あらかわ3周年!(その1)

5月21日はあらかわ☆お笑い河川敷プロジェクト及び「作家が必ずホメてくれるライブ」の3周年を記念した特別版「作家が必ずホメてくれるライブ!mi casa!」でした。今回のライブはお笑いナタリーさんにも掲載していただき、久々に力の入ったライブ(もちろんどのライブも力を入れていますが)でした。何気に土曜日の夜開催というのはこの3年間で初。いつも平日の夜や、最近では平日の昼のライブが多いあらかわのライブですが、それもあってかお客様もいつもより多く集まってくださいました。
土曜日開催になった理由は、単純に「5月21日が土曜日だったから」。そして5月21日にこだわった理由は、あらかわライブが始まったのがちょうど3年前、2019年の5月21日だったからという理由です。
場所も3年前と同じムーブ町屋・ハイビジョンルーム。当時はライブノウハウもなく、別室の楽屋も用意していなかったので、出演者も会場内を右往左往していたようで、第1回に出演されたゾンビ芸人の村澤イントゥデッドさんがゾンビの格好で会場内を徘徊していたのが、会場の監視カメラの至る映像に映し出され、事務室の方々がザワついていたそうです。
あれから3年。同じ会場での3周年ライブは、積み重ねてきた3年間の自分たちの成長と、出演者の皆様の成長がしっかりと確認できるライブとなりました。
まずは開演直後の「前説枠」。MCはテラシマニアックさんとリクロジーさん。今回休演となった大吟嬢さんと共に、あらかわの若手エントリーライブを支えてくださっている鉄壁のMC陣です。この前説枠でのネタの出演は、﨑(ざき)さん、川神ゆゆさん、川座かなさん。当プロジェクトが一押しの超若手育成枠ということでの出演です。

﨑さんは、某大学のお笑いサークル出身のコンビ。コロナが流行しだした最初の緊急事態宣言下にツイッター上で開催していた大喜利企画に、二人それぞれで参加いただいたのが縁の始まりです。その後ライブにも出演いただき、新人育成プロジェクト「すみだがわ☆てらすプロジェクト」にも参加。独自の切り口からの変化球的な漫才を得意とし、当方主催の音声漫才コンテスト「キキ漫☆クライマックス」では、音声ならではの効果音を使った漫才で見事初代王者にも輝きました。その柔らかな発想力には新しい息吹を感じます。

川神ゆゆさんは、現役の女子大生芸人。出会いはゆゆさんが高校生の時に、動画コンテストに出す動画のネタ見せを依頼してきたところから縁が始まりました。その後大学生になったのをきっかけに「すみだがわ☆てらすプロジェクト」に参加いただき、最初はYOUTUBE動画のエキストラなどもやっていただいていましたが、6月に当プロジェクトのライブでデビュー。その後TheW2回戦進出など結果も残し、事務所にも所属され、デビューから1年弱で完全に「芸人」に仕上がりました。その成長は目を見張るものがあります。果たして今後どのように花開いていくのか?まだまだ目が離せません。

川座かなさんも、川神ゆゆさんと同い年の19歳。出会いはリクロジーさんをメインにした学園テーマのライブ「ハイスクール両国亭」を立ち上げる際、現役の高校生芸人がいないかと探していたところ、ツイッターで高校生芸人としてよく名前を目にしていたのが川座かなさんでした。通常あらかわのライブはエントリーライブを除き、作家陣が実際にネタを見て面白かった方しか出演いただかないことにしているのですが、川座かなさんだけは当時まだコロナ禍で他のライブを観に行けていなかったこともあり、ネタ見せなしのぶっつけでのキャスティングでした。結果は“大当たり”でした。高校生でありながらしっかりとした世界観を築き、それを表現する演技力も持ち合わせ、また平場での振る舞いも安心できることから、2回目の「ハイスクール両国亭」からはアシスタント的立場でレギュラー出演。高校を卒業されたあとは学業との両立もありネタライブへの出演はあまりありませんが、昨年4月に始まったライブ「危険なカワあそび」、そしてそこから派生したYOUTUBE「カワあそび☆ラジオ」では一回り上のひょろしさんをイジり、二回り上のギャバホイ27才さんをしっかり受けとめ、あらかわYOUTUBEでは欠かせない存在となっています。芸人としてのみならず、声優、女優、タレント、あらゆる方面での活躍が期待できる逸材。今後もあらかわの更なる可能性を開いてくれる存在になることを期待しています。

と、一組一組のことを書いていたらかなり長くなってしまいました。
ライブ本編に入ってからの話はまたそのうちに。

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