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文スト│太宰│イメソン

※個人的に歌詞を見て、だざむが頭に浮かぶなぁと感じたものを記録として書いておきたいだけです。曲の一部が太宰に合う!と思ったものも書いています。

完全自分の好みだけど、太宰&織田作が多いです

随時更新(最新2024.6.21)

1.誰かの心臓になれたなら

"死にたい 僕は今日も息をして
生きたい 君は明日を見失って
なのにどうして悲しいのだろう
いずれ死するのが人間だ"

織田作が死ぬ瞬間のときの太宰の心境はこんな感じだったのかなと思った。

2.初音ミクの消失

"信じたものは都合のいい妄想を
繰り返し映し出す鏡
歌姫を止め 叩きつけるように叫ぶ
最高速の別れの歌"

beast軸の太宰。信じたのは織田作が生きて小説を書ける都合のいい世界線。そんな世界の為に太宰は生きることを止め、何も知らない織田作に別れを押し付ける……

3.翡翠のまち

"僕達はこのまちで 
きっともう一度 やり直すことが許されてる
眩しくて 優しくて 普通の暮らし
幸せが溢れてる

天国へ落ちていく 垂直落下
スカートひらりと真っ逆さま
君だけが 光だよ
今までずっといてくれてありがとう
君の手が透り抜ける"

織田作から未来という呪いを貰った太宰。
闇の世界にいた太宰。けど、もう一度光の世界でやり直せてる…かな?

4.世界で一番幸せな死に方

"この全世界の人に嫌われたら
多分幸せに死ねるでしょう
さよならを言う人がいないなら
それが多分一番幸せな死に方

誰も悲しまない 幸せな死に方"

少しだけbeast軸の太宰味を感じた。
自分の好き勝手やって周りは利用しまくり。織田作にさえ見捨てられたような感じだったけど本人は納得してる。幸せな死に方。誰も(中也は分からない)太宰の死を悲しんではいない=誰も悲しまない死
唯一この歌詞と違うところは"さよなら"を言う相手がいたってこと。相手が知ってない一方的なさよならだからそこだけ見ると"さよならを言う人がいない"って言えるかも。

5.わたしの線香

"嬉しいんだ鳳仙花
達磨さん愛してた
溢れてた声はここからは聞こえないんだ

わたしの線香上げて ねぇあげて
さよならじゃないの
偶には見舞いにきてね
また明日 息を吐くの

息を吐くの"

"死"がモチーフになってる曲。重い愛情表現。
私が死んだ後に線香を上げにきてね。私を忘れないでね。beast太宰が織田作に対して思ってそう。

6.ロストアンブレラ

"僕を連れてって 染み込んでしまう前に
見えないままやられちゃうとか
どうにも出来ないからさ"

なんとなく暗く、ジメジメとした雰囲気のある曲。
ロストアンブレラ=傘をなくす
幼少期からずば抜けた頭脳で異端児だった太宰の"苦しみから逃れたい"っていう気持ち(非公式)が曲と合う…気がする。

7.あいたい

"君にもう一度 出逢える奇跡をここに
お願いしよう なんて考えたけれど
それはきっと無理 だって僕はもうすでに
君のことを見つけた時に使っちゃったから"

太宰が織田作に対して思ってそう。てか常にそう思ってるでしょ……。
DEAD APPLEでの墓参りの様子からも特に感じるねぇ……
あとは、文マヨのお盆のイベントで太宰が何気なく発した言葉「抑々、死んだ人間に会えるなんて事はないんだから」に込められた意味…。

8.祈り花

"あなたが隣りにいた季節は
永遠に 戻ることはないって わかってるのに
気づけばいつも探している あの笑顔を
涙こらえ 夜空の星へ 願い届け
彷徨いながら 孤独を感じる夜
すくった砂は 指の隙間をすり抜けてった
もう一度 もう二度と戻れないとしても
僕にくれた日々を忘れない

愛しいあなたに届け 祈り花
苦しみも痛みも全部愛に変えて
優しさに溢れた あなたに今
会いたくて 触れたくて
響け心の叫び"

これも『あいたい』とほぼ同じ理由。
太宰の織田作へ対する想いはもう"愛"だよね。

9.ロウワー

"何時まで続くだろうと同じ様に同じ様に呟く
いま忘れないよう刻まれた空気を
これから何度思い出すのだろう

僕らだけが"

これは私が書くよりネットで考察を調べる方が早いと思いますが、ラストには"歪んだ愛"が垣間見れるものでそれが織田作へ対する太宰の気持ちと似てないかなぁ…っていう感じ。
太宰治の『駈込み訴え』がメインモチーフではないものの、強くインスピレーションを受けたと言われている曲。

10.僕は雨に濡れた

"心から笑えないこと
忘れてしまえ 忘れてしまえ
伝う雫の理由を
誰にも知られず
笑うことできるから
今日を笑えない今日を
流してしまえ 流してしまえ

伝う雫の理由を
泣き止まない空
そのせいにできるから
僕は雨に濡れた"

太宰が泣いたところなんて見たことないけど、心の奥底では泣いていてほしい。こんな感じだったらいいなぁというほぼ私の願望。

11.人間失格

"いつからか僕らは気付いていた
≪恥ノ多イ生涯ヲ送ッテ来マシタ。≫
いつからか僕らは悲劇名詞で
僕らの名前は『人間失格』
生まれてきてごめんなさい
そう、『人間失格』

「さよなら、僕らの人生」"

曲名の通り人間失格がモチーフになってる曲。
気になる人1回調べて歌詞全部見てきて欲しいんですけど、凄く黒太を感じる。特に15歳辺りかな〜…

12.ジェヘナ

"「生きていたいよ」
なんでかわからないけど
「生きていたいよ」
DNAという聖書
本能も恐怖も恨まなくていい
どうせ何も変わらないんだ

「生きていたいよ」
なんの希望もないけど
「生きていたいよ」
本能は赤く脈打つの
「生きていたいよ」
「生きてたくないよ」
本当に残念だけど
僕らは生きるしかないんだ"


苦しみが続くこの世界から逃れて生きることをやめたい。でも心の奥底では"生きたい"という思いがある。それはDNAに刻まれた本能だから
太宰に凄くピッタリだな〜と勝手に思ってる。あそこまで自殺を繰り返しておきながら絶対に死なないのはやっぱりどこかで"生きたい"っていう思いがあるんだろうね。

13.溺れる宇宙猫

"エンドジエンドジエンドレス
お別れ おしまい おそらくね
エンドジエンドジエンドレス
あやまち あやまり あるがまま
エンドジエンドジエンドレス
お別れ おしまい おそらくね
エンドジエンドジエンドレス
いつかは いつだろ またあした
いつかは いつだろ またいつか"

めっちゃ暗い曲。暗くて鬱っぽい曲はだいたい合うのよね。

14.そこに命はありますか

"君は時々本を見せた
綺麗に並んだ文字の束
「人にも命はあるんだ」と
自分によく教えてくれた
私はその意味をよく知った
いつかそれが終わる日が来ると
そしてもう二度と
目を覚ますことも無いと

そこに命があるの?
それが人を動かしてるの?
「当たり前だろ」君は笑った
この先もずっと君のそばで
歌いたかった 歌いたかった
でもそれは叶わないんだ"

死にたい死にたいとしか考えられなくて"生"への執着が全くなかった時に織田作と出会う。そして織田作の死の間際に命の意味を知った。
もっともっと可能ならば永遠に、織田作のそばに居たかった。同じ時を過ごしたかった。一緒に話して笑い合える日が続いて欲しかった……。
すごく黒太宰を感じる曲。

15.拝啓何者にもなれなかった僕へ

"幼いまま歩き出してしまって
気がつけば泥だらけ声に出せなくて
胸の奥から消えてしまったもの
それは二度と取り返すことのできない宝物だ"

前に太宰について考察したときに、太宰は子供のままだよねって話をしたよな〜
太宰は絶対に弱音吐かないもんね。吐けないんでしょ。

16.未来創造日記

"僕は死にたかった
明日が来なければ
まだ貴方といられたのかもね
明日が来なければ
きっときっとこうはならなかった 多分”

織田作が亡くなった次の日にこんなこと考えてないかなぁ……いくら言葉をもらったからといってそんな簡単には立ち直ってないはず。
織田作のいない世界なんかもう要らない、死にたいって思ってても織田作に光の世界へ行けと言われたから死ねない。

17.Unravel


"歪んだ世界にだんだん僕は
透き通って見えなくなって
見つめないで僕のことを
見つめないで
誰かが描いた世界の中で
あなたを傷つけたくはないよ
覚えていて 僕のことを
鮮やかなまま"


こちらもB軸太宰。
beastでは"誰かが描いた世界"というより"自身が織田作の為に描いた世界"だね。

18.悪魔の子


"世界は残酷だ それでも君を愛すよ
何を犠牲にしても それでも君を守るよ
間違いだとしても 疑ったりしない
正しさとは 自分のこと 強く信じることだ"

beast太宰かな。世界というものは残酷で、あんなにも織田作の死に悲しみ、苦しんだけれど織田作が小説を書けるあまりにも理想の世界線を見せてくる。そんな世界を太宰はただ愛してやることしかできない。この世界線で生きる織田作を愛する。自身の何を犠牲にしても絶対に守る。たとえそれが間違いだろうとそんなこと如何でもいい。

19.あなたがいることで

"もしも明日世界が終わっても
会えない日々が続いたとしても
僕はずっとあなたを想うよ
あの日僕にくれたあなたの笑顔が
生きる力と勇気をくれたんだ
星が見えない孤独な夜でも
あなたがいる ただそれだけで
強くなれる"

織田作と一生会えなくなってしまっても、太宰はずっとずっと忘れずに想い続けているんだろう。自分に"生きる"という選択肢を与えてくれた人。孤独になろうと織田作との記憶があるだけで"生きてみよう"と思える。

20.プラネタリウム

"行きたいよ 君のところへ
小さな手を 握りしめて
泣きたいよ それはそれは綺麗な空だった
願いをを流れ星に
そっと唱えてみたけれど
泣きたいよ 届かないこの想いをこの空に"

織田作からの言葉を受けて生きようとは思っているものの、時には「織田作の元へ行ってしまいたい」そんな気持ちがぐるぐるしてないかなぁ…

21.変わらないもの

"すれ違う人の中で君を追いかけた
変わらないもの探していた
あの日の君を忘れはしない
時を越えてく思いがある
僕は今すぐ君に会いたい"

太宰≫≫≫≫≫≫≫織田作
太宰はこれからを生きてく上で織田作のことを忘れるなんてことは絶対にない。あの日の織田作を忘れはしないのだろう

22.どうして

"もういない Tonight Tonight
誰にもまだ話せない
諦めたくても 諦めきれないや
会いたいなしか出ない
今更うまい話はない もう夜明け
君と過ごせる今日が良かった
でもこのままじゃきっと同じなんだ
どうして君のこと
こんな夜に思い出してしまうの?
部屋に散らばる愛も
今は散らかる愛の戯言"

あの日の織田作を止めることなんて絶対にできなかったと頭で理解をしているつもりでも、もしかしたら引き留められたのかもしれないと諦めきれない気持ちがあったのだろうか……

23.らくらく安楽死

"らくらくお気楽安楽死
自殺が楽しいはずないし
かるがるお手軽皆殺し
命の価値など興味無し
吐く抱く悦楽安楽死
知性も理性も何もなし
結局1人じゃ逝けやしない
残念!概念!希死観念!"

自殺愛好家の彼にぴったりな歌でしょう。
自殺愛好家と言っているけど痛いのは嫌だと発言してる時点で安楽死を求めているようなもん

24.すずめ

"なんで泣いているのと聞かれ答えれる
涙なんかじゃ
僕ら出逢えたことの意味にはまるで
追いつかない
この身一つじゃ足りない叫び

君の手に触れた時にだけ震えた 心があったよ
意味をいくつ越えれば僕らは辿りつけるのかな
愚かさでいい 醜さでいい
正しさのその先で君と生きていたい"

織田作が死を迎える直前、織田作の手を触れた時に感じた己の震え。織田作の提示した生き方の正しさの上で生きていこうとする太宰。

25.caribou

"大変だ大変だ険悪だ
甲乙言葉の銃を撃つ
両方が両方を見下すもんだから
二人はいよいよ宙に浮く
言葉の弾丸が落ちていく
ラララ"

論理的な男性と感情的な女性の喧嘩、口論の歌だけど、これを太宰と中也にぴったり当てはまる気がする。常に論理的で合理的な判断を下す太宰と、感情に揺さぶられてしまう仲間思いな中也。特に青の時代の二人にハマるかなぁ

26.大不正解

"僕らは完全無欠じゃ無い
原型を愛せる訳でも無い
この無様に移ろう形を
安い化けの皮を
噛み付き合い剥ぎ取り合って
互いを見つけて来たんだろう
補い合うのなんざご免なんだ
さぁ好きに踊ろうぜ

暑苦しいのなんざご免なんだ
まぁ好きに呼べばいい"

相棒だけど別に信頼してる訳でも期待している訳でもない。ただ"信用"しているだけ。相方を信頼して補い合うなんてことは嫌だ。ただそれぞれが好きなように踊ってやる。って感じがめちゃくちゃ青の時代の双黒!

27.シカバネーゼ

"何年経ってもまた
死んだ様に生きる僕を
さあ神様 壊して 壊してよ ねえ
どうなったって知らない
カラカラに乾く僕の心臓にさ
触って 触ってよ ねえ"

ずっと死にたい死にたい言ってるけど死ねなくてそんな自分を早く殺してくれと嘆くような黒太宰に似合う

28.あしたは死ぬことにした

"Love me
死にたい 死にたい 死にたい
僕は今日も息をして
生きたい 生きたい 生きたい
君は明日を見失う
誰もが此処で産まれて
此処で命を落とすだけなのに

Kill me
消えたい 消えたい 消えたい
僕のすべて壊しても
消えない 消えない 消えない
君の名前 声 鼓動
神様もう一度だけ あの夢の続きを見させて

「おやすみ世界」"

織田作が死ぬ直前の太宰の気持ちだと思う。
小説を書きたい、生きたい織田作が明日を失って、今すぐにでも死にたい自分にはたくさんすぎるほどの明日がある。誰もが地球で産まれて死ぬのは一緒なのに。ただそれだけなのに。消えてしまいたい。自分の全てを壊して、それでも織田作の名前、声、鼓動が消えることなんてない。「お願いだから神様、一度だけでいいので織田作との日々を見せてくれませんか」

29.君の映画のエンドロールに

"やあやあ今日までお疲れさん
沢山時間が流れたね
少しばかり寂しいから
ちょっと遡ってみようか
ねぇねぇ色んな写真にさ
「少し昔」が残ってるから
拾い集めに行こうか
この音に乗せて yeah"

22歳の太宰。4年を時間換算すれば約35040時間。沢山の時間が流れたけどちょっと寂しいから織田作が生きていた昔を遡って見ようかなという感じ

30.灰色と青

"どれだけ背丈が変わろうとも
変わらない何かがありますように
くだらない面影に励まされ
今も歌う 今も歌う 今も歌う
ララララ ララララ ララララ
朝日が昇る前の欠けた月を
君もどこかで見ているかな
何もないと笑える朝日がきて
始まりは青い色"

どれだけ背丈が所属が立場が変わろうとも変わらない"何か"が双黒の2人にはある。
大人になっても2人が会えばまるでその空間だけ15歳に戻ったかのようにいがみ合う。信頼はしてないけど信用はしている関係。
そんな2人の出会いは『青の時代』

31.SKETCH

"「居なくならないでね」
「君こそね」
能天気に約束して肩を叩く
きまってどちらかが破るのさ
今回もまた僕じゃなかっただけ
震えた手はサインを作ってた
僕は何度もそれを見落とした
ねえ約束なんて「守る」っていうただの合図さ本当はただ手を繋ぎたいだけ"

双黒の歌かな。「居なくならないでね」は中也の言葉。その約束を破るのは太宰。原作軸では勝手にポートマフィアから離反するし、beast軸では勝手に死ぬ。中也は色んなところで太宰に振り回されてるね。

32.感電

"たった一瞬の このきらめきを
食べ尽くそう二人でくたばるまで
そうして幸運を僕らに祈りを
まだ行こう 
誰も追いつけないくらいのスピードで

それは心臓を刹那に揺らすもの
追いかけた途端に見失っちゃうの
きっと永遠がどっかにあるんだと
明後日を探し回るのも悪くはないでしょう

稲妻のように生きていたいだけ
お前はどうしたい?返事はいらない"

これも双黒。文ストの世界においてまだ未知な部分沢山あるけど今の所だと双黒はぶっちぎりの最強で最凶のコンビでしょ。誰にも追いつけないスピードで駆け抜ける2人。

33.例えば、今此処に置かれた花に

"あなたがどれだけの痛みを抱え
背負って悩んで苦しんだのか
例えば、今此処に置かれた花に
白々しく手を合わせる僕に解るのでしょうか

あなたが願った幸せなど
当たり前のようなものだけれど
何処にもないよとあなたは言う
こんな世界は沈んでゆく

過ぎ去ってゆくよ走馬灯の中へ
積み上げた思い出一つ残らない
旅立つあなたへの舌打ちの中
今日も変わらず世界は廻る"

めっちゃ織田作←太宰って感じがした。
織田作がどれだけのものを抱えて背負って悩んで苦しんだのか。自分には分かるのだろうか。
織田作の"小説を書きたい"という夢は当たり前にできるようなものだけど織田作はまだできないと言った。

34.from y to y

"広いベットで眠る夜はまだ明けない
また一人で夢を見るよ
君の記憶を辿る夢を
数え切れないほどの罪を重ねてきた
その手に触れたこと
君の隣でそっと生きようとしたこと
孤独の痛みで償うから
君の記憶にそっと居させて

変わらない気持ちでまた出会えたらいいね
そして手を繋ごう
そのときまで
またね"

太宰は夢を見るのだろうか、もし夢を見るならそれは織田作の夢であってほしいなって。

35.エリカの憂い

"可憐に咲く花のように
一度儚く生きて
そっと枯れたいの
もう貴方いないから
朝も夜も春も冬も
何もかもが映画のように
私を置き去りに巡る
ただ巡っている
知性の実の所為?嗚呼世界"

織田作のいない世界で生きてようなんて思えない。全てがまるで映画のように自分だけ時が止まったように過ぎていく。これは自分が持って生まれた頭脳のせいなのか?

36.心という名の不可解

"ねえ 感情の判断はどうしたらいい?
心境の分別はとうしたらいい?
証明しようもない不明瞭が
エラーを吐いては脈打つんだ

安寧も安楽もどうだっていい
後悔の人生だとしたっていいからさ
この目が潤む病の理由は何なの?

永遠と静寂の戸をたたいた言伝
私はいつまで忘れているつもりだろう"

織田作が死ぬ時に潤んだ目の理由を知ろうとしてる太宰がいてほしい。織田作が死んだことで湧いてきた感情は何なんだろう、そう思っていないかな…

37.メランコリーキッチン

"誰もいないキッチン 靡かないカーテン
いえない いえないな 独りでいいやなんて
話そう声を出して 明るい未来について
間違えて凍えてもそばにいれるように

笑って 笑って 笑って そうやって
きっと魔法にかかったように
世界は作り変わって
この部屋に立ちこめた救えない憂鬱を
おいしそうによく嚙んで
あなたはのみ込んだ"

beast太宰。執務室で一人でいるときのイメージ

38.深海少女

"悲しみの海に沈んだ私 目を開けるのも億劫
このままどこまでも堕ちていき
誰にも見つけられないのかな

どこへ向かい何をすれば?
ふと射し込む一筋の光
手を伸ばせば届きそうだけど
波に拐われて見失った"

暗闇で虚無の世界に住んでいた太宰に射し込む一筋の織田作という光。ずっと一緒に過ごせると思っていたのに波に拐われて失ってしまった。

39.海の幽霊

"星が降る夜に あなたにあえた
あの夜を忘れはしない
大切なことは言葉にならない
夏の日に起きた全て
思いかけず光るのは 海の幽霊"

これは太宰のイメソンってよりやつがれかも

40.僕は⋯

"君が僕に見せてくれた
世界はとても綺麗だったな
まるで僕が僕じゃなくなっていく
そんな日々もどこか愛おしくて
また君に恋を知る"

太宰から織田作へ。織田作に差し伸べられた手によって美しく綺麗な世界をもう一度見ることがてきた

41.だきしめるまで。

"何もわかんなくて 見えなくても
でも知ってるよ 君は優しい
寂しいことも つらいことも
きっと きっと だきしめるまで

正直に生きれなくても
上手に今日を笑えなくても
傷ついた日々 過去の夜を
きっと きっと だきしめるから
きっと きっと 愛せるように"

beast軸の太宰。何も知らない織田作に冷たくあしらわれるけど、太宰は知っている。織田作の優しさを。今を正直に生きられなくたっていい、笑えなくたっていい。織田作が生きて小説を書けるならば。

42.MAGIC

"僕はね、君のこと初めて見たとき
この世界に産まれてきた意味が分かったんだ
君を見るたび、胸がときめくんだ
そのたび君は僕を冷ややかな目で見るんだ
君に出会うまで 世の中に希望なんかなくて
自分に価値がないと思っていたんだ
僕は君のためならば何でも出来るのに
何で君は一人で生きて
ゆけるような顔をするんだ

僕がさこんなに頑張って言った言葉
君は何にもないようなふりをして
通り過ぎてったね
僕はさ知ってるよ君の最悪な性格も
でもたまに悲しそうに笑うとこが
たまらなく好きなんだよ"

太宰→織田作
太宰は織田作と出会って初めて生きていようと思えた。織田作自身はそうとは思ってないだろうけど。太宰は織田作のためならBEASTという世界線を利用してしまう。それぐらい思っているのに織田作は平気そうにする。

43.Anytime Anywhere

"だからあなたとまた巡りあったら
もう迷わない今を選ぶんだろう
約束なんてなくても
孤独に迷う日々でも
こんなに胸が痛いのは
あなたといた証かな

絶対なんてなくても
いつでも届いているから
その涙だって大丈夫 きっと夜が明けるよ"

太宰→織田作

44.糸

"どこにいたの 生きていたの
遠い空の下ふたつの物語
縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなおす布は
いつか誰かを暖めうるかもしれない"

遠い空の下で生きていた織田作と太宰はそれぞれの道を歩んでいた。そんな2人が偶然に出会って絡み合って織られた布によって救済の連鎖に繋がる。敦が救われた。鏡花ちゃんが救われた。

45.Lemon

"自分が思うより 恋をしていたあなたに
あれから思うように 息ができない
あんなに側にいたのに まるで嘘みたい
とても忘れられない それだけが確か"

太宰の織田作への気持ちは別に恋ではないけど、恋に等しいぐらいの何かだったんじゃないかな。織田作が死んでから上手く息ができない。今まであんなにずっと側にいたのに嘘のように隣には誰もいない。決して忘れることができない。

46.花降らし

"あなたの葬式を見た
なんてことのないアイロニー
形だけ何か述べて通り過ぎて行く
あぁ 私は
はらはら
一人俯いているだけ ただそれだけだ"

47.消えろ

"あぁ 僕らは なんだって何度も
心を殺して済ますのだろう
死んだような青空 壮観なビルの上
ラストシーンの中で
さよならがずっと言えなかった
初めっから僕は飛べなかった
生かされた気がした 吐き気がした
優しく呪う声がリフレインした"

48.カゲロウデイズ

"バッと通ったトラックが
君を轢きずって泣き叫ぶ
血飛沫の色 君の香りと
混ざりあってむせ返った
嘘みたいだ陽炎が
「嘘じゃないぞ」って嗤ってる
夏の水色 かき回すような
蝉の音に全て眩んだ"

この曲はある少年少女のお話。目の前でトラックに轢かれる少女を見ることしかできなかった少年が目を覚ますと事故の1日前に戻っていることが分かる。なんとしてでも少女が死なない道を辿るべく行動するが毎回死んでしまう。少女を助けるためだけのループが永遠と続いている。太宰も実はそうだったりしないかなぁという妄想。織田作が死なないようにループを繰り返すけど織田作の死が避けられない。織田作の死は必要な死だったと思い知らされる太宰がいるんじゃないかなぁというやつです。はい。

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