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へっぽこ作家が今日もゆく!

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2013年秋、小説家デビューしたはいいものの、厳しいプロの世界で悪戦苦闘、本はなかなか売れず、そしてついに突きつけられた戦力外通告。そんな小説家と名乗るのもおこがましい自分が、い…
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#逢巳花堂

第15回 同業作家陣との出会い

 2013年もいよいよ暮れが迫る頃。  一通のメールが届いた。  「電撃文庫・メディアワーク…

逢巳花堂
3年前
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第14回 作品の打ち切り、そして彼女にフラれる

「残念ながら、ファイティング☆ウィッチは1巻で打ち切りです。発行部数に対して、この2週間ほ…

逢巳花堂
3年前
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第13回 ついに商業デビュー! そして……

 2013年10月12日。  金沢にある「第7ギョーザの店」という、ホワイト餃子なる餃子で人気の…

逢巳花堂
3年前
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第12回 商業デビューへの道~その三~

 結局のところ、当初賞に応募した『バニィ×ナックル‼』をベースとして、もう一度書き直すこ…

逢巳花堂
3年前
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第11回 商業デビューへの道~その二~

 さて、引き続き『バニィ×ナックル‼』改稿の話である。  担当編集より「バニーガールはオ…

逢巳花堂
3年前
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第10回 商業デビューへの道~その一~

「残念ながら四次選考のほうは通過できなかったわけですが、原稿を読ませていただいた結果、ぜ…

逢巳花堂
3年前
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第9回 『バニィ×ナックル‼』の完成、そして

 2012年4月初め、電撃小説大賞への応募作品『バニィ×ナックル‼』は完成した。  何度も校正を重ねて、ページごとの演出(話の区切り)にまで気をつかって、ようやく出来上がった原稿を前に、私は打ち震えていた。  いける。  この原稿なら、何か賞を取れる。  そう確信していた。  完璧な作品ではない。強いて言うなら、もともと大量のキャラが出ていた連載小説を突貫工事で修正したものであるので、若干詰め込んだ感じは否めないかと思われた。  それでも、とにかく読んでいて面白い

第8回 電撃小説大賞への道~その三~

 ところで『よさりの兎』の話である。  私は某拳法を学んでおり、一応は指導者の資格もある…

逢巳花堂
3年前
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第7回 電撃小説大賞への道~その二~

 さて、電撃小説大賞へ応募するとなると、どういうネタで書くか、そこが一番の問題となってい…

逢巳花堂
3年前
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第6回 電撃小説大賞への道~その一~

 前回まではモンゴル旅行記を書いていたわけであるが、さて次は何を書こうか、というところで…

逢巳花堂
3年前

第5回 2008年、怒りと苦しみから生まれた小説『マッドバーナー』全てはそこから始…

私のこの38年間の人生において、最も苦しかった年をひとつ挙げろと問われたら、迷わず「20…

逢巳花堂
3年前
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第4回 「面白い小説を書いてやる!」という意気込みが、逆に面白くない小説を書かせて…

小説を書くということは、プロの場合は特に、他人に読んでもらうことが前提となる。読者、は必…

逢巳花堂
3年前
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第3回 処女作と、それを余命わずかの祖母に読んでもらった時の話

結婚してから2年が経ち、最近よくお嫁様が「あなたってほんと変人」と笑いながら言ってくるよ…

逢巳花堂
3年前
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第1回 小説が書けなくなった小説家

逢巳です。前回の投稿からだいぶ間が空いてしまいました。 先に宣伝です。自分のじゃなくて、戦友とも言える他の作家の書籍ですが。私と同年同月同日にデビューしました猪野志士さんが、2020年8月7日に最新作『異世界よ、俺が無敵の吸血鬼だ!~夜のハーレム性活は計画的に~』(電撃文庫)を出しました。 4年ぶりの新作であり、また彼のキャリアにおいては3つ目の作品でもあって、今回の新作の売れ行きは非常に大事な分岐点であると思います。なので、ライトノベル好きな方、電撃文庫ファンの方、異世