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depression log: 生きる屍
泣きながら飯を食べたことのある人の手を握る。
死のうとしたことある人が分かっていることは
人は簡単に死ねないということだ。
肺炎になって息が出来なくなり、救急車で運ばれた時はすうっとこの世から居なくなることが分かったのに。
私は、死そのものに対して不安を抱いているのでは無い。
死にゆくまでの過程と時間への苦しみに不安を抱いているのだ。
ご飯が食べられなくなって動けなくなる。
体が勝手に暴れ傷だらけになる。
舌を噛み口の中が赤く染る。
働けなくなって人々からの信用を失って社会的に死んでいく。
この恐怖は何なのだろう。
結局私は、世界に存在する人間各々が同じように抱えている孤独を自分だけのものだと勘違いしたり、惨めな自分を愛せなくなることが怖いだけなのでは無いか。
孤独を怖がる必要は無い。
君にも、平等に死が訪れ、最期は一人になるために死んでいくのだから。