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尤度関数がなぜ同時確率分布なのか


尤度は確率分布の実現可能性を表す


尤度はパラメーターを固定したもの
確率は事象を固定したものだった

特に尤度は
下図の例でも上げているとおり
仮定した確率分布がどのくらい実現可能性あるか!
が重要だった

詳細はここに書いてあるので割愛!

尤度関数

尤度関数は
確率変数を決めるパラメーター(正規分布だったら平均$${\mu}$$と標準偏差$${\sigma}$$)
を固定した確率みたいなものだったので
$${L (\theta) = P(X=x_i |  \theta = \theta_0)}$$
と表すことができる

ここでコイントスを10回の二項分布を例に挙げると
ここでのパラメーターはコインの表裏が出る確率$${\theta}$$とする
(常識的には2分の1だが今回は未知の数であるということにしよう)

コインの表裏が出る確率は固定なので
事象を$${i}$$(コインの表が$${i}$$回出る)とすると
その時の確率は

$$
\Pi_i  {}_nC_{i} (\frac{1}{\theta})^{n-i} (1 - \frac{1}{\theta})^{i}
$$

これを全ての事象を$${i}$$で計算するのだが
コイントスは独立試行なので
上記確率を掛け合わせれば良い

$$
\Pi_i  {}_nC_{i} (\frac{1}{\theta})^{n-i} (1 - \frac{1}{\theta})^{i}
$$

一般化すると

$$
L(\theta) = \Pi_i  f(x_i ; \theta)
$$

尤度関数は何のためにある?

さっきの計算でやったことは
全ての事象を考えて確率の式を導いた

何度も言うが、
尤度とはどのパラメーターが確率分布の実現可能性があるかを見ていて
全ての事象で確かめたいので、確率の掛け算(独立試行なので)で
尤度関数を導出した

$$
\Pi_i  {}_nC_{i} (\frac{1}{\theta})^{n-i} (1 - \frac{1}{\theta})^{i}
$$

この関数が最大値を取れば
その時のパラメーター$${\theta}$$の時に確率分布の実現確率が最大になる

この時のパラメーター$${\theta}$$の値を最尤推定量と呼ぶ


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