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2024.3.18市場概況

東京では春を告げる嵐が訪れる中、
本日の日経平均株価は、1032.80円高の39740.44円で
大引けを迎えました。
先週までの下げ相場からすると神風かよ!と思いました・・・
上げ幅としては、今年2番目の上げ幅だそうです。

これだけ日経平均株価が、上昇した要因としては、以下のような感じかなと思っています。
1:米長期金利の上昇を背景とした円安進行により自動車、電子部品関連が上昇。
2:日銀の政策修正が織り込み済みのものであったことが確認されたから。
3:3月も後半に入り、GPIFのリバランスも一服したか

アメリカの金融政策について、
インフレが思った以上に粘り強く、FRBがなかなか利下げに踏み切れないという状況から、米長期金利が上昇、
日米の金利差から円安に振れ、円安で儲かる自動車や電子部品、機械関連(特に半導体)が買われておりました。
やはり日本はモノを作って海外に売って大きくなってきた国なので、
円安関連の銘柄が上がると、株価全体への押し上げがすごいですね。

また、先日、日銀の情報リークによって、
どうやら次の日銀会合でマイナス金利の解除が発表されるのではないか?(確定)みたいな報道がされました。
日銀会合を前に、警戒感を強めていた相場でしたが、
それを聴いて、マイナス金利解除で済むのであれば、
0.1%程度のものが0%になったところで、あまり現状と大差ないよねーという安心感から、再び2月頃の勢いを取り戻したような上昇相場になったのでは、と感じました。

確かに政策金利が0%になったところで、
銀行の動きはあまり変わらないのかなと思いますが、
実際にこれを受けて銀行がどう動くかは、
短期金利を注視していく必要があると思います。

また、まだリーク情報であって、
日銀会合が終わったわけではありません。

マイナス金利解除以外にも、
YCCの撤廃や、日銀によるETFの買い入れを止める
なんてことも発表されるのではと思われています。
さらに、今度は利上げについて、その時期や回数、どのくらい上げるのか等、具体的な言及がされた上に、それが市場の予想を上回っていた場合は、
パニックが起こる可能性もあると思います。

なので、今日の上昇は一旦忘れて、
明日のイベント毎を無事波風なく通過できるよう
気を引き締めていきたいと思います。

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