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鹿せんべい自販機

大阪市にあるダイドードリンコは、飲料とともに「鹿せんべい」などを販売する「I LOVE シカ 自動販売機」を、奈良市の春日大社境内に2台設置した。鹿せんべいの有人販売(200円)が行われていない時間帯での販売を可能にし、観光客がシカに鹿せんべい以外の食べ物を与えることを防止。シカと人間が共存できる環境をつくることを目的に企画された。鹿せんべいは、10枚入りで500円。パッケージには、国の天然記念物「奈良のシカ」保護啓発ポスターコンクールに応募した小学生の作品や、シカとの接し方などの啓発メッセージがデザインされている。また、食べられなくなった米などを活用してできた紙素材「kome-kami」をパッケージに使用。kome-kamiは、この企画に参加した株式会社ペーパルによって開発されたフードロスペーパーの1つで、他には、廃棄されるモルト粕を用いたクラフト紙「クラフトビールペーパー」がある。鹿せんべいの他、「鹿角ストラップ」と「バンビレザーチャーム」を1000円で販売。自販機の側面には、一般財団法人・奈良の鹿愛護会のロゴマークがあり、売上の一部が愛護会の活動に充てられる。

※ 見出し画像にはPixabayのフリー素材を利用しています。

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