冬季五輪式採点 R-1グランプリ編

今回のnoteでは、2021年以降のR-1グランプリの順位を冬季五輪式の採点で決定した場合、どうなるのかを調べていこうと思う。

冬季五輪式採点とは

冬季五輪の様々な競技で採用されている、審査員がつけた点数のうち、最高点と最低点を除くという採点方法のこと。

それでは、結果発表。※カッコ内は実際の順位。

2021 R-1
※700点満点換算・twitter得点除く

ファーストステージ
1 ZAZY 660点(1位)
2 ゆりやんレトリィバァ 660点(2位)
3 賀屋壮也 649点(3位)
4 森本サイダー 648点(5位)
5 高田ぽるこ 648点(4位)
6 土屋 646点(7位)
7 kento fukaya 644点(6位)
8 吉住 641点(8位)
9 マツモトクラブ 632点(9位)
10 寺田寛明 627点(10位)
ファイナルステージ
1 ゆりやんレトリィバァ 655点(1位)
2 ZAZY 649点(2位)
3 賀屋壮也 645点(3位)

結構順位が入れ替わったが、上位3組は変わらず。また、ZAZY以外は大幅な点数増減もなかった。

審査員
陣内 最高点0回 最低点5回
友近 最高点3回 最低点2回
ホリ 最高点6回 最低点0回
古坂 最高点4回 最低点0回
野田 最高点0回 最低点3回
川島 最高点0回 最低点2回
ザコシ 最高点0回 最低点6回

優しめの審査はホリ・古坂、厳しめの審査は陣内・ザコシ。翌年以降もも続投した3人の審査について、陣内はオーソドックスな審査、野田・ザコシは笑える面白さに重きを置いた審査という印象。

2022 R-1
※500点満点換算

ファーストステージ
1 ZAZY 466点(1位)
2 お見送り芸人しんいち 465点(2位)
3 渡部おにぎり 465点(4位)
4 吉住 458点(3位)
5 サツマカワRPG 458点(5位)
6 寺田寛明 453点(6位)
7 kento fukaya 453点(7位)
8 Yes!アキト 447点(8位)

吉住の順位が下がった以外で順位変動はなかった。一方、吉住は5点減、逆にkentoは4点増とバカリズムの評価が大きな要因となっていることが浮き彫りとなった。

審査員
陣内 最高点1回 最低点1回
バカリ 最高点0回 最低点8回
小籔 最高点4回 最低点0回
野田 最高点3回 最低点0回
ザコシ 最高点0回 最低点1回

バカリズム、オール最低点のアンタッチャブルレコード達成!

最高点は小籔と野田がほとんど。陣内はkento最高評価のkentoで最高点だった。

2023 R-1
※500点満点換算

ファーストステージ
1 田津原理音 473点(1位)
2 コットン きょん 470点(2位)
3 寺田寛明 467点(3位)
4 こたけ正義感 463点(4位)
5 カベポスター 永見 462点(6位)
6 サツマカワRPG 460点(5位)
7 Yes!アキト 457点(7位)
8 ラパルフェ 都留 450点(8位)

平均順位同様、永見とサツマカワが入れ替わったのみ。ちなみに、両者とも小籔最高点のバカリ最低点。バカリがサツマカワ高評価の永見低評価が浮き彫りに。

審査員
陣内 最高点2回 最低点0回
バカリ最高点0回 最低点7回
小籔 最高点5回 最低点0回
野田 最高点3回 最低点0回
ザコシ 最高点2回 最低点1回

バカリ最高評価ザコシ最低評価の寺田以外は全てバカリ最低点。(寺田最低点はザコシ)小籔・野田と陣内・バカリグループで基準点が異なることもあり、R-1には向かないことがより浮き彫りに。

2024R-1
※500点満点換算

ファーストステージ
1 ルシファー吉岡 285点(475点)(1位)
2 街裏ぴんく 283点(472点)(2位)
2 吉住 282点(472点)(3位)
4 どくさいスイッチ企画 275点(458点)
(4位タイ)
5 サツマカワRPG 274点(457点)(6位)
6 真輝志 274点(457点)(4位)
7 寺田寛明 274点(457点)(7位)
8 kento fukaya 271点(452点)(8位)
9 トンツカタン お抹茶 270点(450点)(9位)

サツマカワと真輝志の順位が入れ替わった以外は変化なし。また、上下ともに3点以上の点数変動もなかったため、大幅な高評価や低評価はなかった。

審査員
陣内 最高点2回 最低点0回
バカリ 最高点2回 最低点6回
小籔 最高点5回 最低点0回
野田 最高点1回 最低点1回
ザコシ 最高点2回 最低点2回

平均点の高い小籔と基本的に順位通りの審査だった陣内が最低点が0回。しかし、小籔は最高点が5回に対して陣内は2回。野田は高低1回、ザコシは高低2回づつ。平均点の低いバカリは最低点を6回記録した一方で、吉住とサツマカワで初となる最高点を記録した。

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