サルモ

水処理について日々勉強中

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最近の記事

排水処理の臭いについて

排水処理場で発生する主な悪臭物質 *硫化水素 H2S 臭い: 卵が腐ったような臭い 比重 : 空気の約1.2倍(低いところに滞留) *メチルメルカプタン CH3SH 臭い:タマネギの腐ったような臭い *アンモニア、アミン、低級脂肪酸 など

    • ボイラとスチームトラップ

      スチームトラップとは ボイラーなどの蒸気を扱う機器内に溜まる 凝縮水(ドレン)を排出する装置です。 トラップを設置する目的は、 蒸気を漏洩させず、ドレンによる不具合を防ぐことです。 ドレンによる不具合の代表的なものにウォーターハンマーがあります。 スチームトラップは種類ごとに構造が異なるため、 全てを把握するのは簡単ではありません。 しかし、修理や交換をするためには、構造を把握しておくべきです。

      • ボイラーと腐食

        水処理に関する障害(腐食) 低圧ボイラの場合、 全面腐食と孔食(ピッチング)・隙間腐食の局部腐食 があるが、 ボイラの健全運転からは、局部腐食が要注意事項である。 対策 適正なpH(11.0~11.8)に保つ 腐食性有害成分を標準値以下で低く抑える 溶存酸素を除去する 水を常に流動状態に保持する

        • 水の濃縮

          水分が蒸発してミネラル成分など不純物の濃度が濃くなることを言います。 たとえば、みそ汁を火にかけて煮詰めていくと、 みそ汁がどんどん濃くなっていき、みそ辛くなります。 これは、水分だけが蒸発して、みその成分だけが残るからです。

          硬度漏れになる原因

          処理水の全硬度が原水と同じ場合 ①再生忘れ(特に手動再生の場合) ②食塩の溶解(投入)忘れ ③食塩水タンクの中での食塩ブリッジ ④食塩薬注ラインのつまり 初めから処理水中に硬度がリーク ① チャンネリング ② 再生不良・・・a)食塩不足、b)塩水吸入不足 所定採水量以下で硬度リーク(急激に) ① 再生不良・・・ a)食塩不足または食塩未溶解、b)塩水の吸込量不足 ② 逆洗ミスによる樹脂の流出 ③ 原水硬度の急激な変化 所定採水量以下で硬度リーク(徐々に

          硬度漏れになる原因

          軟水器の硬度漏れ

          軟水器は、イオン交換樹脂による除去原理で、 水道水の硬度成分「カルシウム、マグネシウム」を除去していきますが、 ある程度硬度成分を除去していくともう機能しなくなり、 硬水のまま通過していってしまいます。 これを硬度漏れ、と呼ぶそうです。 回避するには 定期的なメンテナンス、つまり軟水器を洗浄しなければなりません。 洗浄には、塩(塩化ナトリウム)を使います。 約10%程度の塩水ですすぐと、 イオン交換樹脂にくっつけた硬度成分を離して、きれいな状態に戻ります。 この作業を、

          軟水器の硬度漏れ

          pHの測定

          pH計 pH計は内部にガラス電極を有する電気式の機械です。 二種類の溶液をガラス膜で隔てると、 それぞれの溶液のpH差に応じた電位差が発生する仕組みを利用しています。 pH計のガラス電極の内側の基準水溶液と、 測定したい水溶液とのあいだに電位を発生させ、 これを測定することで水溶液のpHを正確に測定可能です。 pH計の測定精度や信頼性を保つために、 pH計での計測において使用開始時やpH電極交換時、 および使用中でもpH計を校正する必要があります。 pH試験紙 pH試

          pHの測定

          pHの用途

          pH測定の用途は非常に広範囲で、工場における製品製造の工程管理から、 工場排水や河川水の公害監視に至るまで様々です。 また形状についても、使用形態に対応して、 ハンディ型、卓上型、定置型などがあります。 測定方式としては、指示薬式、アンチモン電極式、 ガラス電極式などが実用化されています。

          pHの用途

          圧力容器とは

          大気圧と異なる一定の圧力で気体や液体を 貯留するように設計された容器」となります。 少し噛み砕くと「容器内を大気圧よりも高い状態、 もしくは大気圧よりも低い状態に保つことができる容器」を 圧力容器と呼びます。 危険性 ボイラー及び圧力容器の危険性 ボイラーや圧力容器は、 高温高圧、可燃の内容物を保有していることから爆発や破裂の危険があり、経年劣化等により爆発や破裂が発生すると、 容器の一部や破片が周囲数百メートル以上飛び散ることがあるため、 近くで作業をしている労働者だ

          圧力容器とは

          圧力容器の種類

          第一種圧力容器 容器内で大気圧における沸点を超える温度の 液体(蒸気)を内部に保有する容器のうち、 最高使用圧力(MPa)と内容積(㎥)の積(掛け算)の値が大きいもの。 (具体的な数値は後述。) 小型圧力容器 容器内で大気圧における沸点を超える温度の 液体(蒸気)を内部に保有する容器のうち、 最高使用圧力(MPa)と内容積(㎥)の積(掛け算)の値が小さいもの。 (具体的な数値は後述。) 第二種圧力容器 ゲージ圧力0.2MPa以上の気体を内部に保有する容器。 温度上昇

          圧力容器の種類

          冷却塔のスライム障害

          スライムとは 冷却水は水中微生物の繁殖に最適な温度で栄養分を充分に含んでいます。 そのため、多くの冷却水系ではバクテリア、細菌、藻類が繁殖し、 水とともに冷却水系のいたるところに移動し付着します。 微生物、あるいは微生物が分泌する物質の堆積をスライムと呼びます。 スライムによる障害 1.冷却能力の低下 冷却塔(クーリングタワー)の充てん剤や配管あるいは冷凍機のチューブ等にスライムが溜まれば冷却塔の効率も低下します。 冷却水の効率が下がれば、熱源システム全体の性能低

          冷却塔のスライム障害

          バルブ

          バルブとは、流体を「流す」「止める」「絞る」ために、 流体の通路を開閉できる機構をもつ機器のことです。 バルブは日本語で「弁」といいます。 あまり厳密なルールがあるわけではありませんが、 安全弁、調整弁、ステンレス弁、のように、 何かの修飾語が付く場合には「弁」を用いることが多く、 単独で用いる場合は「バルブ」と言うことが慣習のようになっています。

          配管サイズと呼び径

          外径サイズ(配管径)によって「呼び径」が規定されています。 JIS規格では、「A呼称」「B呼称」という呼び径が定められ、 A呼称・B呼称どちらも示す配管の外径は同じです。 また現場では、「俗称(通称)」と言われる呼び径がよく利用されます。 A呼称とB呼称の違いは、「ミリメートル」を基準にしているか、「インチ」を基準にしているかです。俗称は、B呼称を基準にした呼び径となり、現場などで頻繁に使用されます。 A呼称とは 「えーこしょう」と読み、ミリメートル系の寸法です。呼び方

          配管サイズと呼び径

          液面計

          液面計とは、確認が必要なタンク内や容器内などの液体残を、 外から目視できるように外部に設置される機器の総称です。 流動性物体相互間の境界面を測定する為の計器の事です。 流動性物体相互間の境界面とは、 気体と液体、液体相互間及び気体と粉体等の境界面の事で これらを総称して「レべル」と呼ぶ事にしています。 用途 液面計は、石油プラントや化学プラントで使用されるタンクや貯水タンク、ボイラーなど幅広い用途で使用されています。 そうした多様な用途に応じて、様々な種類の液面計が

          エコノマイザー(節炭器)

          エコノマイザー(節炭器)とは エコノマイザーは、昔の燃料は石炭が主流だったことから、 別名 “石炭を節約する装置:節炭器” として知られています。 排気ガスの配管の途中に エコノマイザーを設置し、 排ガスが持つ熱エネルギー で給水を予熱し、 ボイラー で使用する燃料を低減 します。 コンプレッサーなどの工程で発生する40℃程度の排気を どこか別の工程の熱源として使用することができれば 燃料消費量の削減に繋がります。

          エコノマイザー(節炭器)

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          伝導率計を使用して、その他の水の電気伝導率を計測してみました。

          伝導率計を使用して、その他の水の電気伝導率を計測してみました。

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