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11月23日はジョン・ウォリスの日(架空記念日ブログ)

おはようございます。本日は令和5年11月23日(水)です。今日は勤労感謝の日で祝日でございます。

134年前の1889年11月23日にサンフランシスコのパレ・ロワイヤル・サルーンに世界で初めてジュークボックスが設置されました。
このブログの書き始めが10月9日だったのでジュークボックスの日にしました。最初の頃は語呂合わせで頑張ろうと思ってたけど、思ったより無理だったので途中から誕生日or出来事で書いてます。

164年前1859年11月23日ビリー・ザ・キッドが生まれました。アメリカ合衆国の西部開拓時代のいわゆる無法者(アウトロー)ですが、後に流行った西部劇などで義賊としてヒーロー的な役割で扱われました。そのため根強いファンが多く、彼の墓跡を削って持ち帰る人が続出し、現在は檻の中に墓石が立っています。しかし、ビリーが有名になったのはリンカーン郡戦争「ザ・ボーイズ」のギャングメンバーとして参加していたのを「ニューヨークタイムス」に報じられてからですが、特に悪い人を懲らしめた的なエピソードはありません。実は良い人だったという噂は皆無です。

ビリー・ザ・キッド(1859-1881)

今日の架空記念日は?


407年前の今日

1616年11月23日はイングランドの数学者ジョン・ウォリスの誕生日です。微分積分学への貢献や♾️(無限大)を導入した事で知られている方です。今日はウォリスを見ていきましょう。

ジョン・ウォリス(1616-1703)
ゴッドフリー・ネラー(1646-1723)作

生誕

ケント州アシュフォードで、5人兄弟の3番目として生まれた。
アシュフォードの学校に通っていたが、ペストが流行
1625年にテンターデンの学校に転校した。
1631年にフェルステッドの学校で数学と出会った。

1632年ケンブリッジ大学エマニュエル・カレッジに入学。そこで当時議論の的でもあった血の循環の学説を学んだが、彼は数学にしか興味が無かった。
1637年学士号1640年修士号を取得し、その後聖職に就いた。
1643年から1649年ウェストミンスター会議議決権のない筆記者を務めた。
1644年ケンブリッジ大学クイーンズ・カレッジのフェロー(特別研究員)に選ばれたが、1645年3月14日に結婚後、辞任。

暗号解読

このころ、フェルステッドの学校との関わりから議会派と親交があった。ウォリスは議会派が王党派の暗号文書を解読するにあたって、多大な技術的支援をしている。
当時の暗号の出来は玉石混交だった。フランソワ・ビエトのように暗号研究で成功を収めた数学者はいたが、暗号設計や暗号解読法の理論的基盤はまだ確立していなかった。

フランソワ・ビエト(1540-1603)
フランスの法律家、数学者
スペインからの暗号文を解読した以外に
円周率を求める無限乗積式を発見した人

現代のように鍵を基盤とした体系的なものとは異なり、多くの暗号は場当たり的に作られ、秘密のアルゴリズムを採用していた。
ウォリスは鍵を使った暗号がより安全だと気づき、それらを「解読不能」と評したが、そのようなアルゴリズムを奨励するほどの自信はなかった。
また、海外勢力の暗号の使用に懸念を持ち、1697年ゴットフリート・ライプニッツにハノーファーからの留学生に暗号理論を教えるよう要請され、それを断っている。

ゴットフリート・ライプニッツ(1646-1716)
ドイツの数学者、哲学者
『モナドロジー(単子論)』や『予定調和説』を提唱した人
クリストフ・ベランハルト・フランケ(1665-1729)作画

数学に目覚める

1643年聖ガブリエル・フェンチャーチ(教会)でチャプレン(宗教施設のスタッフ)となっていたが、ロンドンに戻ると後に王立協会設立の母体となる科学者のグループに参加した。
1647年に数週間かけてウィリアム・オートレッドクラヴィス数学(Clavis Mathematicae)をマスターし、ついに数学への関心を満足させ、すぐに独自の論文を書き始めた。それは様々な主題を扱い、生涯書き続けることになった。

ウィリアム・オートレッド(1574-1660)
イギリスの数学者、英国国教会の聖職者
乗算を表す「×」記号と、
サイン関数とコサイン関数を表す略語
「sin」と「cos」を導入した人
ヴァーツラフ・ホラー(1607-1677)作

1663年王立協会フェロー(特別研究員)に選出された。

ウォリスはチャールズ1世の処刑に反対する穏健な長老派に与し、独立派に長く恨まれることになった。
1649年に独立派の反対にも関わらず、オックスフォード大学の数学の教授に選任され、1703年10月28日に亡くなるまでその職にあった。

数学以外にも、神学、論理学、英文法、哲学についての著作もあり、聾唖者への教育方法の確立にも関与した。なお聾唖者の教育については、ウィリアム・ホルダーが聾唖者に明朗な話し方を教えるという功績を上げており、ホルダーはウォリスが他人の功績を横取りしたとして非難している。

数学者として

ウォリスは、三角法、微分積分学、幾何学、級数の解析などで多大な貢献をしている。著作の Opera Mathematica I (1695) では "continued fraction"(連分数)という用語を生み出している。

今では当たり前となっている負数が 0 より小さいという考え方をウォリスは不合理だとして拒絶し、スイス人数学者レオンハルト・オイラーと同様に負数は無限大より大きいという見方を支持した。負数が無限大より大きいという考え方は、x を正の大きな数から 0 に近づけていくと 1/xの値が無限大になることを根拠としている。それにもかかわらず、負数を左、正数を右に描く数直線の考え方はウォリスが考案したとされている。

レオンハルト・オイラー(1707-1783)
スイスの数学者、天文学者
オイラーの定理などを発見した
数学会の中心人物

まとめ

ウォリスは微積分で沢山の功績を残してますが、短くまとめて言葉で説明するのが難しかったので割愛させて頂きました。

今日のさわだくん

111日チャレンジ46日目

輝きだして走ってく/サンボマスター

2018年8月15日リリース、サンボマスター21枚目のシングル曲です。TBS系金曜ドラマ『チア☆ダン』主題歌。

あとがき

数学者の功績を書くのは本当に難しい、書いてても意味がわからなく何が凄いがわからない時があるし、わかってもどうやってその凄さを伝えたらいいかわからない。なので今日は全部カットしました。

昨日ですが、わかさ生活書店で衝動買いしました。

初級者のためのギリシャ哲学の読み方・考え方
いちばんわかりやすいインド神話

ギリシャ神話、インド神話と古事記は読んでてめちゃくちゃ楽しいよね。いろんな神々が登場して諸説ある中で色々と辻褄がちゃんと合ってる。読むたびに視点が違うから毎回新しい発見がある。人間関係ならぬ神様関係も複雑よね。

また明日