村) 地区防災計画の作成に向けて活動中の地区数(令和4年4月1日現在) 】」について要点をコンパクトな文章で教えてください。掲載ページ数も教えてください。

Disaster Prevention White Paper
【図表1-5-2】の要点をまとめますと、令和4年4月1日現在で、45都道府県、333市区町村の5162地区が地区防災計画の策定に向けた活動を行っています。これは、地域ごとに防災力を高めるための自助・共助による自発的な防災活動を推進する地区防災計画制度のもとでの取り組み状況を示しており、地区防災計画が更に浸透していくことが期待されています​​。この内容は、防災白書の64ページに掲載されています​​。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページ数は65-66

※実際に白書で掲載されているページです。

下が図表1-5-2

「図表1-5-3 令和3年度中に地域防災計画に定められた地区防災計画の作成主体」について要点をコンパクトな文章で教えてください。掲載ページ数も教えてください。

Disaster Prevention White Paper
図表1-5-3に関する要点は、令和3年度中に地域防災計画に定められた264地区に関する分析から得られた特徴です。主なポイントは以下の通りです:

地区防災計画の作成主体として、22%が自治会、71%が自主防災組織であった。
地区内の人口について、42%が500人以下、62%が1000人以下であった。
地区防災計画策定のきっかけとして、82%の地区が「行政の働きかけ」であることが挙げられた。

これは、地区防災計画の策定には行政による後押しが重要であることを示唆しています 。

この内容は防災白書の66ページに掲載されています。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページ数は67

※実際に白書で掲載されているページです。

上が図表1-5-3

「4-2 訓練実績の概要 (3)県内外への住民避難、屋内退避等」のパートにある写真には何が写っていますか?掲載ページ数も教えてください。

Disaster Prevention White Paper
訓練実績の概要のパート「(3)県内外への住民避難、屋内退避等」には、施設敷地緊急事態及び全面緊急事態を受けて実施された住民避難訓練の様子が記載されています。この訓練では、防衛省・自衛隊等の実働省庁や民間輸送機関等の支援を受け、予防的防護措置を準備する区域内の住民避難を行い、緊急防護措置を準備する区域内の住民に対して屋内退避を実施しました。また、放射性物質の放出を想定し、運用上の介入レベルを超過したことにより、一部地域の住民に対して一時移転や避難退域時検査等の訓練を行ったことが述べられています​​。掲載ページは防災白書の134ページです。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページ数は135

※実際に白書で掲載されているページです。

User 「4-2 訓練実績の概要 (3)県内外への住民避難、屋内退避等」のパート

「4-13 令和元年(2019年)8月の前線に伴う大雨に関する復興対策」について要点をコンパクトな文章で教えてください。
掲載ページ数も教えてください。

Disaster Prevention White Paper
令和元年(2019年)8月の前線に伴う大雨の復興対策では、農林水産省が主体となり、被災した農林水産業施設・公共土木施設の復旧整備を含む複数の事業を実施しました。具体的には、災害復旧事業として、96944百万円の予算を投じ、果樹農業生産力増強総合対策、茶・薬用作物等地域特産作物体制強化促進事業、農の雇用事業(次世代経営者育成派遣研修タイプ)、林業施設整備等利子助成事業、治山事業などを含む広範囲にわたる支援を行いました。これらの対策は、被災地の迅速な復旧と生産力の回復、さらには農林水産業の持続的な発展を支援することを目的としています​​。この情報は、防災白書の207-208ページに記載されています​​。

(以下の回答をもらう時もありました)

Disaster Prevention White Paper
申し訳ございませんが、「4-13 令和元年(2019年)8月の前線に伴う大雨に関する復興対策」に関する情報の特定に至りませんでした。情報を見つける過程で時間を要し、結果をご提供する前に制限時間に達してしまいました。ご要望にお応えできず申し訳ございません。他の質問や異なるトピックについてのお問い合わせがありましたら、お知らせください。より迅速に情報を提供できるよう努めます。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページ数は203-204

※実際に白書で掲載されているページです。

「4-13 令和元年(2019年)8月の前線に伴う大雨に関する復興対策」のページ

「附属資料1 我が国における昭和20年以降の主な自然災害の状況」について要点をコンパクトな文章で教えてください。
掲載ページ数も教えてください。

Disaster Prevention White Paper
附属資料1では、昭和20年以降の我が国における主な自然災害の状況が詳細に記されています。具体的には、災害発生の年月日、災害名、主な被災地についての情報が含まれています。例えば、昭和20年の三河地震(M6.8)、昭和21年の南海地震(M8.0)、平成23年の東日本大震災(Mw9.0)、令和2年の7月豪雨など、様々な災害が列挙されています。これらの災害による被害の規模や影響は、地震、台風、豪雨、噴火といった自然災害の多様性を示しており、我が国が直面している災害リスクの高さを反映しています​​。

この附属資料に掲載されているページ数については、文書内の具体的なページ数までの情報は含まれていませんでした。詳細なページ数を知るためには、文書内で直接該当する附属資料の開始及び終了位置を確認する必要があります。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページには数字ではなく「附-1」と記載

※実際に白書で掲載されているページです。

「附属資料1 我が国における昭和20年以降の主な自然災害の状況」の表

Gemini 1.5 Pro(Google AI Studio)に聞いた

Google AI StudioでChat pompto モードでModelに「Gemini 1.5 Pro」を選び、白書のPDFファイルをアップロードしました。
(こちらもパフォーマンスを引き出すために何かできたのかもしれません。比較的レスポンスが早いです)


「(2)第8回防災推進国民会議」について要点をコンパクトな文章で教えてください。掲載ページ数も教えてください。

Model
第8回防災推進国民会議は、令和4年12月14日に総理官邸で開催されました。会議では、岸田内閣総理大臣が国民の防災意識向上と防災力強化の重要性を強調し、関東大震災から100年の節目を迎える令和5年の啓発活動への協力を呼びかけました。また、「防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)2022」などの活動報告や、自助・共助による防災意識の向上に向けた取り組みが紹介されました。

この会議は、防災白書の特集1の59ページに記載されています。

Gemini 1.5 Proの回答。実際のPDF記載ページ数は60

※実際に白書で掲載されているページです(GPTsのパートで使ったのと同じページです)。

「(2)第8回防災推進国民会議」のページ

「【図表1-5-2 内閣府調査(市区町村) 地区防災計画の作成に向けて活動中の地区数(令和4年4月1日現在) 】」について要点をコンパクトな文章で教えてください。掲載ページ数も教えてください。

Model
図表1-5-2は、令和4年4月1日現在、地区防災計画の作成に向けて活動中の地区数を示しています。データは内閣府が市区町村を対象に調査したもので、45都道府県、333市区町村、5,162地区で策定活動が行われていることが分かります。

この図表は、防災白書の特集1の66ページに掲載されています。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページ数は65-66

※実際に白書で掲載されているページです。

下が図表1-5-2

「図表1-5-3 令和3年度中に地域防災計画に定められた地区防災計画の作成主体」について要点をコンパクトな文章で教えてください。掲載ページ数も教えてください。

Model
図表1-5-3は、令和3年度中に地域防災計画に定められた地区防災計画の作成主体について、内閣府が調査した結果を示しています。

調査対象となった264地区のうち、71%にあたる188地区で自主防災組織が作成主体となっており、次いで自治会が22%となっています。

この図表は、防災白書の特集1の67ページに掲載されています。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページ数は67

※実際に白書で掲載されているページです。

上が図表1-5-3

「4-2 訓練実績の概要 (3)県内外への住民避難、屋内退避等」のパートにある写真には何が写っていますか?掲載ページ数も教えてください。

Model
「4-2 訓練実績の概要 (3)県内外への住民避難、屋内退避等」のパートにある写真には、住民避難訓練の様子が写っています。写真には、避難指示に従って住民が避難場所へ移動している様子が捉えられています。

この写真は、防災白書の特集2の135ページに掲載されています。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページ数は135

※実際に白書で掲載されているページです。

User 「4-2 訓練実績の概要 (3)県内外への住民避難、屋内退避等」のパート

「4-13 令和元年(2019年)8月の前線に伴う大雨に関する復興対策」について要点をコンパクトな文章で教えてください。
掲載ページ数も教えてください。

Model
令和元年8月の前線に伴う大雨に関する復興対策として、農林水産省は被災した農林水産業施設・公共土木施設の復旧整備や、果樹農業生産力増強総合対策、茶・薬用作物等地域特産作物体制強化促進事業、農の雇用事業、林業施設整備等利子助成事業、治山事業、森林整備事業、漁業経営基盤強化金融支援事業などを実施しました。

この情報は、防災白書の第2部の203ページに記載されています

GPTsの回答。実際のPDF記載ページ数は203-204

※実際に白書で掲載されているページです。

「4-13 令和元年(2019年)8月の前線に伴う大雨に関する復興対策」のページ

「附属資料1 我が国における昭和20年以降の主な自然災害の状況」について要点をコンパクトな文章で教えてください。
掲載ページ数も教えてください。

Model
附属資料1は、昭和20年以降に発生した主な自然災害の状況をまとめています。

この資料には、災害名、主な被災地、死者・行方不明者数が記載されています。

掲載ページ数は、附-1ページです。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページには数字ではなく「附-1」と記載

※実際に白書で掲載されているページです。

「附属資料1 我が国における昭和20年以降の主な自然災害の状況」の表

(全体的にGPTsよりシンプルな文章なので、最後に追加の質問をしました)

もう少し詳しく説明してくれますか。

附属資料1は、昭和20年(1945年)以降に日本で発生した主な自然災害の概要をまとめた表です。この表には、以下の情報が記載されています。災害名
主な被災地
死者・行方不明者数


この表に掲載されている災害は、以下の基準を満たすものです。風水害:死者・行方不明者数が500人以上
雪害:死者・行方不明者数が100人以上
地震・津波・火山噴火:死者・行方不明者数が10人以上
上記の基準を満たさない場合でも、「災害対策基本法」に基づき政府の対策本部が設置された災害


死者・行方不明者数は、令和5年3月末時点のものです。

この表は、防災白書の附-1ページに掲載されています。

この表を見ると、日本は様々な自然災害に見舞われやすい国であることが分かります。また、近年では、気候変動の影響などにより、災害の規模が大きくなり、被害が甚大化する傾向にあることも分かります。

附属資料1は、日本の災害対策の現状と課題を理解する上で参考となる資料です。

GPTsの回答。実際のPDF記載ページには数字ではなく「附-1」と記載

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