THE SECOND 2024 ファイナリスト

4月20日、21日にTHE SECONDのベスト16→8トーナメントが行われ、5月18日のグランプリファイナルに出場する8組が決定した。今回のnoteでは、その8組についての個人的な感想を語っていこうと思う。

※予選のネタは一切見ていません。

① タモンズ

グランプリファイナル初進出及び初の漫才賞レースファイナリスト。コンビ名や大宮セブンの一員であるという情報は知っているが、ネタは一回も見たことないコンビ。M-1の成績も準決勝進出経験が一度もなく、今大会のダークホースと言うべき存在。優勝目指して頑張って欲しい。

② ハンジロウ

グランプリファイナル初進出及び初の漫才賞レースファイナリスト。しゃもじ時代にチャップリンのチャンピオン大会でネタを見たことはあるのだが、申し訳ないがネタの記憶が一切ない。賞レースの成績的には漫才よりもコントを軸にしている印象のコンビ。優勝目指して頑張って欲しい。

③ ななまがり

グランプリファイナル初進出及び初の漫才賞レースファイナリスト。森下はマヂラブ野田以来の漫才・コント・ピン芸でのトリプルファイナリストを達成。KOCで10回の準決勝進出経験を持ち、直近の30-1グランプリ2024では優勝を果たすなど、実力と勢いを兼ね備えたコンビ。優勝目指して頑張って欲しい。

④ 金属バット

2年連続2回目のグランプリファイナル進出。唯一の2年連続ファイナリスト。昨年は8→4でマシンガンズ相手に2点差で惜敗。その悔しさをバネに、今年もファイナリストの座を掴みとった。昨年のグランプリファイナル進出で顔見せは十分。今年はさらに上の成績を狙いたいところ。優勝目指して頑張って欲しい。

⑤ ザ・パンチ

グランプリファイナル初進出及びM-1 2008以来16年ぶりの漫才賞レースファイナリスト。ラストイヤーで決勝進出したM-1 2008で最下位になって以降、賞レースとは縁がなかったが、それでも腐らず大舞台へと帰ってきた。披露するのはあのパターンなのかそれとも。優勝目指して頑張って欲しい。

⑥ タイムマシーン3号

グランプリファイナル初進出及びM-1 2015以来9年ぶりの漫才賞レースファイナリスト。M-1・KOCのダブルファイナリストかつファイナリストで一番の売れっ子。人気と実力を兼ね備えた2人は昨年マシンガンズが後一歩で逃した、太田プロ史上初の賞レース優勝をもたらせるか。優勝目指して頑張って欲しい。

⑦ ガクテンソク

グランプリファイナル初進出及びTHE MANZAI 2014以来10年ぶりの漫才賞レースファイナリスト。THE MANZAI決勝に3度進出し、2014年はサーキット1位通過だったものの、決勝の舞台で結果は残せなかった。それから10年。大舞台で10年越しの結果を残せるか。優勝目指して頑張って欲しい。

⑧ ラフ次元

グランプリファイナル初進出及び初の漫才賞レースファイナリスト。M-1準決勝進出経験こそないが、昨年は欠場者が出た場合のリザーバーに選出。今年はその悔しさをバネに決勝の舞台へと勝ち上がってきた。ネタを見たことがないので、個人的には非常に楽しみな存在。優勝目指して頑張って欲しい。

全体的には、認知度の高かった組が多かった前回とは異なり、知る人ぞ知るコンビが名を連ねる大会になったなという印象。また、金属バット以外は顔ぶれがガラリと変わった点は、ネタを3本用意しなければならないザセカンドらしいと感じた。

加えて、4月25日に行われた抽選会で、ベスト8以降のトーナメントが決定した。
その組み合わせは

ハンジロウVS金属バット
ラフ次元VSガクテンソク
ななまがりVSタモンズ
タイムマシーン3号VSザ・パンチ

※左側が各試合の先攻

予測不能の対戦カードばかりで、準決勝以降のことを考慮するとどこが優勝するのか本当に分からない。

さらに、大会スポンサーにはアサヒ スマドリが、ハイパーゼネラルマネージャーにくりぃむしちゅー有田哲平、スペシャルサポーターに博多華丸・大吉が就任することも発表された。
2年目から早くもスポンサーがつくほどの大会になったのは凄いこと。汐留の大会は6年立って未だにスポンサーなしだからね。
また、スペシャルアンバサダー不在というピンチを裏かぶりの心配がなくなった有田と、THE MANZAI 2014王者でザセカンドで戦う漫才師の気持ちを熟知しているであろう華大に託したのも運営に愛がある証拠。特に有田(くりぃむ)が賞レースに関わるというのは非常に喜ばしい。また、両者ともMCの東野幸治との共演も珍しいことなので、その点も注目したい。

最後に、前回の第一回大会はM-1に負けないほどのクオリティがあったと感じた。この大会が10年20年と続いていくために、今大会の盛り上がりは欠かせない。第一回大会よりも世間を巻き込む大会になることを祈りながら、8組の面白い漫才が見られることを今から楽しみにしたい。

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