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100文字ドラマ案•短文集

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テレビ東京様からのお題企画で執筆したものをまとめました。因みに後日関連したものを続編で執筆する為のネタ帳と思っていただければ結構です。
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#毒親

今日はジム休館日と豪雨で外に出れず、ポイ活をせずに刺繍糸の整理に費やした。久しぶりに個室で糸巻きしても絡まりやすいことがイラつくということが課題であったが、意外と簡単にできた。それは、実母の生活の為のポイ活を病んだままでするのをやめてほしいという言葉に救われたから。

これから長丁場になる毒親介護。娘である私は、毒親でありながら、理不尽な目に遭ったところを救ってくれた感謝と共に、命を預かることを使命としている。純粋に勧善懲悪の形で喚かず、悪者であっても、誤った形で表出する気持ちを理解して欲しいということを中学時代に教えられたことを思い出す。

今日の精神科医の診察で、先日の実母の大喧嘩は医療•介護スタッフらに腫れ物扱いにされている実父のせいによる疲労であると言われた。こんな毒親介護が長丁場であるという理由で頓服の薬を毎朝飲むことの処方変更の案を出され、拒否した。その代わり、ポイ活を減らすことにした。

今日は実父の外来診察日だった。腰部レントゲンの結果、重症であり、私と実母の制止を振り切って車椅子に乗ろうとせずに、転落した要因が原因だった。入院中に主治医と病棟看護師らに非難されたことから、同居している私と実母が可哀想だと外来看護師に言われ、本当の毒親育ちの証明がされた。

昨日の実母の大喧嘩で、実父が入院中にしたコンビニで買い物したレシートと、本来は病室内で携帯での通信禁止とされているものの、内緒で私とメールをしたいが為に、病棟看護師経由でGmailアドレスを書いたメモが捨てたことを責められた。精査したら、完全に実父のミスだと断言出来た。

Apple pencilでアンガージャーナルをメモ書きしている。実父の介護で失敗すると必ずと言って良いほど実母と喧嘩し、それに至った原因を過去のトラブルに至った相手の実名を挙げて恨み節のように書き、結びつけている。30代の頃にそれを活かして仕事を進めたのが奏を功したかも。

たった今、実父が入院している病院の主治医経由で実姉から電話が来た。主治医曰く、腰痛の原因は、恐らく幼少期に交通事故による頭部損傷の影響が疑われるとのこと。実姉より四歳年下の私でさえ、赤ん坊だった為に記憶が全くなく、事実上初めて知り、とても衝撃を受けた。

長く腰痛を患っていた実父が即入院することになったということを、付き添いの実姉から電話があった。失業してから口論で悩まされていた私が平和な生活が送れそうであると言われそうだが、渉外的なことが出来ない次女の私が家を守る任務をしていることに対する不用意な発言を控えて頂きたい。

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